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欲望と願い


「楽しかったらそれでいいんかな」
「え!?いいに決まってるやん!」
そう思えたら、楽に生きていけるのかもしれない。
でも、オレは楽に生きたいと思ってるわけじゃない。
現状でも楽しいし、十分幸せだからかもしれないが。
どうも、楽しければそれでいい、なんて思えない。

心の底から、自分のために生きられたら。
自分の幸せだけを考えて生きていたと思う。
それは、人を喜ばせたいだとか、そんな部分も含めて、だ。
でも、オレはそんな生き方をしていない。
人の、世界の、あらゆるものに触れられること。ありのままを望めること。
どこか、それを追い求めている気がする。
まあ、誰かが「これはこうなんだ」と思い込んで、
そこから抜け出そうとしていないところを見ると、
「それだけじゃない」と声を荒げたくなったりはするけども。
そんな衝動すら押さえ込んで、
人のありのままを受け入れられるような自分を、
心のどこかでは求めている。

苦しみがある。悲しみがある。
一般的に負と呼ばれること、できればそのすべてを、捨てたくはない。
ぶちゃけてしまえば、あらゆることを丸ごと愛したい。
自分の中には、自分のことだけを考える、
いわゆる欲望と言うものが渦巻いていて。
やりたいことも、心のどこかにドッシリと存在しているのだけども。
その存在をなんとか押しのけたくてしかたがない自分がいる。
それのせいで見えなくなるものがあること。
それのせいで失ってしまうものがあること。
それが許せない。
せめて何が見えなくなってしまうのか、何を失ってしまうのか、
触れたくて触れたくてしかたがない。
でも、そんなことを繰り返すからこそ。
自分が自分でなくなっていくことも、感じている。
それでも、構わない。
自分を殺してでも、愛したい。
それぐらいの気持ちが、自分に刃を向けている。

今が幸せでも、将来幸せにはなれないかもしれない。
思っていることが現実になる、ということが本当なら。
オレは友人をかたっぱしから無くすだろうし、
家族とも離れて、どこかでひっそり飢え死にするんだろう。
でも、それでもいい。それすら幸せと呼んだっていい。
下手に他人と関わっても、オレにはその人を
本当の意味での理解もできなければ、幸せにもできないだろう。
できたとしても、勝手に「あの人は幸せになった」と思い込むことだけだ。
それじゃ意味がない。
そんな表面だけの他人の幸せを本当の幸せだとは思わない。

小さ過ぎる自分という存在が嫌いだ。
でもそれは、大き過ぎる何かを愛そうとする、
背伸びをした気持ちのせいだと思う。
それでもオレはその気持ちに正直でいたいと思ってる。
例えそれが自分を殺しにかかって来ても、それはそれでいいと思ってる。
というか、実際殺されるのだろう。
まあ仕方がない。
すべての原因は自分にあるのだから。

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心に引っかかること


自分は、もういいのだと、思っていた。
自分がどんなに思い詰めても、他人には関係のないことだと。
でも、他人もまた、思うところがあって。
自分が忘れかけていたことを、思い出させてくれる。
思い描いていた理想。
思い描いていた正しさ。
そうでありたいと願っていたこと。

その物事は平行線なのかもしれない。
それでもどうにかしたい。
だから足掻く。だから悩む。
他人もまた、それを望んでいるのだ、と、理解できること。
どうしてだか、喜びを感じる。
どうしてだろう。
分からない。

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そこには一人だけ


グッと引き寄せられる。
問いかけが降ってくる。
自分の中にあるすべてのものに触れようとしてくる。
オレが一体なんであるのか。
自分でも理解できないものにすら、触れようとしてくる。
思うことは多々ある。
でもそれは形になっていない。いや、概念ですらない。
そのレベルで、追求されていく。
問いかけは止めどなく流れ落ちてくる。

真っ暗。
地に足が着かない、なんてものじゃない。
地がない。上も下もない。
そんな空間に、浮いている。
風もなく、ただ浮いている。
でも。
何かを思えば、そこにはその何かが生じる。
まるで自分がその世界の神であるかのように。
いや、実際そうなのかもしれない。
自分が思い描く世界にとって、自分は神だ。
オレは自由だ。義務もなければ理由もない。
こんな世界で、オレはどうあるべきなのか。
どうすればいいのか。

気持ちだけがどこかへ飛んでいく。
置いてけぼりになる。
泣きたくなる。
どうすればいい?
どうすればいい?
誰も答えてはくれない。

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自分にとっての現実


用意された道を幸せと呼び、
用意された選択肢を自由と呼ぶ。
それは本当に幸せ、自由なのだろうか。
そもそも。
本当とはなんだったか。

本当は何もない。
何もない世界で、幸せを創り、自由を創る。
それだけの力を自分たちは持っているのだろうけど。
その力を揮うこと自体を、面倒、危険と言って、怖れ拒み遠のける。
与えられた力。喜ぶべきことのはずなのに。
どうして、怯えるのだろう。

弱いからか。オレもまた、弱いように。
いや違う。
オレは、誰よりも弱い。
『当たり前』も分からない。何も知らない。
小さくて。無力で。

醜い。

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朦朧とした意識の中で


意識が朦朧とする。
何を考えればいいのか分からない。
目的を見失った、というのだろうか。
ただただ、何かに呑まれていく感覚だけに支配される。
諭されるような、それでいて言葉には表せない声と共に。

怖れるべきものなどこの世には存在していない。
できないことなどありはしない。
すべては思えばそこに存在し、思わなければそこに存在しないだけ。
己という存在そのものは、己にとって唯一無二の神。
怯えるべきではない。お前は思うべきだ。

と。
あえて言葉にするのなら、そんな感覚で満たされている。
でもどうすることもできない。
思う、とはいえ。何を思えばいいのやら。
思うという行為は、非常に愚かしいものじゃないのか。
勝手な想像、妄想、空想。
そこには事実がない。例え自分にとっての事実だとしても。
それは本当の事実にはなり得ない。
そうじゃないのか?

なんて疑問すら『思う』のうちなのだろう。
そよ風のように笑われる。
くすぐったい。そわそわする。
なんなんだ。一体。どうなってるんだ。
考えたくて仕方がない。思いたくて仕方がない。
でも何も考えられず、衝動だけが押し寄せる。
伸ばした手が空をきる。

そのうち、自分の中で、思うことの意味を問い始める。
思うとは何なのか。思うという行為は何をすることなのか。
暗闇の中。何もない。それでも何かを追い求める。
何かを掴み取りたくて。何かを思いたくて。
真理にも似た、根本的なものを、心が求めつつある。

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