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四神の夢をみた


何か使命を背負っていた、ような気がする。
大きな大きな、日本の城のような、五重塔ような、
そんな建物の中へ入っていった。

入るなり、そこは迷路のように入り組んでいて。
仕掛けがたくさん施されていた。
階段を上っては、その階を回り、階段を上っては、その階を回る。
ただ、各階層の中央部分は吹き抜けになっていて、見下ろすことができた。
そして、回りも壁だけでなく、所々外にある廊下に出れるようになっていた。
橋は日本の橋のようなデザイン。でもすぐ底には大きな時計台がある。
洋風のような、和風のような、よく分からない町並みを見た。

最上階より一階層下の、端っこ。
木製のいかにも年期の入った茶色の梁に、
黒いマジックで書いたような日本語の文字があった、ように思う。
どう書いてあったかは覚えていないが、調べてみると、
一番下の階まで移動、というかワープできる仕掛けだった。
ゲームのダンジョンの恒例の仕掛けかよ、と内心思った気がする。
そして最後の階段を上る。
中央には部屋があり、大きな門がそこにあった。
「ここだここだ」と、なんの躊躇せず門を開け、中に入る。

そこには、3人の、神様がいた。
というか、あれは四聖獣だったように思う。
まあ、四聖獣とは造語で、本当は四神と呼ぶらしいが。
とにかく、神様がいた。
いたのは、門から入って左から、青龍、玄武、白虎、だった気がする。
そして何より面白いことに。
全員が二本足で足っており、服を着ていて、
背も高い(2.5メートルぐらいはあったかもしれない)が、
何より全体的に、太いというか、丸いイメージだった。
普通に会話もできる。

入るなり、神様たちは驚きはするものの、
すぐに「あぁ、そうか」と言わんがばかりの様子だった。
オレが来ることを知っていて、
なんのために来たのかも知っているようだった。
何か会話をしたのだけど、よく覚えていない。
ただ、白虎と玄武とよく話していた、気がする。

ふと、あまり話せていなかった青龍らしき神様と目があった。
すると。
優しく微笑んだ後、オレの方にゆっくり近付いて来て、オレを抱いた。
大きなお腹の張りに、オレの顔が横向きになって少しめり込む。
背中に回された手が、優しく、ぎゅっと、オレを抱き寄せる。
びっくりした。でも、それ以上に。
気持ちに触れられているような、
心を見透かされているような、そんな感覚に襲われた。
そして、どうしてだか、オレは泣き出した。
泣き出したオレを、青龍は、よしよし、と、深く抱いていてくれた。

場面は変わって。
オレはまた別の場所を歩いていた。
何故か、白虎と玄武を連れて。
ちょっとした森を抜け、小さな村を抜けて。
さっきの塔から見えていた、大きな橋を渡った。
渡った先は、少し高い場所(10メートルぐらい)にある屋外の祭壇のようで、
派手な和風というか中華風の飾り付けと、玉座のようなものがあった。

そしてそこには、神様、おそらく朱雀がいた。
他の四神もそうだったように、大きくてちょっとまるっこくて、
服を着ていて、喋っていた。ただ、この神様は女だった、と思う。
で、まるっこい体格に対して、大きな朱色の翼があった。
その翼が少し広がる度、おぉ、と、威圧にも似た何かを感じた。
橋を渡り終え、こっちに気が付いた朱雀は、一緒にいた白虎と玄武を見て、
「あれ?どうしたの?」といった雰囲気で、キョトンとしていた。
そして、ここでも3人の神様と会話をしていたのだが、よく覚えていない。
何か、会議にも似た、相談のような、会話だったと思う。

会話の途中だったか、いつだったか。
ふと、橋のそばにあった大きな時計台の時計部分、
文字盤の枠の下の方に、黒いコートを着た
誰かが立っているのを見た、気がした。



そこで目が覚めた。なんちゅう夢だ。
でも、不思議な感じが、起きても残っていた。
あの塔、神様たちとの会話、そして何より・・・
青龍に抱かれた、あのときの感じ。
不意に、青龍には、夢の中ではなく、
普段のオレの心の有様を見られた気がした。
その先でオレは何故か悲しくなって、泣いて。
何かこう、大丈夫、頑張れ、怯えなくていい、みたいな。
そんなものを感じた、気がする。

オレは何故泣いてしまったのだろう。
なんのために、必死にあちこち移動していたのだろう。
青龍に抱かれた時以外では、オレの心の在り方は違った。
それこそ、何かの使命のために、必死になっていた。
大変だったけど、辛いとは思わなかったし、やめたいとも思わなかった。
やらなきゃ、やらなきゃ、と何かに駆り立てられて、移動していたと思う。
でも、抱かれた瞬間に、
それまであった使命がブッ飛んでいったような、そんな気がした。
我に返ったような。そんな感じ。
嬉しい半面、何かを自分が認められなくて、泣いた、ような気がする。
そして何が目的だったのか。
考えてしまう。

あと。
起きて深く考えるまで、四神という捉え方ができずにいた。
ただ、人間の姿ではない、獣の姿をした神様がいる、としか。
今思えば、どうして四神だったのか。
よくわからない。

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感情との戦い


いろんな情報がやってくる。
その情報一つ一つにいろんなことを思う。
心の底から喜べることがあった。
心の底から悲しくなることがあった。
心の底から怒りたくなることがあった。
心の底から焦ることがあった。
心の底から後悔したくなることがあった。
心の底から謝りたくなることがあった。
結果、気持ちが複雑になって。
ゆらゆらと揺れる自分の心を感じる。

昔。
感情そのものを否定していた。
それはなんの価値もないもので、なんの理由にもなり得ないもので。
感情によって物事が変わる、なんてあってはいけないんだ、と思っていた。
今だってそうだ。
楽しいからなんなんだ。悲しいからなんなんだ。
感情を理由に物事を決めちゃいけない。
感情を伝えても無意味だ。
何かを伝えたければ、何かを訴えたければ、何かを変えたければ、
事実を提示しなければならない。

それは、分かってる。理屈では、分かってる。
でも、ふらふらと揺れるこの心は、事実だ。
落ち着かない。作業に手が回らない。
そんなとき、胸の上に手を置く。
抱くイメージで、感情一つ一つに触れる。
落ちつくまで、ずっと。
吐き出して周りに迷惑をかけないためにも、
自分の中でサイクルさせるのが無難なんだ。

「死にたい」と思い始めたそのときから。
オレは死ぬために孤独を選ぶ努力をしなければならなくなった。
死ぬために。
だからこそ余計に、感情なんてものは不要だ。
本当の絶望の先で、オレは死に辿り着く。
それが、理想であり、夢なのだから。

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生きることへの輝きを思う


・・・あぁ。
小さな箱庭から漏れる。広がっていく。
止めどなく、零れるように。
自分という波紋が広がって。
誰かという鏡に映り込む。
たくさんの人によって万華鏡を成していく。
うん。綺麗だよ。
愛してる。
でも、そこに映るべきだったのは、本当にオレだっただろうか?
怖くて怖くてたまらない。

オレは。確かに。愛した。
今という時間を生きている魚。不気味に潜む魚。
花を構成する花びら一枚一枚。
儚く沈む葉、陽気に弾む葉。
緩やかな水の流れ。弄ぶ渦の流れ。
雲は行き交う。時折走る閃光、雷。
月と太陽は浮かんでは沈んでいく。
そこに刻まれる、足跡という名の、波紋。
でも、すべては所詮プログラムだ。
『生』を知らない、プログラムだ。
だから。
『生』を表現するために。
アニメーションを担当するプログラマとして。
オレにできることを尽くした、と思う。

でも。
この世界の素案を出したのは別の人だ。
オレの自分勝手な解釈によって産まれた物が多々ある。
その世界の重要部分の大半を任されたオレは、
本当に他人から求められたをできただろうか?
いわば、これは仕事だ。
個人的思想を持ち込むべきではなかった。
指示されて動くだけの、道具として動くべきだったのに。
オレは、企画という水面に、派手に波紋を立ててしまった。
誰が波紋を重ねて余韻を残せと言った?
誰が魚のアニメーションを、速さが曲がる角度で変化させろと言った?
誰が水に浮かぶ花や草を、ゆっくり波形を描きながら流せと言った?
自分勝手な行為を、どれだけ重ねただろう?
どうして誰もそれを責めてくれないのだろう?

人が楽しそうに笑う。嬉しそうに眺める。
思い出して語る。多くの人が語る。
それこそ、自分が立てた波紋を、語る。
そういう状況なんだ、と実感してしまう度、泣きそうになる。
「それは『正しさ』じゃない。オレが犯した『間違い』なんだ」と。
何より、その『間違い』には大きな裏がある。
『自然』という概念を『生』として持っていない制作者。
『生』を邪見に扱う人々の姿。自分がやっていることに実感もなく喜ぶ姿。
きっと貴方は知らないんだ。『生』に触れられる幸せと感謝を。
幼い頃、オレが奪って酷く悲しんだ『生』が、目の前で弄ばれていく。
そしてどう足掻いても、『本当の生』には成り代われない。
そこにある『嫌み』を。
知らないんだ。

オレはきっと、社会に求められるべき人材じゃない。
自分の行為が僅かでも人の幸せを招いた、という事実があっても。
どこか悲しいばかりのオレは。
人間としておかしいのだから。

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理不尽な生


ビクっとした。
そろそろweb拍手を撤去しようか、と思った矢先。
拍手が1つ。
ここ数ヶ月なかった拍手。
これには意味があるのだろうか。
オレは、何かしただろうか。
ふと昨日の日記を読み返した。

・・・ふむ。
オレの無力さについて書いていた。
そう。そうだ。
オレに「誰かが生きることを望む」なんて大層なことはできない。
それはある意味、縛りだ。
「そのためだけに生きろ」と言い換えることだってできてしまう。
現にオレ自身がそうだ。
オレは誰かに「生きろ」と言われて生きてる。
それが苦しくて仕方がない。

でも。何かを創り出す立場として、思う。
どう存在させるべきか。
偶然の産物にはしたくない。
ただ、思いをつめこんで、絵にする。プログラムにする。
これでいいのだろうか。不安でたまらない。
本当は、オレは何も創らない方がいいのかもしれない。

「生きたい」ってなんだろう。
生きることを求める、ってなんだろう。
何故、オレは泣いているのだろう。
いや。そもそも。
オレ自身が、悲しいとされる対象なのか。
成り行きで産まれ、成り行きで生き、成り行きで死ぬ。
オレ自身が、オレに対して「悲しい」と思うのだろうか。
・・・分からない。
ただ、少なくとも、他には関係のないことだ。
オレの感情や望みなんてものは、他にとって無関係な出来事なのだから。

せめて、誰かがオレの死を願い、祈ってくれればいいのに。
そう思うからこそ。
オレは誰かの死を願い、祈るのかもしれない。
無理矢理生かされるより、死んだ方がマシなんだって。
そんな言葉を、成り行きで生まれてしまった何かに
投げかけるのかもしれない。

本当の絶望が欲しい。
拍手に「死ね」と書いてもらえるだけで、
オレの気持ちがどんなにスッキリすることだろう。
あぁ。
そう思うのなら、オレは死を望む誰かに向かって、
「死ね」という力を欲するべきなのかもしれない。
いつか自分に跳ね返ってくると信じて。
無力なりの足掻きを、するべきなのかもしれない。

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偽善者


時代変わればなくなるもの多々あり。
その分新しいものが生まれていくのだろうけど。
新しければいいってもんじゃない。
生まれればいいってもんじゃない。

せっかく生まれて来たのに、存在すればそれだけでいいとか。
可哀想じゃないか。
生まれる前から、成り行きだけで生まれることが決定付けられて。
生まれても、何も望まれていなかったりしたら。
尚のこと。

でも。
オレに何ができるんだろう。
祈る?願う?
そんなの、無意味だろ。
オレは無力なんだ。
思うだけの、偽善者なんだ。

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