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風に阻害されて


オレは他人を理解できない。
オレは他人を知らない。
その考え方、思い、在り方を、知らない。
オレは。
自分をどんなに良く言われても、どんなに悪く言われても。
それを本当の意味で理解することができない。
思い込むことはいくらでもできる。
でも思い込みは所詮思い込み。
オレは結局、知らない。
それでも。
微かに聞こえる言葉が刺さる。
そのまま受け止めていいのか、戸惑う。
奥底にある何かを見過ごしている気がして。
見過ごしてはならない気がして。

・・・。
どうしてだろう。
いつもなら、やかましい自分をもっと責めるのに。
影響を与えてしまったこと自体を恨むのに。
今だって、それが良くないことで、
誰かの何かを壊し続けている自覚があるのに。
大きな、風が、邪魔をする。
自分の中を吹き抜けて。
自覚をかき乱していく。
邪魔をされて泣きそうになって。
最後に残った「壊したくない」という意志が。
純粋な願いになっていく。
怖い。
それは自己中心的な欲だ。
外に溢れ出すべきでない欲だ。
いつか願いと裏腹に。
無知であるが故に欲のまま
たくさんのものを壊して。
願いそのものも汚れ落ちて。
何もかもなくなってしまうんだ。
願うことをやめたい。
オレが願ったところで。
自我の押し付け、破壊にしかならないのだから。
創造されてもまた壊れて。壊れて。壊れて。
消えてしまう。

消えるべきなのはオレなのに。

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自分が足りない


時間がない。
やりたいことが多過ぎる。
あれも、これも。
だから必死になって、食らいつくように作業をする。
でも。それでも。先が見えない。
かといって止まるわけにはいかない。
他人を巻き込んでしまった。
責任はすでにある。
止まるわけには、いかない。
止められない限り。
止まるわけには、いかない。

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壁を壊すために


世界に概念という壁を作ったのは人間だ。
本質を辿れば、すべてはたった一つの世界だけなのに。
まるでそれが本質かのように概念を語っては、
「だから関係ない」「だからできない」「だから違う」
と言う。
違う。違うはずだ。
それを壁だと認識しているのは自分自身のはずだ。
常識という壁ですら、自分自身が勝手に作り出した虚像のはずだ。
それが悪いとは言わない。
それを感じ取って何かを避け、怯えることは悪くはない。
でも。せめて。
自分自身が意図してその選択を選んでいる、と認識して欲しい。
もちろん。オレ自身も。
今、ここに書く言葉を選ぶことによって、
「日本語」や「文法」という壁を作り出している。
この壁は、「英語」や「絵」で壊せるものだと思ってる。
でも、今は壁の中にいることを選んでる。
そのことを自覚していたい。
自覚できていない壁だって、もっともっとあるはずだ。
オレは、知らない。たくさんのことを、知らない。
それが超えられるものであったとしても、知らない。
知っていたとしても、超えようという選択を選んでいない。
オレだって。
惨めだ。惨め過ぎる。

今日は。
朝から電車に乗って学校に行くまで。
2時間ほど、祈るように思いにふけっていた。
「誰かを否定したいんじゃない」
「壊せる壁を前に諦めて欲しくない」
「無理をさせたいわけじゃない」
「人は従うだけの道具じゃない」
「オレはきっと間違ってる」
「人の意見を受け入れられない自分が頑固なんだ」
「オレなんかに何ができる?」
「何が最善なんだ?」
「正しい選択は、どこにある?」
「誰かの在り方を否定しないまま、従うことは正しいのか?」
「誰かを傷付けまいと、守ることが正しいのか?」
「誰かを否定して、傷付けて、それが正しいのか?」
「オレはただ守りたいんじゃない」
「オレはただ壊したいんじゃない」
「どうすればいい?」
「どうすればいい?」
「お願いだ」
「誰かが作品を思い通りに創り出せる環境を用意したい」
「誰かが感じている壁を壊し、穴を埋めたい」
「オレにできる最善を尽くさせて欲しい」
「この際死んだっていい」
「金なんかいらない」
「褒められたいなんて思わない」
「感謝して欲しいわけじゃない」
「就職に使える使えない、なんてどうだっていい」
「オレが間違っているのなら、はぶられたっていい」
「追い出されたっていい」
「恨まれたって文句は言えない」
「ただ」
「人の思いを、形にしたい」
「時、色、音を紡いで一つの形にしたい」
「それを、願う」
「オレは、自分勝手かもしれないけど、願う」
少し頭痛を起こしつつ。
少し涙を浮かべつつ。
ふけっていた。

・・・オレにできることから始めよう。
明日、明後日には。
壁を壊すためのプログラムを組もう。
オレは。
壁を壊して。穴を埋めるんだ。
そのために。
この企画に参加したんだ。

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音の世界


埋もれた心。それは確かに感動だった。
でもそれは決して言葉にも想像にもなっていなかった。
夢は夢のまま。誰かに伝えることもままならず。
確かに理由の軸として存在しているはずなのに、
消えようとしていた。
そんな心に、触れた気がした。


いろんな音に触れて。
世界にはいろんな音があることを知った。
クラシック、ロック、ポップ、なんてものじゃない。
そんな音があることを、誰かに伝えたいと思った。
音の世界を、誰かに知って欲しいと思った。
そのために。
自分は音、音楽を仕事にしたいと思った。
だから。
人が音に触れられる世界を、
ゲームという仮想世界で表現したいと思った。
曲というかっちり完成した音ではなく、
自然な形で耳に入り、感じ取れる。
そんなものを、ゲームでなら、表現できると思った。

でも。
自分にはいい発想がない。
企画を立てることもできない。
だから誰かが立てた企画に参加して、
必要とされた音、曲だけを作ってきた。
その企画も素晴らしいものばかりだったから、
不満もなく参加してきた。
だから今はもう、
頼まれたものをひたすら作っていこうと思ってる。
自分から案を出すなんて、できないし、必要もない。


と。
オレには聞こえた。
間違っているかもしれないけど。
オレにはそう聞こえた。
確かに。
他の誰かの考えに触れて、それに自分が参加して、
何かが完成していく様は、とても感動的だ。
新たな発見と、完成する喜びを、得られる。
でも、それによって本当に自分が
望んでいたものを忘れてしまっていいのか?
動機として本当にあったものを、
ないがしろにし続けていいのか?

オレも。なんとなく分かる気がする。
音の世界の広さ、深さ。
普段耳にする音が、いかに単調でいかに少数か。
そこにある数値。そこにある波形。
いろんな要素が絡まり合って。振動が音になって。
起源となった場所から離れて響いていく。
「スピーカーですべての音を表現できる」なんて思い込みだ。
wavやmp3なんてレベルの問題じゃない。
音の方向も。音の質も。その発生源も違う。
そして、そんなスピーカー越しですら
感動を与えてくれる音を、オレは聞いたことがある。
テレビから聞こえて来たヴァイオリンの音。
それも、本当のプロが奏でる、ブレのない完全なる音。
まるで心の琴線に触れるような、繊細な音。
あの瞬間、驚いたことを、いまだに覚えている。

「知らないことを知る感動を誰かに伝えたい」
それはある種、学びの根底。
楽しい、嬉しい、なんて単純なものじゃない。
心の奥から共鳴するかのような。深いもの。
オレは、その感動を知っているかもしれない。
無知だからこそ。
「分かった」と感じた瞬間の感覚。
それそのものにはなれなくても。
調律がうまくいって、一つの和音になるかのような。
その感動。
それはある時は、意図せずにやってきて。
ある時は、自ら求めることでやってくる。
喜怒哀楽、好きや嫌いなんてものじゃない。
もっと奥深く。自分の根底。
そこから喜怒哀楽好き嫌いすべてが
生まれてもおかしくないような。
そんな、深さ。
「伝えたい」
その気持ち、分かる気がする。
だからこそ。
消えて欲しくない。蓋をして欲しくない。
どうにか、できないのか。
自分には。

ツールに頼っていてはダメだ。
今あるものに頼っていてはダメだ。
使ってはいけない、とは言わない。
でも。
そこに設計図はない。そこに理由はない。
あるのは、心の中だ。
言葉も、絵も、表せるのは所詮その模写だ。
手を動かして、口を動かす。
そんな手段を選んだ時点で、その行為は
人と情報を共有するためのデータ圧縮と変換だ。
フォーマット。マニュアル。
従って何かを作ることができたとしても、何を創れる?
複製できない本当の感動を知っているのは。
コンピュータによる演算でも過去のデータでもない。
一人一人が持つ、感覚のはずだ。

と。
騙るのは。
何も知らない、何もできない、
自分という人間だった。

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万華鏡




それは偶然の産物であり、その一時のみにしか存在しない美である。
気が付けばそれはまた姿を変え、新たな美として変わっていく。
確かに美しい。確かに素晴らしい。
でも、それは決して意図して生まれたものではない。
だからこそ、そこには新たな発見と、制しきれない魔物がいる。

それならば。
その魔物と友になってしまおう。
最初から命令などしない。
暴れるだけ暴れればいい。
そうやって見せてくれた美を、一つ一つすくい上げ
並べることで、一つの旋律を創り出そう。
暴れてくれなければ旋律は生まれない。
かといってすくい上げなければ、また旋律は生まれない。

遊ぼう。
その先で、見つけよう。
一つの作品を。
一つの楽曲を。

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