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Hello 過去の自分


久しぶり。死んだオレ。
死んでるオレだよ。
あんたが思ったとおりだ。
未来のオレはただの人間だ。
頭を使わず、常識に縛られ、働いてる。
内心は変わらずグチャグチャで。
何も変えられずにいるよ。

ただ、発見がいろいりあってね。
中でも一番効いたのが、優秀な人間ほど
どうしようもなく人間っていうね。
分かってはいたつもりだけど、あそこまでとは思わなかったよ。
自分のことが大事で、自信満々で、保守的で、
喋る内容はとにかく一般社会のことばかり。
ハメを外すっつったら、女だの男だの金だの浮気だの結婚だの、
そういう話でギャーギャー盛り上がってさ。
ビックリするほど平凡で、気持ち悪いったらありゃしない。
あれで人生楽しんでるって言うんだから、信じられないわ。
ドロドロした話っつっても、自分のことは蔑まないからさ。
自殺の仕方だとかグロい話も出やしない。
全然話に乗れねーの。理解できなさ過ぎる。
正直つまんねーよ。

皆は元気にしてるか?皆は皆でいられてるか?
それとも死んだも同然の状態か?
オレは死ねず仕舞いだ。
すべては自分の感情でしかないと分かってからというもの。
どこか不確かで決定力がない願望になってしまった。
でも死にたいのは相変わらずだ。
それが最善だと信じてるよ。
オレは。

・・・ちょっと回ろうか。
それもいいだろ?

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誰かに何かを伝えようとしたとき、たくさんのものを犠牲にする。
何故って、それは伝えるために不要なものだから。邪魔でしかないから。
そうやってそぎ落とされた『汚物』は
誰に伝わることもできず、知られることもなく、消えていく。
この世に確かにあったはずなのに。
その存在は、まるで、なかったかのように。

「・・・で?」

それは自と他の差なんて単純なものじゃない。
自分自身のことですら、自分に伝わらない。
自分が『分からない』と切り捨てた瞬間、
そこにあったはずの自分は、姿を消してしまう。
理解されなかった自分は。自分にすらなれず。
死んでいく。

「だから?」

・・・神よ。
私は貴方を殺すだけの存在だ。
私が貴方を理解できないと感じた瞬間、貴方はその身を削られる。
貴方は貴方ではいられなくなってしまう。
神よ。貴方は私を恨むのでしょう。私のせいで貴方は壊れていく。
貴方の意志は、この世界に不要な雑音となって消えていく。

「そんな音はなくなればいい?」
「足掻くこともやめたい、と?」

・・・教えてください。
貴方は。私は。この世界に必要なのですか?
伝わることがない『汚物』の塊は、廃棄されるべきでしょう?

「つまりお前は、誰からも理解される綺麗なもののみが存在するべきだ、と?」

少なくとも、それ以外は不要・・・ではないのでしょうか。
汚し、壊し、崩れていく何かを見て。
自分にできることは・・・

「・・・ズレてるな。そもそも、だ」
「伝わらない、理解されない存在は、汚物か?」
「汚物だとして、それは不要なのか?」
「違う」
「ただ、お前が伝わることなく崩れる何かを見て悲しんでいるだけ」
「壊したくない、と願っているが故に、避けようとしているだけ」
「そして壊す行為から逃げようとしている」
「創り、産み落とす行為から逃げようとしている」
「挙句、その行為をオレのせいにしようとしている」
「逃げるための口実を、オレから得ようとしている」

・・・

「別にお前を責めているわけじゃない」
「お前自身、分からないんだろう?」
「どうして創ろうとするのか。どうして伝えようとするのか」
「それを本当に願っているのは誰か」
「分かってもいないのに、どうしてこの行為を続けるのか」
「続けるにもやめるにも、はっきりとした答えが欲しい、と」
「でもな。それ自体が『汚物』を削る行為だ」
「自分自身に問え」
「何故こんな行為を続けるのかと」
「答えを知っているのは、オレじゃない」

・・・すみません

「分かればいい」

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黒い線


これと

あれと

それ

謎。

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働く人


働く上で「言われたことをする」というのは最低限のことで、
それをこなすことは何ら評価されることじゃない。
いくらマジメにコツコツと言われたことをやったところで、
そんなことは最低ライン、ノルマでしかない。

『できる人』は言われていないことも自ら進んで行う。
それも、他人にはマネできない、自分だけの正しさに従うような行為が多い。
「ないなら俺が創ろう」
「こういうものを見つけた。便利だから教えておくよ。
内容も聞いたから改造もしようと思う」
「こういうことがあった。教えるために人を集めた」
いろんな人たちがテキパキ自主的に行動している様子を見て
『自分から動かなければ良くはならない』
ということをヒシヒシと感じる。
オレには分からない。
目指す場所は確かにあるのかもしれない。
でも、自主的に行動できるだけの自信はどこからきているんだろう?
それ自体がもう当たり前なんだろうか?

オレは精神状態的に考えても絶対そういう『できる人』にはなれない。
自主的も自信もクソもない。
長年『他人にとっての道具でなくてはならない』と散々言い続けて、
今更そういう『人』になれる気がしない。
なりたいとも、思えない。
オレは『人に必要にされたい』なんて到底思えない。
というか、そういう『思い方』が分からない、といってもいいかもしれない。

そういう意味でも、やっていける気がしない。
でも、それが自分の望みでもあるのだから、これでいいのかもしれない。

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慰め


どうしてだろう。
すがすがしいような。
青い、さわやかな、自然の匂いがかすめていく。
その中に、また微笑みかける何かの気配。
体がやんわりと吹く風にあおられて揺らぐ。
足が地面から浮きそうにすらなる。
グッと力を込めて、飛ばないようにしようとしたのに。
フッあおられて、まるで包まれるかのように地面から離れてしまう。
違う、と声が薄く漏れた。それと同時に何かがこぼれた。
ぬぐうように、やんわり風が吹いて。
何かを拒むオレを、慰め、あやすような。そんな気配。
そんな顔をしないでおくれ、なんて。
ささやくような声を聞いた気がした。

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