ブログ

遠いなぁ。
喜ばないとなぁ。
続けないとなぁ。
いけない子だなぁ。
な。
うん。

平凡な毎日。
平和だ。
文句の言いようが無い。
でもだからこそ。
償うべき罪を意識しなければならない。
自分が成すべき行為。
地獄を味わい苦しむこと。
オレには足りない。
犯した罪に対して、自分の苦しみが余りにも小さい。
自分が犯した罪の重さを理解しなければならない。
心の死を。
知らなければならない。
その先で。
オレは何かのために生きなければならない。
道具として。
本当の死が罪ならば。
自我の死を。
死を。

神には敵対する悪魔と呼ばれる存在がいるらしい。
神は悪魔を包容することができず、
仕方なしに怒り争うそうだ。
・・・本当にそうなんだろうか。
世界は今も尚調和し、規律を保って回っている。
物理法則は守られ、光や音も存在する。
生まれては死に、生まれて死ぬ。
新たな規律は決して生まれず、
そして歪むこともない。
絶対的な規律の元に存在するこの世界に
悪魔が存在したとしても、世界は決して乱れない。
乱れるのは人の心であり、乱れた心が
心の中に悪を生んでいるだけじゃないだろうか。
世界には神もいなければ悪魔もいない。
心の中の世界にそれらの存在を造り上げる人間がいるだけで、
本当の世界には存在しないものなんじゃないだろうか。
それはまるでプログラムを待つコンピュータのように。
指示を待ち続け、実行されると共に回るだけの世界。
実行結果を導き出しているだけの世界。
そう思える。
だからそこには何もない。
プログラムを持たないコンピュータ、本来の世界の姿は。
なんの知識も持たず、ただ規律だけに従っているんだろう。
人は実行結果を見て、思う、フィードバックする。
そして一つのクラスが持つメソッドを利用して、
世界に命令を書き加えていく存在なんだろう。
そう思う。
だから。
始めにこの世界、このコンピュータに、
プログラムを組み込んだ存在こそが神であり、
きっとその神はプログラマのように、
すべてを理解しているわけではない。
きっと、規律しか、理解していないんだ。
だからこそ実行結果を待っている。
この世界というアウトプットを待っている。
そういう存在がいるんだと。
オレは思う。
所詮その世界の中で動く
一つのクラスのインスタンスたるオレには、
決して知ることのできない存在。
全知全能と呼ぶにはほど遠い創造神。
貴方がオレをどうプログラムしたのかは知らない。
ただ。オレは。
この世には善とも悪とも呼べるものは何一つ無い
ただの実行結果なのだと、そう思う。
どうだろう。
創造神よ。

今日は今日とて。
プログラミングをして。
報告書を書く。
平和過ぎる。
幸せ過ぎる。
それを知ってる。
文句を言えるはずもない。
だからこそこの今を、満喫しよう。
そう思う。

また罪を犯すんだろうか。
また誰かを傷付けるんだろうか。
オレは誰かの道具として使えるようなものなんだろうか。
いや。
オレは道具として求められ使われた。
その度に道具を求めた当人を深く傷付けた。
オレは何も知らなさ過ぎた。
何も知らないオレは多くのことを問いただした。
オレは何をすればいいのか。
オレが埋めなければならない穴とは何か。
求められているものとは何か。
その完成系とはどのようなものなのか。
そのためにとるべき手段は。
そのために必要となる犠牲は。
最善を尽くすために、道具として成すべきことがなんなのか
何も理解できないオレは問うことばかりに集中して、結局何も成せなかった。
それどころか、質問攻めにあった当人が精神的に壊れてしまった。
オレは道具としては向いていないのだろう。
かといって自我を持ち行動することも許せそうにない。
オレから他人は遠過ぎる。
欲しいと思われた能力を持つ持たないどころか、
その能力がなんなのか理解できない。
結果誤った方向に走って、過ちばかり繰り返す。
もし本当に何かを成せたとしても、
それを理解する頭すらない。
どこまで無力なのやら。
それだけ世界が広いと思うと。
嬉しく思える。
オレは知らない。
何も、知らない。