ブログ

つらい。
ただただ、つらい。
馬鹿げていて。
苦しくて。
嫌になる。
まるで競争相手がいないマラソンのよう。
意味などあるのだろうか。
ただただ走って。
オレは何がしたいんだろう。
どうして目指すのだろう。
理由が分からない。
分からないまま走り続けて。
終わりが見えてくる。
どうしてこうなってしまったのか。
分からない。
気持ち悪い。

終わりが近づく。
ゴールが見えてきた。
オレがただただ目指していた場所。
願いと共に進み続けてきた先。
無意味な場所へ。
無価値の証明へ。
終わりがやってくる。
やっと。
終われる。
自分が終わる。
嬉しい。
そう思った。

つらつらと。淡々と。
オレはどこかに向かって自分の気持ちを語った。
すると。
誰かがやってきて微笑んだ。
なんだか悲しくなった。
何かを期待する自分に嫌気が指した。
すると誰かが悲しそうな顔をした。
オレは悲しめるつもりはなかった。
だから慌ててなだめようとして手を伸ばしかけて。
そんな自分にまた嫌気が指して。
手を引っ込めかけたら、その手を掴まれて。
まるで祈るように両手で掴んで、頭を垂れて。
どうしたらいいか分からなかった。
ただ、語っていた自分の気持ちが反復するように通り過ぎて。
「どうせ届かないだろう」「意味なんてない」
なんて言葉で自分の気持ちをかき消そうとしたら。
誰かがそのまま静かに泣き始めて。
なんだか苦しくて。分からなくて。つらくて。
「ごめん」とだけ言い放った。

また歩みだす。
立ち止まって。
やっと諦められると思ったのもつかの間。
まだ、まだ、と。
進んでいく。
何もかもボロボロで。
地獄の中をさ迷うようで。
それでもオレは生きていて。
悲しくなって。
苦しくなって。
これが呪いなのだろう、と。
受け止める自分がいる一方。
これこそが罪なのだと。
自分を責める自分もいる。
あぁ。
終わりが欲しい。
ただそれだけ。
それだけなんだ。

ああ。
オレはまた。
意識朦朧のまま。
時は過ぎ。
義務は。
呪いは。
終わらず。
まだまだ。
苦しみは。
終わらない。
大嫌いだ。
大嫌いだ。