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自分の愚かさばかり目に付いて。
嫌な気分に囚われる。
でも。
そんな自分に誰かが近づいてきて。
時に愚痴をこぼし、時に助けを請い、
時に疑問を投げかけ、時に共感を語る。
一体なんなのだろう。
聞きたいことが山ほどある。
でも実行には移さない。
そんなことをオレが知ったところで、何ら意味はない。
ただ気になる。
それだけ。
なんなのだろう。
オレはただ死にたいだけ。
それだけなんだ。

どうして。
何故。
思うべきこと。
考えるべきこと。
いろんなものが降り注いで。
流れ出して。
溶け出して。
オレは。
どうして。
壊れていく。
ああ。
もういい。
どうだって。
どうだっていい。

あぁ。
過去の自分。
今の自分。
未来の自分。
自分とは一体誰だったのか。
分からない。
誰かが言う。

何も知らないお前にお前という境界線などない。
故にお前は無であり、すべてだ。

酷い言葉だ。
でも事実と言えばそうかもしれない。
オレなんてどこにも存在しない。
世界も、どこにも存在しない。
すべてはオレが見ているもの。
ただそれだけ。
見えるものすべてがオレのもの。
オレだけのもの。
すべては自分の理解の中。
そうかもしれない。
でも。
それだけだ。

いろんなことを考え、いろんなことをこなしていく。
オレは何をしているのだろう。
価値などない。
そうかもしれない。
ただ言われたことをしているだけ。
それは無意味？
誰かのため？
いや。
分からない。
何も。
なんの確信もない。
オレを無にしているのはオレではない・・・？
いや。
何故。
違う。
嘘だ。
オレは何も分かってない。
何も。

本当の意味でやるべきことをやる自分に落ち着く。
考えるべきと断言できることをこなす自分に落ち着く。
でもそれは保証の裏返しで。
なんの変哲もなく。
与えられたことをこなすだけ。
それでいいの？と誰かが言う。
ピクリと反応する。
何故そんなことを問うのか。
でも。
その問いに不安を覚えてしまう。
気持ち悪さを覚えてしまう。
我が侭な自分。
オレは。
これでいい。
本来あるべき自分とはこうだ。
だからいい。
いいんだ。