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時間がない。
歩みを止めるわけにはいかない。
先へ。先へ。
オレはどこかに向かって進んでいく。
どうしてだろう。
理由は分からない。
何故自分がそこまでするのか。
理解できない。
それでも。
オレは。
何かを求め。
手を伸ばし。
死すら覚悟する。
オレは。
オレは。
あぁ。
ただ。
生きているだけ。

まだ。
まだだ。
まだ足りない。
オレは。
どうしても。
しがみつきたくて仕方がない愚か者で。
時間がない。
でも。
でも。
それでも。
オレは。
諦めたいとも思えないんだ。
お願いだ。
殺してくれ。
この果てに。
死を思いたいんだ。

時間ばかり過ぎていく。
心に残るのは焦燥と罪悪感。
嫌になる。
ただただ嫌になる。
オレはどうしてこうも。
愚かなんだろう。
あぁ。
オレは。
なあ。
もういいだろ。
殺してくれよ。
それだけなんだ。
ただ、それだけなんだ。

残念ながら。
幸せを感じる瞬間がある。
自分が幸福であること。
自分が自分として何かを口にできること。
誰かの何かに自分が喜べること。
そういうことが普通に起こる。
よくない。
こんなことはよくない。
そう言いたい。
でも何故言いたいのだろう。
何故否定したいのだろう。
それは他人にとって不幸だから？不要だから？
何故？
ただ。
そう。
ただ、自分のことが嫌いなだけ。
それだけなんだ。

自分自身と向き合う。
自分が自分に対して怒りを口にし。
自分が自分に対してなだめの言葉を口にする。
どうして自分はこうも意味が分からないことになるのだろう。
気持ち悪い。
でもどこか納得している。
そこがどうにもこうにも理解できない。
何故納得しているのか。
納得している理由が分からない。
意味不明だ。
あぁ。
気持ち悪い。