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誕生日パーティー2

ニユウ「・・・ねっ」

ライナ「どうしたの?」

ニユウ「なんさい?」

ライナ「・・・私には年齢なんてないわ」

ニユウ「・・・?」

ライナ「あったけれどねじれてしまったもの」

ニユウ「・・・よくわからない」

ライナ「分からなくていいわ。分かっても仕方ないもの」

レイス「・・・」

ソブリン「・・・申し訳ありませんでした」

レイス「何故お前が謝る?お前には全く関係ないだろう?」

ソブリン「いいえ。これは一族の長の地位にいる限りは永遠に消えぬ過去の傷です」

レイス「だとしても所詮過去。背負っても仕方ないことではないのか?」

ソブリン「あなた達親子のような悲劇を繰り返す訳にはいかないのです」

レイス「例えそうだとしても・・・」

ソブリン「レイシス様。我が一族の生き神様。どうかここは何も言わず私の謝罪を素直に受け取ってください」

レイス「私は・・・神の名を語れるほどの存在ではない」

ニユウ「・・・ちゃっぴー」

ソブリン「ん?」

ニユウ「またかたいおはなし?」

ソブリン「うん。仕事だから」

ニユウ「・・・なんさい?」

ソブリン「僕?12。ニユウと一緒だよ」

ニユウ「・・・いっしょ?」

ソブリン「そう。いっしょ」

ニユウ「・・・うれしい・・・な」




キニーネ「くーりゅーさん♪」

空竜「は、はい」

キニーネ「どうですかこのリボンは。あ、ひょっとしてこっちの方がいいですか?」

空竜「いやあの・・・(正直どうでも・・・)」

キニーネ「ジャビさーん。これどうですか?くーりゅーさんに似合ってません?」

ツイン「う、う〜ん・・・そうですねぇ・・・(耐えろ空竜・・・!)」

キニーネ「くーりゅーさんったら髪の毛を切ってしまられたので、どこにつけていいのか悩みます・・・」

スパイク「首は〜?首ってよくない?」

キニーネ「ん〜チョーカーみたいでいいかもしれませんね。これなんか首にするにはぴったりかしら・・・?」

空竜「ぐぇっ・・・」

ツイン「ちょっ!!リボラーさん締め過ぎ・・・!!」

キニーネ「えっ!?あら大変!!」

ツイン「あら大変!じゃなくって早く緩めて緩めて!!!(あ、哀れだ・・・)」

スパイク「わ〜い死んじゃう?死んじゃう?」

ツイン「そんな縁起の悪いこと言うな!!!」

空竜「ゼェ・・・ゼェ・・・」

キニーネ「ん〜リボンはしっかり結ばないと栄えないし、首はやめておいた方がいいのかしら・・・?」

ツイン「そ、そうですね・・・」

スパイク「・・・あっ!!」

キニーネ「ジェレイド?どうしたの?」

スパイク「アジオルが端っこで死んでる!」

ツイン「死んでねぇよ!ありゃあスネてんだ」

スパイク「なんで?」

ツイン「一人山奥でひっそりと暮らしてるのが好きなヤツがこんなことに連れて来られたらどうなる?」

スパイク「あ〜・・・なるほど〜・・・」

ツイン「・・・(こいついっつも思うけどチビのクセしてなんでこんなに理解力があるんだ・・・?)」

スパイク「アジオル〜!」

アジオル「・・・なんだ」

スパイク「元気ないね。やっぱり辛い?」

アジオル「いや・・・ちょっと・・・」

スパイク「何?」

アジオル「僕の歳って何歳なんだろう・・・と思っただけだ」

スパイク「ボク5歳。ママ23歳。ツイン21歳」

アジオル「聞いていない」

スパイク「ん?」

アジオル「僕はいつ生まれたのだろう。ふと会場を見ていて考えてしまった・・・」

ツイン「・・・そういやお前、昔の記憶がないんだったな」

アジオル「・・・あぁ」

ツイン「見つかるといいな。お前のオヤジ」

アジオル「・・・・・・」




フロウ「バイザーさん。息子さんが来ているらしいですよ。会わなくていいんですか?」

バイザー「・・・会ったところで何も変わらないさ」

フロウ「でも・・・」

バイザー「それより傷はもういいのか?」

フロウ「はい。おかげさまで。ありがとうございます」

バイザー「逆だ」

フロウ「え?」

バイザー「礼を言うべきなのは私の方だ。お前に会って世界の見方が変わった。ありがとう」

フロウ「そこはお互い様です」

バイザー「・・・そうか」




空竜「なんだか結構みんな話してるね。時間軸無視してるってのもあるけど」

ラルフ「まあなんでもいいから盛り上がればそれでいいんだがな!」

空竜「え・・・(ひょっとしてオレの誕生日パーティーなんてのは形だけか・・・!?)」

ラルフ「そういや何人か招待したのに来なかった奴らがいるんだが・・・理由知らないか?」

ジャック「あぁ弟のロンとオヤジは来ないって断言してたぞ」

ラルフ「どうしてだ?」

ジャック「・・・ライトがいるから」

ラルフ「??」

空竜「だろうなぁ。ガロマは特にライナとレイスもいるし・・・仕方ない」

ラルフ「何が気に食わないんだ?せっかくの盛り上がるチャンスだってのに」






おい。

「・・・あんたも来るんだ?こんなところに」

自己中。愚か者。何をしている。

「馬鹿をしてるよ」

約束の日は自ら消し去ったか?

「違う。もう来た後だ。オレはもう帰った」

いや違う。お前は帰ってなどいない。

「確かに厳密に言えば帰ってないかもしれない。でも大丈夫」

どう大丈夫だと言う?

「自分を自分で否定していて相手に否定されることがなかった」

否定された時点でお前は他人を傷付いている。

「わかってる。でもこのまま何もしないことにもどうやら人は傷付くらしいんだ」

・・・・・・。

「だから少しあがいてみるよ。でも危なくなったら全力で止めてくれていい」

その時は昔のように全力でお前を否定してやる。

「ありがとう。0」

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