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回答の懇願

今日の風はいつもよりもどこか弱々しく
皮膚を撫でる風の音もほとんど聞こえず
まるで漂うかのように優しく吹いていた
空を覆う雲は違う意味で少し荒れていて
薄い雲の下に入道雲と鱗雲が入り混じる
日も少し傾き見た目では涼しく感じても
どこかじりじりと照りつけて汗が滲んだ
目の前を通り過ぎて行く蜂とアキアカネ
改めて耳を澄ませばセミの声は遥か遠い
短い命も役目を終えて消えてしまったか
夏と秋が交錯するような駅からの帰り道
世界を成すその存在を喰らうと言うのに
人は容赦なく確固たるものを作り上げる
また田んぼを潰し家が建とうとしている
窓から見るその骨組みは視界を邪魔する
そこにあった命も抵抗できずに消え去り
出来上がったものは季節に作用されずに
我が儘な人間だけにその命の存在を許す
人は知っているはずなんだ
そこから目をそらしているだけで
見て見ぬふりをしているだけで
何故人は人のために生きられても
命のためには生きられないのだろう
何故喰らう数を減らすばかりで
喰らわないという選択が出来ないのだろう
きっと理由がある
きっと答えがある
ただ知らないだけ
だから見てるだけ
何も知らない人間に
手を出す権利はない
地球よ
泣きたければ泣いてくれ
貴方の真の意を
オレは知りたい
貴方が望むなら
オレを捧げよう
人間を恨むなら
人間を恨ませろ

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