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『断崖絶壁今何処？』
『今学校でバス待ち』
『こっちは昨日のが風邪っぽくなってヤバい』
『同じくナニで腹痛い』
『つか酷すぎで学校から家に帰るまでもたんかもしれん』
『マジか。頑張れ』

・・・と、死にそうな姐をメールながら応援したにも関わらず。
２限目で家に帰れる状態になったにも関わらず。
腹痛くて痛くて死にそうにも関わらず・・・





『酷い。人身事故で○○行きが○○止まりになった』





『え？こっちは何事も無いけど。（人身事故が起きた）場所は？』
『わからん』
『・・・把握した。○○から代わりの電車出てるからそっち行った方がいいかもしれん』
『場所知らんて』
『５分後に電話する』
『いやこっちまだ電車やから着いたら電話する』

・・・・・・

「・・・もしもし？」
「あのさ。駅で聞いたらこっちまで電車止まってて行けへんらしいわ」
「ありゃま」
「○○で途中まで行けてもその先ないって」
「そうか・・・」
「そこで電車動くまで待つか、ゲーセン行って時間潰せ」






「・・・腹痛くなかったらマジそうしたかったわ」







「あぁそうか可哀想に。頑張れ」
「はい頑張る」
ぷちっ。
エスカレーターでホームへ。
・・・・・・
止まった電車と、次の電車が目的なのに電車が来ず、
どうすることも出来ずに地べたに座っている人が数人。
電車の中はちゃんと座っている人ばかり。
座れなかった人達はどうやら諦めたか、その辺で時間を潰しているようだ。
とはいえ座れる場所があっても時間を潰しに行っている人もいるらしく、
席がぽつぽつ空いていた。座れるだけでもかなり助かる。
座ってアナウンスを聞きながら軽く寝る。





そのまま１時間が過ぎた。






やっと電車が動き出した。

家に着いたら予定より１時間半程度遅かった。
あぁ。腹痛い。