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「またつまらないこと考えてたでしょ」
なんだ悪いか。
「誰も悪いなんて言ってないし。ど〜したん？」
いや。最近さ。変にオープンになっちゃったなって思ってさ。
「変にオープン？」
だってさ。いつもなら一人で完結してたとこをグチグチ書くようにはなったろ？
「ふんふん・・・」
の割には会話になると変化もなく一切オープンになってないし。
「そこもオープンじゃないといけないわけ？」
いや・・・変化がないといつも通りで平凡だしいいとは思うよ。
だけどさ。生きるって決めたら答え探しで何らか切り出さんといけんと思うんじゃがし。
「なるほど」
つーことは、このままじゃいけんのよ。けど誰か傷付けかねない。
それは却下だしどうしよう？って話。お分かり？
「さっぱし分からん」
・・・お前相変わらず相槌だけして話一切理解してないな。
「理解はしてるよっ！ただなんでそんなグダグダグダグダグダグダしつこく考えるかなチミは」
グダグダ多すぎですから。残念。
「切腹ー！ってちげぇよ！」
はて。違うといいますと？
「そもそも答えだとかそんなもんいらんだろうに。生きてるなら生きてるでほっとけっつの」
お気楽極楽とは正にことこと。
「そこのどこが悪いんじゃどこが！」
誰も悪いなんて言ってないし。
「うわ・・・カウンター・・・」
まぁね。確かにその通りだわさ。答えなんてあってもなくてもどうだっていいんだろうさ。
個人に気にしてるだけだし。
『理由がないなら選択肢が存在する。生は選択肢であり強制ではないでしょう・・・？』
あぁ出た。いらっしゃいまし本日のご用件は？
「オレはお前が嫌いだっ！！」
うひょっいきなりそれ？
『その感情。何故疑われることはない？それは本当に嫌いという感情？』
「そもそも感情なんていらない・・・とかまた言うんだろ！！聞き飽きたっ！！もうウンザリじゃ！！」
『飽き？飽きがすべてを終わりに導く？諦めもそう。何故道の先を見る前に歩みを止める？』
「それも強制じゃないだろうにっ！絶対最終目的地を見なけりゃならんのかあ゛ぁ゛！？」
『いいえ。強制ではないでしょう。しかし常に人は歩みを止めることでしか解決していないでしょう？』
「だからどうなんだよ」
『自分の目指すものを掴み損ねることを終わりと呼ぶのは可笑しなことだと私は思います』
「勝手に思ってなさい馬鹿」
あぁまた喧嘩ですか。喧嘩は外でやって下さい。
「それ嫌みか嫌みだな嫌みなんだな！！」
ある意味？
「お前のせいだろうに！！けっ・・・」
おうオレが１００％悪い。分かってる。
『器・・・その内に秘めるものを外界に自然に存在させる者・・・』
はいお呼びですか。
「ウザいぐらい比喩好きだなお主は。つか！そもそも内を作るなそこっ！」
へいすんません。
『私は・・・』
「まだ何か言うっすか・・・」
『この世界が決して外と交わることがないと思っていました』
オレが悪いんす。すんませんすんません。
『けれど現にここで僅かながら外と繋がっている。これは進歩ではないのですか』
・・・オレを認めるのか。
「まあ。オレもそれは思うかな。変わったよお前」
変わった・・・ねぇ・・・散々変わりたくないっつってたのに。
「自信過剰」
・・・へいすんません・・・
『最早ここは平行世界ではない』
・・・おう。
「ついでに言わせてもらいやすわ。あんたも変わった。ちょっとは好きになれそうだ」
『・・・くだらない』
「・・・」
『・・・』
まぁ・・・いいか。いいや。うん。