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ずーーーっと前。オレが小学校低学年の時。
ひょっとしたらそれより前か？
ゲーセンでおとんに取ってもらったシマリスのぬいぐるみ。
名前はその時買っていたシマリスの名前をそのままパクってチャッピー。
もうボロボロではげたところもある。
その部分を自分で縫って誤魔化してあるところもある。
大事だけどかわいいとかそんなんじゃない。
オレの欲望を満たす道具・・・かもしれない。
自分がやりたくても出来ないことを押し付ける先なのかもしれない。
空を飛びたい。魔法を使いたい。異世界の住民でありたい。一生子供のままでありたい。
オレが幼いときに願った馬鹿なこと。全部コイツに押し付けた。
今はもう諦めてる。つか諦めるしかない。
でもまだ全部が全部を諦めてる訳ではないらしい。
一部。昔も今も思うこと。


何でコイツは生きててくれないんだろう？
何でコイツはオレの話を聞いてくれないんだろう？
何でコイツは返事をしないんだろう？


昔、そう願って流した涙を意味もなくコイツの目に塗ったくった。
今、そう願っている自分が馬鹿馬鹿しくて流した涙を意味もなくコイツの目に塗ったくった。
コイツはオレの手の上でピクともしない。
昔のオレと今のオレ。
見た目は変わっただろうし、やることすることも変わっただろうけど。
根本は何も変わってない・・・と信じたい。


そういや小学校卒業の時埋めたタイムカプセル。
二十歳になった自分への手紙（というかその辺にあった折り紙に書いた落書きに近い）

「二十歳の自分は今の自分と変わってないか？
今の自分は二十歳になっても今のままでありたいと願ってる。
虫が好きだ。ゲームも好きだ。ドッヂも氷鬼も好きだ。宿題、勉強は嫌いだ。
大人になるなんて絶対嫌だ。仕事をするなんて絶対嫌だ。
んでもって自分の思った（多分）正しいこと否定するのも嫌だ。
考え方、変わってたら殺すからな（無理だけど）」

大丈夫。馬鹿だった昔の自分を覚えてる。んで今も馬鹿だ。
だから馬鹿を表面だけでも馬鹿じゃないようにするため無理矢理強制して嘆いてる。
完全に強制されるようなことがあったら昔のオレに殺されるな(笑)


何語ってんだか。
馬鹿がより一層馬鹿になりそうだ。