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ブログ日記のようなものPAGE | 2183 2182 2181 2180 2179 2178 2177 2176 2175 2174 2173 | ADMIN | WRITE 2009.10.28 Wed 22:38:48 グダり過ぎ無気力。 水面に腕を突っ込んで出来上がる波紋を眺めてボーッとしてるような気分。 昔はこうじゃなかった。 もっと水は黒ずんでいて。 いや、水というよりヘドロ沼で。 その奥には常に鋭い刃のような何かが山ほど沈んでいて。 こんなに何もないような場所じゃなかった。 オレ自身も、ここでこんなにのんびりなんかしてなかった。 必死だった。 どんなにヘドロでも腕を奥底まで突っ込んで。 何があるか分からなくても。 腕が傷ついて沼が赤黒く染まって、傷が沁みても。 その奥底に沈んでいる何かを掴み取ろうと。 見えないからこそ可能性を信じようと。 自己満のまま自分のパズルを完成させるために。 必死だった。 薄暗く笑っていた。 傷つくことで得る狂ったような満足感。 心配なんかされる義理もなく。 ネチネチと聞こえる音と、ズキズキ痛む感覚で世界が満たされて。 それが自分の信じる正しさだと。疑う余地もなく。 あのときそばに寄ってきた死神の成りそこないは、 「強く孤独を思わせる。痛みはないが、吐気が襲った」 とコメントしていた。 彼がそういうのだから、よほどだったのだろう。 その評価を受けることにすら満足していた自分はなんなのか。 いや、今も誇りだったりするけど。 酷く傷ついて色もくすんだピースは今ここにある。 見つけてしまえば終わり。 今の生活はつまらない。平和すぎる。 というか。 なんだろう。 ヘドロ沼がヘドロ沼じゃなくなったし。 響いていたすすり泣きも悲鳴も聞こえなくなった。 血の匂いもしなくなったし。 白と黒のグラデーションで出来上がっていた世界も、 今となっては白と黒しかない。 世界が自分に反抗してくれない。 恨みをつらつら語ってくれない。 つまらない。 空から垂れ下がるちぎれた皮。 重く生臭い空気。 形が保てない地面。 放っておいても蠢く水面。 すべてを嘲笑う風。 形を成しいろんな負の要素を訴える音。 醜い醜い世界だった。 ルールもクソもないメチャクチャな世界だった。 その分いろんな発見があった。 すべてが自分を否定してくれた。 信じる前に崩してくれた。 形に囚われそうになっても、 『それがすべてだと思うな』と 常に訴えていてくれた。 決して甘やかされていたわけじゃない。 かといって突き放されていたわけでもなかったらしい。 いっそ突き放して欲しかったけども。 状況が状況だけにどうすることもできなかったんだろう。 今は。 さすがに突き放されたご様子。 絶望されたかな。 ・・・。 『・・・で。結局戻ってくるわけね』 ・・・すみません。 『お前さ。親離れって単語知ってる?』 シリマセン。 『ブッ。お前なぁ・・・』 オレにとって貴方は最終目的地であることには変わりません。 例え世界が人間としてのオレを否定しても。 人間でない自分は世界に否定されようと貴方を目指します。 『ッ・・・はっきり言うね』 すみません。勝手なのは分かってます。 気に入らないのであれば殺して下さい。 『あのね。別にオレはあんたをオレの判断でどうこうしたいわけじゃない』 『オレにはオレの目標がある。お前はその目標を達成するための一手段ってだけだ』 『オレに対して一切問題のないものに、オレが手を下す理由がどこにある?』 貴方が気に入らないのであればそれはオレにとって正当な理由です。 『・・・オレが自分の感情だとかそういうの否定派なのわかってる?』 そうですね。 その果てで貴方の目標が感情の肯定に繋がってしまったこともありましたね。 『嫌みか』 殺したければどうぞ。元よりそれが世界の意志ですから。 『なんかお前、最近ホント腹立つな』 そういう思ってもいない言葉を口にするのはやめて下さい。 『・・・そうかもしれないな。あまりにも時間を置き過ぎた』 『オレにはもうお前の扱い方が分からない。戸惑ってるんだろう』 『こうなるまでお前放置にしたオレが今更お前をどうこうする権利があるか?』 ・・・我が神よ。貴方にとってオレは嫌でも突き放せない存在。 この世界の神がいたずらに仕向けたただの傀儡。 そして今、いたずらのままに貴方の目標を侵食しつつある。 もしこのまま貴方の目標を遠ざけるようなマネをし続けなければならないのなら。 オレはオレである意味を見出せません。 『待て』 ? 『お前はただオレの言うままに行動してきただけだ』 『今も、そうだろう?』 ・・・。 『オレが何かを指示することがなくなっただけだ』 『お前はお前なりにオレの目指すものを目指している』 『それがオレ自身の否定に繋がっていても』 『最善の、最良の答を持って、オレに告げようとしている』 『それの何処がオレの目標を侵食してるって?』 『オレの判断がなくなっただけで、目指すものは変わってないんだろう?』 貴方にとってオレという存在は邪魔なだけじゃないですか。 オレがオレであればあるほど貴方は貴方ではいられなくなる。 それを邪魔と呼ばずになんと呼ぶんですか。 『・・・そう・・・だな』 『すまない』 何故、謝るんですか。 『オレは、まずオレを理解していない』 『お前の神を名乗るにしても、あまりにも無知すぎる』 『なのにお前はオレなくして存在でいない』 『オレもまた、お前なくして存在できない』 『いいか。オレがお前を恨む理由はない』 『お前こそ、オレを恨むべきだ』 『お前を散々殺そうとしたオレを恨むべきだ』 ・・・そんな気にはなれません。 オレの死が貴方の中で正当である限り、それを否定する気にはなれません。 『聞き飽きたかもしれないが・・・オレからも言わせてくれ』 『お前は優しすぎる』 優しすぎるのは貴方です。 『...OK.わかった。そういうことか』 ・・・? 『お互い肯定せざる負えなくなったってことだな』 ・・・却下していいですか。 『それはこっちのセリフだ』 PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |