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オレ的世界観


オレから見たオレの状態、と言われると、いろいろ分かりかねるところはあるが。
オレから見たオレのシステム、と言われると、まぁある程度自分の解釈はある。
世界観・・・というよりも、世界と自分の繋がり、というか。

まずはフツーに世界がある。
普段学生生活を送って、平凡な日々を送っている世界。
当然、世界は学生生活で出来上がってるわけじゃないけども、
まあ今はその辺の話がしたいわけじゃない。

次に、自分の世界がある。
といっても、ただの空想というだけの世界じゃない。
自分から見たフツーの世界、の模写。
つまり言うところの、オレ的世界解釈。
それに加えて、空想。
あり得ないことも、あり得そうなことも、グダグダ考える、空想。
どちらにせよ、あくまで自分の中での世界だから、
フツーな世界が自分の世界に影響することはない。
パイプを除けば。

パイプというのは、結局のところ自分の体のこと。
まあどちらかと言うと、自分の世界を入れてる器、という解釈の方がいつもの解釈。
一番の問題点であり、命綱。
確かに思ったように動いてくれるし、喋ってくれる。
何かあれば音として認識したり、感触として認識してくれる。
でも、所詮やっていることはそれだけ。
『思ったように』といっても、そうならないこともある。
『認識してくれる』といっても、いろんな情報が欠け落ちていく。
これがなくなれば世界と自分の繋がりが途切れる。
ってか、やりとりする情報にノイズが多過ぎて邪魔にしかならないので、
むしろパイプ折っちまった方がどっちも楽だろうに、とも思わなくもない。

で、今度はそれぞれどこまでを自分の意志でやっているか、になってくる。
まず、普段の生活でのやりとり。これは前記同様器の役目。
でも意志に直結した動きをするわけじゃない。
それこそ、思い通りには動きません。
そこで出てくるのが1人目。いわゆる動言を決定する役回り。
何をする、ここで何をいう、とか。
情報にノイズがかかる前の、吐き出すデータを作るのが仕事。
さらに2人目。これは吐き出すデータの元を作るのが仕事。
いわゆる生データであったり、データベース。

生データはいくらあっても問題はない。
問題があるとすれば、吐き出した後でも使えるもので
あるという保証が何処にもないこと。
2人目がポコポコポコポコデータばっかり増やしても、
1人目がいざ使う判断材料にしようとすると、役に立たない。
これは・・・外には出せないだろ、的な。
まあそれが遠慮という形であったり、言葉にできないという形であったり、
いろいろ原因はあるけども、とにかく直には繋がらない。
更には実際吐き出す際には器を通すのだから、もう本来の役に立つ代物じゃない。
言ってしまえば『これなくても一緒じゃね?むしろ邪魔じゃね?』レベル。

逆の場合は、器がフツーの世界から持って返って来たデータは、
1人目がデータを自分が理解できるレベルまで分解して2人目にパス。
2人目はそれを使ってデータ作り。
これもまた問題があって、1人目がデータを分解するときには、
自分が理解できるレベルまで分解できないと、そのデータは捨てるしかない。
つまり、どんなに重要なことであっても、理解できないと
まず2人目のところにすら辿り着かないことになる。

さらに問題があるとすれば、データベースの在り方だ。
役に立つかどうかも不明。正しいかどうかを証明する理論もない。
もしその理論を知ろうとしても、それ自体にノイズが入ってしまうから、
結局その理論が正しいかどうかも分からない。
ただ、自分の中で空想をする分には何の被害も出ない。
むしろ、勝手に理論を作ったって問題ない。
とはいえフツーの世界で通用するものからすれば、ほど遠い。
意味のないゴッコ遊び、といった感じにしかならない。

さて。
今のが昔書いた小説の根底部分の設定です。
・・・あれ?そんな話じゃなでしょうに???
いえいえ。あの小説自体がノンフィクションであり、フィクションですから。
おっと深入りするべからず。
それこそノイズで、理解なんか到底できませんよー。

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