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花の一生


自分がこれからどうしていきたいか。
誰に言われたでもなく、ただただ衝動的に。
どうしていきたいか考えたとき、やんわりとイメージが浮かび上がる。
それは自分が欲しいものであり、表現したいものであり、作りたいもの。
ふわふわと浮かんだそのイメージに触れてみる。
ただ純粋に、遊びたいとか、楽しいとか、その先に知りたいとか。
そんな感情と、それを表した形のないもの。
これを言葉で表現するなら、おもちゃじゃないだろうか、と思った。

前から自分が作りたいものはゲームではなくおもちゃだな、とは思ってた。
ただ、漠然としていて、どうにもこうにもアウトプットできない。
でも代わりに、ピタゴラ装置のように。
何かきっかけがあると、カタリカタリと動き出す。
1つイメージがはっきりしたものへと変わっていく。
それの繰り返し。

今日見つけたもの。
それは見るだけのプログラム。
花が咲く。花が受粉する。花が枯れる。種が落ちる。
ただそれの繰り返し。
何もしなくてもいいし、風として受粉の手伝いをしてもいい。
でも、自分は見ているだけで1時間を過ごしてしまった。
こんな感じのものを作ってみたい。
そう思った。

そこにあるルール。
それが生み出した結果。
見ているだけなのに、何故か夢中になる。
小さい頃見た玉の時計のように。
作り上げられたカラクリの中で。
カタン、カタンと動くだけ。
それを見ていることが、どこか好きだった。

探したいな。作りたいな。
そう思う自分がいる。
あれやこれや、騒いでいる自分がいる。
そんな自分を見て、悲しくなる。
ダメなんだよ。それは。
そんなことを楽しいとか思うのはあんたであって、誰でもないんだよ。
またやってくるかもしれない。
逃げ場のない現実が。悲劇が。
そんな風に思っているオレのところに騒いでいた自分がやってきて、
柄にもなく、自我を持って語りかけて来た。

ありがとう。いつもいつも心配してくれて。
でもね。その心配で泣かないで。
どうすればいいのか考えて行動する度に、
何かを選んで何かを捨てる度に、
なくなっていく何かを悔やんで泣いて泣いて。
最善を尽くすために、何かを守るために。必死になって。
もう心配なんかしなくていいんだよ。大丈夫。
自分が泣くことになったって、耐えられるから。
誰かを恨んだりしないから。
守られてばかりで、泣いてる貴方に何もできないことの方が。
それがもう変わらないって諦めることの方が。
辛いんだよ。

そう言われて。
自分がなんのために必死になっているのか。
よく分からなくなった。
オレはあんたのために頑張って来たのか?
違う。でも。
あんたの見る世界の中で、何かを守ろうとしてた。
それはつまり。
あんたの見ている世界が変わらないようにしていた、とも考えられる。
だから。
何かが変わってしまうことから守ってた。
それはあんたがまだ見ていない世界で。
見ていない、が、見える、に変わる瞬間ですら、許さないようなこと。
変わってしまうことでやってくる何かから、自分は何かを守れない。
その何かが直接あんただとは言わないけども。
変わってしまった場所でやってくる何かに。
オレは怯えていたのかもしれない。そう思う。

オレは結局何も守ってない。世界もあんたも守ってない。
ただその2つが交わって変わっていくとこに怯えていて。
突き放そう突き放そうとしていて。
結局その労力が何もかも傷付けて。
何をしていたのか分からない。
交わることで突き放した傷よりも大きな傷を、
どちらかが負いそうで怖かったのかもしれない。
傷を負う可能性に怯えて。
オレは心配性なのかもしれない。
いや、心配性なんだろう。

もういいんだろうか。
こいつを自由にしても。
こんな疫病神を自由にしても。
いいんだろうか。
やっぱり心配だ。
いっそこいつを殺してしまった方が。
世界のためにもこいつのためにもなるんじゃないかって。
そう思えて仕方がない。
例え本末転倒だと言われても。
それ以上の悲劇を招きかねないこいつを。
自由にしていいはずがない。

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