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遠い夢


久々に自分の世界に浸った。
見慣れた部屋で目を覚ました。
そこにはいつも通り死神がいて、声をかけられたけども。
話し方が分からなくなってた。
どう接したらいいのか。
そもそもなんでここに自分がいるのか。
我が儘な自分に吐き気がして。
昔のように話す自分にはなれなかった。
自我が保てないような。そんなかんじ。
逃げ出そうとしたけども、死神に止められた。
逃げたところで何も解決しない、とかなんとか。
何を解決する?と、自問して。
きっと自分の中のよく分からないものじゃないか?と自答する。
そもそも。
自分が死神を作った理由は、自分を殺すため、壊すためだった。
でもよくよく考えてみれば。
殺して欲しいのも壊して欲しいのも、自分ではない自分だったのかもしれない。
自分が嫌いなのも自分が怖いと思っているのも、そんな自分かもしれない。
なんて。余計なことを考えつつ、引き連れられていく。
リビングにはいつものように魔王がいた。
本当に。どう接していいのやら分からない。
自分が彼らと対等に喋っていたかどうかすらあやしい。
いや。実際は。
そこに本当の自分はいなかったのかもしれない。
自分の世界を創った自分としてはそこにいたこともあったかもしれない。
でも、ただこういう存在である自分としては、初めてここに来たのかもしれない。
連れられては来たものの、彼らはとくに何も喋らなかった。
何故喋らないのかは薄々感づいていて。
自分が昔以上に幼稚になったな、と実感する。
本当に。言葉が出ない。
昔は。
素直にいろんなことを喋っていたような、気がする。
今は。
そんなことをしても無駄だと、どこかで思ってる。
自分の中で何かを解決しても、それはなんのためにもならない。
だから喋ることも考えることもやめてしまったんじゃないだろうか。

昔の自分はなんだかんだで自分のことしか考えてなかった。
自分の言葉に矛盾したことしかしなかった。
後悔してもしきれないし、償おうにも償いきれない。
自分に絶望したのかもしれない。
その点死神や魔王は、絶望する前の自分が創ったもので。
自分が一番幸せでいられた時に創ったもので。
今の自分にとっては救い以外の何でもないけども。
だからどうした、とも。言えなくもない。
・・・いや。違う。そもそも。
ここにはもう一人いたんじゃないのか?
オレが神と呼んでいた誰かが。
その人が自分にとってすべての規律で。
その人が自分にとってすべての理由だった。
あの人は今頃。
オレに絶望しているんだろうか。
いや。違う気がする。
無言で何かを訴えてる気がする。
そうだ。
自分の中にあるよく分からないものは。
きっと。あの人の訴えだ。
久々に0の話を聞いてみたくなった。

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