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考えだけの世界


本当に的を射た言葉は。
否定するつもりでその言葉を見ても、うなずくことしかできない。
嘘偽りのない言葉。同情よりもさらに確固たるもの。
そういう言葉を目の当たりにすると、今まで自分が出して来た結論において
何が正しく何が誤りなのかを思い知らされる。
そしてそんな過去の産物以上の、新たな疑問と答えも与えてくれる。
自分を傷付けるためにある言葉ではなく、何かを気付かせてくれる言葉。
久しい感覚。そういえばそうだ。
自分は誰かを傷付けたくて言葉を綴るんじゃない。
気付いて欲しかったり、気付かせて欲しかったり。
本当はそうだ。でも結局傷付けて。
それが、恐ろしく怖い。

今日は。そう。
大きな大きな気付きをもらった。
自分を蔑む心とはまた別の、
自分を完全だと言い切るだけの力強いもの。
それはただの気付きでありながら、
信じることができれば本当に力強いもの。
自分から見た世界が、自分に教えてくれるもの。
前置きはまあこのぐらいで。
とにかくそんな話。

自分は不完全で。なにも知らない。
だから何もする権利が無い。
誰かのように、自分として生きることができない。
そう思っている。
でも。そんな自分が見ている世界。
確かに自分は知らない。知らないけども分かる。
世界は、不完全じゃない。
人の手を加えずとも、ゆるりゆるりと巡る。
数式のないところにも、完全たる何かが存在している。
そんな完全な世界に、自分がいる。

世界が不完全な自分を許している、なんてものじゃない。
世界は案に言っているのかもしれない。
こんな世界にお前が存在している。
それこそが、お前が不完全じゃないという証拠だ、とか。
重い重い言葉が、そこにあるような気がした。
確かに何も知らない。小さくて小さくて不要としか思えない。
それでも完全であり、世界を狂わせるような歪みを持って、
自分はここに存在しているわけじゃない。
それを知ることが、すべての始めにあるべきだと。
そんな言葉。

そしてもう一つ。
自分の成すべきことについて。
産まれたばかりだった自分の意識を追って、
そこにあった自分の成すべきことを思う。
あのとき。自分には『考える』という行為がなかった。
考えて得た答えから、自分の行為を決定するようなことが無かった。
いわゆる直感。
そしてその直感を頼りに生きた結果、オレは過ちを犯した。
それは恐怖になって、オレは考えることから逃げられなくなった。

でも。今でも考えずに行動することがある。
後々になって毎回後悔となって、自分に厳重注意するのだけども。
それでも抑えきれない、考えに囚われたオレからすれば、
大馬鹿もの以外のなにでもないもの。
それを見つめては貶す。が、貶すと同時に大きな何かを感じる。
自分を内側から突き動かす何か。それは果たして『エラー』なのか。
違う。それは間違いなく自分で。
あってはならないもの、ではない。
それもまた世界の一部として、完全な何かとして。
自分の中に存在する何かじゃないのか、と。
なのに自分はしょうもない思考で押さえつけ。
殺そうとしてる。

自分が望んでいる結果を求めても意味がない。
その結果を導くための思考なんかさらに意味がない。
考える、というのは、決して必要なことじゃない。
自分の中にある遊び道具でしかない。
遊び道具に自分を縛られてしまってはダメだ。
無から何かを創り出せる力。
それを扱う自分の本心こそ。
世界が自分に与えてくれた完全だ。

オレの本心は常に無気力だ。
考えが導き出した答えにのみ従い、
本心がそれに従わない場合は愚かと呼ばれ、裁かれる。
でも最近は考えるべきことから解放され、
徐々に徐々に、奥底から手を伸ばして来つつある。
ゆるくなった束縛をするりと抜けて。
遊びでしかない考えを越えて、力を持ち始めてる。
昔は自分の中で自由に存在していたもの。
遊んでいるつもりが規律となって自分を縛り付けて来たもの。
なければ良かった、と言えば嘘になる。
でも、それだけがすべてじゃない。
もっともっと。世界は広い。

オレの本心は自分の考えが見せる世界に絶望してる。
すべてか言葉にできてしまう世界。
すべてがプロセスとして処理できてしまう世界。
表面だけの仕組みが空回りする世界。
自分(本心)にまっすぐ問いかけてくれない世界。
そして何より、自分(本心)の存在を許してくれない世界。
そんな世界を感じて、泣いてる。
本心は知ってる。世界がこんな形をしているはずがない。
もっともっと。愛せる世界があるはずなのに。
考えが導き出した答えが、そんな世界を見せてくれない。
小さな小さな理論でねじ伏せられて。
それでも本心は逃げなかった。
その答えをまっすぐ受け止めて。
自分の自由を奪われても、幸せだと言ってくれた。
そんな優しさに付け入って。調子に乗って雁字搦めにした。

オレは。本当は。自分の優しさを知ってる。
散々貶しても貶しても、そうだね、と笑う自分を知ってる。
あんたは人を殺すんだろ、なんて言っても。
そうかもしれない、と逃げもせず答えてくれる自分を知ってる。
この世にお前は必要ない、と言い切っても。
そうだね、と流す素振りもせず、まっすぐ答える自分を知ってる。
そしてそんな優しい言葉を真に受けて。自分をでっち上げて。
罪人、馬鹿、といっていても。
幸せそうに笑ってくれる自分を、知ってる。
そんな自分を叱らない自分を、知ってる。

自分は自分に言ってくれる。
悪気があってそうしてたわけじゃないんだよね。
自分のために、誰かのために、そうしたんだよね。
ありがとう。
いつだって。そう言ってくれる。
本当は。知ってる。知ってるけど。
恨んでくれない自分が。一番嫌いになりそうで。
そんなこと。したくないのに。
だから誰かに恨んでもらおう、なんて。
もっとも馬鹿な思考が巡り始める。
それも止めない自分がいる。

どうして自分が自分の首を絞めるのか。
その答えを『考えて』出した。自分に怯えて、出した。
でもその答えに。本心は文句は言わずとも、何かを思ってる。
オレはその思いに耳を傾けたことがない。
考えに沿わないものを『無価値』と呼んだから。
じゃあもし耳を傾けたら、なんて言ってくれるだろう。
それ自体が罪のような気さえする。
その感覚が怯えだと本当は知ってる。
聞いてみたい。本当は。聞いてみたい。

そっと。哀れだ、と言われた。
本当は守りたいものを守れず。
矛盾だらけなのに信じることしか許されず。
得た結果を正ではなく負としてしか受け取れず。
常に考えの種を求めて。
種を見つければまた考えで雁字搦めにし。
ありのままを受け止められない。
常識も愛も永遠に理解できない。
それでも必死で。哀れだ、と。

自分を自分に認めて欲しいとは思わない。
誰かに自分を認めて欲しいとは思わない。
でもどんなに必死になったって何も手に入らない。
自分がバラバラにできなかったものを見て泣く。
自分がバラバラにしてしまったものを見て泣く。
行為だけが残る。
痛い。悲しい。つらい。
どうしたらいいんだ。
どうしろって言うんだ。
本心にそんな気持ちをぶつけても。
そっと笑ってくれるだけ。

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