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世界観を思い返す


最初から最後まで自分しかいない。
それは悪いことでも、良いことでもない。
ただそういう事実があるだけ。
そのことをふわりと受け止めていく。
そういうものなんだよと、自分にそっと言う。
違和感を感じて眉をひそめたくなる自分に、改めて思う。
自分は『ありのまま』を受け取れなくなっている。

何事にも、問いと答えを求める自分。
説明できないことはない。疑問があれば答えはあるはずだ。
それを自分は知らないだけで、求めれば手に入るんだ。
そう思っている自分がいる。
でも本当は違う。全部自分が創り出しているだけ。
だから本物はそこに存在しない。
いつだって自分の作り上げた『空想の理解』や『空想の事実』の内側。
そこに閉じ込めるために本物を傷付け、挙げ句、
空想を空想と知っていて、その無価値さを嘆く。
自分の愚かさを重々知って、そうやって生きて来た。

オレは。
他人に自分のありのままを受け止めてもらえるとは思ってない。
その人が知らない一面が必ず自分にはあって。
それが表に出れば、その人を裏切り、傷付けることになる。
自分がよかれと思っても、それが人を憎んで殺すような勢いで
存在してるんじゃないか、とか。
そんな自分を他人は求めてないんだよ、と。
本当はその根底にあるものを何も理解していないのに。
守るべき『当たり前』がそれだと、どこかで信じていた。

それ自体が宙に浮いた定理だった。
根のない理論。自分が嫌った当たり前。
心のどこかで、その中に閉じこもることで、
自分に当たり前を教えられるとでも思っていたんだろう。
でも結局は、理解したくもない当たり前を創り出していただけ。
フワフワと浮いた、不安定な世界を創り出していただけ。
当然そこから学ぶこともあった。
それと同時に、何かが見えなくなっていた。

他人には自分のことが分からないから、
自分のありのままを、他人は受け止めてくれないんだ、なんて。
自分が自分の当たり前に閉じこもって、
他人の理解できない領域に閉じこもって、
それを絶対的だと思うようになる。
本当はそれで他人に『当たり前の愚かさ』を知って欲しかったんだと思う。
でも、だから自分は本当に愚かになった。
他人のありのままを受け止められない自分になった。
最終的に他人のみならず、すべてを受け止められなくなった。

相変わらず、何も信じていない、信じられない自分。
愚か者として自分を演じることは一旦休憩しようか。
他人に知って欲しかった愚かさを、自分が知るべきだ。
人の言葉を『当たり前だ』の一言で否定し肯定する行為。
まるでその人が、誰かにとって絶対的な存在であるかのように。
その人が振る舞っているという状況。
知っていたはずなんだ。自分は誰かを縛ることなんかできない。
自分の言動すべてが、他人にとってはただの助言やノイズでしかなくて。
それを受け止めるか受け止めないかを、他人が決めて行くべきなんだと。
そんな他人がいるということを信じていなかっただけ。

誰かの言葉を聞くことができる。
それを受け止めることもできる。
でもそれを自分の世界に閉じ込めるために壊しちゃいけない。いけなかった。
そう。ありのままを受け止める。
『違う』という概念を捨てる。
『そうなのか』とすべてを聞き入れる。
無理に理解せず、感じるがままを受け止める。
見捨てもしないが手出しもしない。
そんな心で、せめて一度は世界を見てみるべきだ。

最も自分の中で大きくなったもの。敵対心。
お前に何が分かる、と突き放したもの。
確かに理解からほど遠い。でも突き放すべきじゃない。
『当たり前』という言葉に恨みを持つこの心。
恨むべきじゃない。それもまた一つの大きな概念。
それは分からないことへの言い訳じゃない。
崩れることのない、絶対的とも言える平穏だという印。
だから信じることができる。
ただ、自分には信じたいものが他にあった。
それだけだ。

さあ。
自分が信じたかったものはなんだったのか。
それはきっと頭で理解できるようなものじゃないんだろう。
感じている。よく分からないもの。衝動。直感。
それがもたらすものに怯えるのはやめよう。
受け止める。受け止めるんだ。
まずはそこから。

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