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ブログ日記のようなものPAGE | 2587 2586 2585 2584 2583 2582 2581 2580 2579 2578 2577 | ADMIN | WRITE 2010.12.03 Fri 22:36:59 分からない自分だけの世界に閉じこもって話をしようと思う。 誰かに何かを伝えようとするようなことを、したくないから。 ただ、ただ、自分の思うことを、書いてみる。 オレは。 オレが何が好きで、何か嫌いなのか、分かってない。 というか、何も分かってない。 分かっていないからこそ、常にすべてを疑って、 丁寧に丁寧に、作っては壊し、作っては壊し、概念を築く必要がある。 だから何かを信じることはできない。 必ず、とか、絶対、とか、何も分かっていない自分には分かっていないから。 何より。 自分のことのはずなのに、理解できないことが山ほどある。 今理解できている自分のことすべてが自分だとしても、 その理解を追うこともできていない。 何を理解しているのか、分からない。 そもそも自分は、存在しているか? それすら分からない。 すべてはただの現象で、『自分』なんて言えるようなものは無いのかもしれない。 ・・・。 分かってはいない。 でも。ある。何かが。 幾度と自分について考えを深めていくと、 感情の塊のようなものに辿り着く。 そこに意識を集中すると、何故か涙が出てくる。 それがなんなのか分からない。 ただ、それに意識を集中させていると、 別の何かが近くにある気がしてくる。 柔らかい、風のような、声が聞こえてくる、気がする。 それは。 泣きだすその塊を優しく包み込んで、話しかけている。 どうしたの?大丈夫だよ。泣かないで。 とか。そんな感じ。 その2つを、理解しようとしている、とりあえずの自分は、 まるで1mほど離れた位置にイスを用意して 座っているかのように傍観してる。 目の前で起こっている出来事がどういうことなのか、 理解しようとして感じているもの、見ているものを追ってる。 感情の塊らしきものは、その感情を、自分に投げかけている。 訴えている先は、この理解しようとしている自分、じゃないだろうか。 でも理解できない。泣いている理由がどうも分からない。 いや、分かっているのかもしれない。 理由らしきものは、ちゃんと伝わってきている。 ただ、それを言葉にできない。 そして何より、自分はそれを理由として認めようとしていない。 あぁ。また泣き出した。 一方、風のような、形のない何かは、取り乱すようすもなく、 ただひたすら、その塊に向かって言葉を投げかけ、なだめている。 例えるなら、子供をあやす親だ。 そういえば。 最近、時々、塊の方がその言葉を呑んで、泣き止むことがある。 それと同時に、理解しようとしていた自分の思考が溶けていく。 多分、感情の塊は、理解しようとしている自分の半面で、 理解の届かないものとして、自分の中から押し出されたものじゃないだろうか。 いや、勝手な理解かもしれないけど。 自分の思考は溶けて、泣いていた感情の塊は泣き止んで、 そこから先はよく分からない。 でも記憶が無いわけじゃない。説明ができないだけ。 多分、理解と感情が入り交じったような状態なんだと思う。 そんな状態の自分らしきものを、その形の無い何かが包んでいる。 そしてそのまま時間が流れていく。 すると、ある瞬間、その状態に耐えきれなくなって、暴れたくなってくる。 嫌だ、怖い、いらない、死ねばいい、殺してくれ。 穏やかだったその状態が一気に乱れ始めて、 形の無い何かが、優しくそれをなだめようとして。 それでも、一度生じたその感覚が勝って、 また泣き出して、理解が、理解できないものを、壊そうとする。 刃を向けるように、というか、もう刃が食い込んでる感じ。 自分の手で、自分の何かを、掴んで、食い込んで、抉っていくような感じ。 気が付いたら、また最初の状態に戻ってる。 意味が分からない。 いや、分かっているけど、認めようとしていないのかもしれない。 泣いているそれは、まぎれも無い自分だ。 そしてそれはエゴの塊だ。 理解もしていないのに、行動を起こす。その根源だ。 その存在を許せない。 そこに存在することを許すことができない。 想像を越えた出来事を招いた。 その出来事は取り返しのつかないものだった。 だから、許せない。 その償いをしなければならない。 ・・・。 気付けば、形の無い何かが、こっちに来てる。 こっちに向かって、その優しさを振りまいている。 決して、許せないこの自分を否定しようとはしない。 ただ、何か、答えを待っているような、そんな感じがする。 でも。答えははっきりしてる。 その答えこそが、泣かせる原因だとは薄々知ってる。 それでも、その答えが間違いだとは思っていない。 例え、このまま泣かせ続けて、その感情の塊どころか、 自分そのものも壊れてしまうとしても、間違いだとは思っていない。 何故だろう。 今度は形の無い何かが、何かを訴えてくる。 違う、と、言うような、でもはっきりそうだとは分からない。 でも、違うと、訴えているように感じる。 何が違うのか分からない。 感情の方は、その答えに対して泣くだけで、抗おうとはしていない。 理解はしているから、納得はしているから、かもしれない。 それにもかかわらず、自分を殺そうとする自分を、形の無い何かが止める。 違う、違う、と。 違うと言うわりには、何がどう違うのか、言わない。 というか、違うと訴えるそれを消してしまえばいい。 そう思う。だからそうする。 振り払うように、丁寧に、丁寧に、散らす。 寄ってくることもなくなるように、 寄せ付けるような原因を断つ。 関わり合いを持ちたくなくなるような、 そんな形相をして、殺意を剥き出しにする。 それでもそれはそこにある。 形が無いのだから、どうしても払いきれない。 そして、違う、違う、と繰り返す。 分からない。意味が分からない。 もうさっさと根底を断とうと、 自分に向かって殺す気で刃を向けようものなら、 まるで嵐のように吹き荒れて、止めようとしてくる。 鬱陶しくて仕方がない。 形の無い、その風は問いかけてくる。 何故殺すのか、と。 答えは単純。過ちを繰り返すからだ。 そして何より、ここにあるこの感情は。 その過ちに見向きもせず笑い続ける、悪だ。 なら、その過ちとは何だ、と続けて問いかけてくる。 この時点で、一つ見えて来ているものがある。 だから答えたくなくなる。 でも、それが何故なのか、と聞かれても同じだ。 一つ、見えている。 絞り出すように、答え続ける。 その過ちは、自分ではない何かを奪い、傷付けることだ。 当然の如く、問いは続く。 何故、自分ではない何かを奪い傷付けることが、悪なのか、と。 その、理由。 本当は、分かっている。 でも、それを口にするのは余りにも馬鹿馬鹿しい。 見えている。でも。捨ててしまいたくなる。 殺すことで、その理由も。 本当は。 自分ではない何かを愛していて。 それを壊したくない。だから壊しかねない自分が悪なんだ。 そして何より、そのすべてを招いた原因たる自分の愛は、自分の勝手で。 だから自分でケリをつけなければならない。 自分の中で完結させなければならない。 そう思うから。 それが、理由。 嫌々ながら、答えた。 もう文句は言わせない。 これは最初から最後まで自分勝手だから。 文句を言われる筋合いは無い。 すると。 形の無い何かは、淋しそうにする。 それと同時に、感情の方が、泣き出す。 ズキズキと、痛む。 でもそれは理由にはならない。 また、振り払う。 一つ、ぼつんと浮かぶ疑問がある。 信じたくない疑問が、どことなく産まれてくる。 もし、自分ではない何かが、自分を愛していたら、どうする?と。 でもそれは決して理解できないことだ。 自分のことですら危ういと言うのに、自分以外のことが理解できるはずが無い。 そんな為体の知れないものを信じるだけの理由はどこにもない。 そもそも、愛されていたとしても、それも無意味だ。 自分を存在させるだけの理由だとは思わない。 なら何故貴方は愛していることを理由に消えるのですか。 と、また、くだらない疑問が聞こえてくる。 どうしてこんなにうるさいのか。 何故自分の出した結論に文句をつけようとしてくるのか。 理由。 言ってしまえば一言だ。 壊したくない。 オレは、オレ以外のすべてを、壊したくない。 だから、オレは、オレを壊す。 それだけだ。 文句は、言わせない。 すべては自分勝手だから。 自分勝手にしか生きられないだから。 文句は言わせない。 PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |