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自分が嫌いで嫌いで仕方がない。
笑う自分を思い出すだけで腹が立つ。
話す自分を思い出すだけで腹が立つ。
人のことを考えない。
自分がよければ他はどうだっていい。
そんな自分は自分以外の何かを奪い続ける。傷付ける。
だから嫌いだ。
でも。自分でありたいと思っている自分がいるのは確かだ。
そう願う自分が自分にとって敵だ。

自分から出て来る思い。結果として現れる現象。
それぞれが異なって、それぞれが噛み合ない。
どっちも、なんて。我が儘だ。
それが身を破綻させたって、文句が言えるはずがない。
だからこそ、自分の我が儘のために、自分を破綻させる。
それに納得している。
だからいい。それでいい。
そう思ってる。
例え誰かがそれを望んでいなくても。
間違いなく、自分は望んでいる。

オレはオレを大事にしたいと思えない。
自分の腕がもげる。目が見えなくなる。
考えられなくなる。感じられなくなる。死ぬ。
そのすべてに対して、避けるべきだと思えない。
そうなったって。文句は言えない。あるのは心配だけ。
いや、その心配があるということ自体、
自分は信じていない。信じたくない。
あぁ。そうだ。
オレはオレを認めてる。
でも、オレはオレの存在を認めてない。
世界に自分があっていいとは思ってない。
一人で。密かに。勝手に生きて、勝手に死ねばいい。
そう思う。
そこには誰も、何もなければいい。
オレはありのままでいるから。
世界にもありのままでいて欲しい。
そんな我が儘。