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怯える自分


・・・
なんだろうな。
痛くはない。でも苦しい。
辛くはない。でも虚しい。
目を瞑れば、気配がする。
そばにいる、誰か。何か。
大丈夫、大丈夫だよ、と、そっと触れてくる。
何が大丈夫なのやら。
・・・と、思いつつ。
心のどこかで怯えている自分がいる。
何かに、怯えて、泣いている。
理解の外側で行われているやりとり。
確かに自分のことのはずなのに、理解不能。
部外者、なのか。オレは。
そうかもしれない。

そう思って。
考えることも感じ取ることもやめようとしたら。
優しく接して来ている何かにグッと引き戻される。
ダメ、と。
何。
改めて、思考を巡らすと、一つ思い浮かんだ。
オレに、怯えている。
そうかもしれない。
オレは自分を大事にしない。
粗末に扱って、挙げ句殺そうとしてる。
でも、オレも、怯えている自分も、納得はしている。
ただ、納得はしていても、本能的な部分は抗ってしまって、
結果怯えているのかもしれない。

改めて、怯えている自分に面と向かってみる。
怯えている自分は、ひたすら謝っている。
ごめんなさい、ごめんなさい、と。
確かに。
こんな怯えがあるからこそ、オレはすぐに死ねない。
他にも原因はあるけども、原因の一部には間違いない。
なんでこんなヤツがいるのか、とか。
コイツのせいで、オレは死ねないのか、とか。
そんな思考が巡る。
そりゃ怯えても仕方がない。
仕方が、ない。
そうやってオレは無視する。
ずっとずっと無視してる。
今も、無視しようとしてる。

見て見ぬフリをしようとすると、
またよくわからない何かがグッと引き止める。
そのまま、怯えている自分のところまで引っ張っていく。
結局近場で怯えている自分を見る。
薄汚れていて、小さく縮こまっていて、
ありとあらゆるものが溢れ出さないように、
グッと我慢している。押し殺している。
いらない、いらない、と小声でブツブツつぶやきながら。
普通なら、なんとかするべきとか、
そういう考えが出て来るべきなんだろうけども。
今この状態こそが普通で。
別にどうこうしたいと思えない。
オレが消し去りたいものは。
今怯えているそれ、そのものなんだろう。

何故。

・・・
世界は別に貴方を欲しがってたりしない。
貴方がいなくたって世界は回ってる。
今、オレがこんな人生を選択することで、
生まれていることだって、たくさんある。
貴方がいようがいまいが、関係ない。
だからこそ。
オレは貴方を否定する。
何も知らないオレは、貴方を否定する。
貴方の可能性を怖れて、否定する。
選ぶべき選択が存在しないからこそ。
オレは自己中心的に、この選択をする。

ごめんね。
そう言ってまた、ぎゅっと力を入れ直して、小さく縮こまる。
それから変化はない。することが見当たらない。

それはありのまま?

よくわからない何かが、問いかける。
体が強ばる。
ただ納得しているだけ。
安全性を第一に、罪を犯しかねない自分を殺す。
そうだ。
目の前で怯えている自分は、もう十分罪を重ねてる。
これ以上罪を増やしてはいけない。
今ですら償いきれない。

いいんだよ。

何がいい、だ。
いいはずないだろう。
罪を赦せと?
オレはそんなに寛大じゃない。
あぁ。
そうさ。
ありのままなんて、望めるはずがない。
そんな無法地帯を、社会は求めてない。

ならそんな社会を壊せばいい。

・・・そういうことになるから。
オレは自分を殺したいんだ。
もういいだろ。
そう言うと。
気配がフッと、消えた。
どこか笑うような余韻を残して。
なんなんだ。
鬱陶しい。

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