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昨日の寝る直前のこと。
不意に数独がしたくなった。
おとんに言ってＰＳＰの数独（ナンプレ）をやらせてもらう。
基本ＰＳＰはおとんの所有物だし。

開始したのが１２時頃。
そこからカチャカチャと問題を解いていく。
クリアしていないものから順番にやれとの指示で、
難易度はまだ制覇していないやさしい問題の途中からスタート。

さすがにやさしいだけあって。
１を入れられるだけ入れる、２を入れるだけ入れる、
３を入れられるだけ入れる・・・９を入れるだけ入れる、
また１を入れられるだけ入れる、を繰り返すだけでクリアできる。
手応え無し。
解いて解いて解いて解いて・・・

最初の問題は５分で解いていたのに、
気付けば３分弱クリアを連続。
入力ノンストップもいいところ。

で。何が言いたいのかというと。
あまりにも手際よくなってくると、
自分で処理している実感がなくなってくることが判明。
どういうことかと言うと・・・
「ここに２・・・え？なんで２？ホントに２？」
という状態。
答えが何故か先に出て、理由が後になってついてくる。

縦横四角で最後の１つ数字を入力する状況で、
１から９のうち、どの数字が足りないのか判断する場合においても、
「６だけがない・・・え？あぁ、うん。６だけない」
という状態。確認があとになって入る。
どうせ適当に思いついてるだけなんだろう、と思う半面、
大概当たっているので自分でもビビる。

これが眠くなってくるとエスカレートする。
思いついた数字をそのまま入れるようになっていく。
段々と確認をしなくなる。その結果が３分弱。
こうなると手の動きが自分でも異様だということがわかる。
十字キーを操作する指が止まらない。
数字を入力する時点で、すでに
次に入力する数字をイメージしている。
「ここが１。ここにも１で１終了。次２はここ。あとここにも・・・」
気持ちが悪い。

昨日の寝る直前には、もうクリアできなくてもいいや、と
ヤケクソでやっていたけども、実際そのヤケクソで
どこかで間違って最初からやりなおしするハメになったのは
解いた２０問中最後の１問だけだった。
マシだな、とは思う。
でも褒める気には、どうもなれない。
まぐれだろ、適当だろ、という気持ちが大半。


そんな体験をして思う。
自分の処理能力を、自分は信用しているだろうか。
自分にできることを、自分は認めているだろうか。
何ができますか？と問われて。
これができる、とはっきり言えることが、
自分にはあるだろうか。
いや、ちゃんとはできなくても。
これぐらいなら、というレベルのことですら。
オレは何かを、認めているだろうか。
いつもオレは自分に、何もできないクセに、と言う。
本当に。そう思うから。

じゃあ改めて実際はどうだろう。
自分には何かをする能力があったとしても、
それを的確に感知し評価する能力があると言えるのか。
きっと不十分だと思う。
でもそれを承知の上で。
どうだろう。
・・・
思ったことを、ちゃんと形にできたと、
感じることが、あるにはある。
でもその多くはゴテゴテしてて。
なんというか。
失敗の繰り返しで。
最終的には完全なものにならなくて諦めたり。
その時は満足しても、後から見ればボロボロだったり。
そんなことがよくある。

でも最近は。
何かが微妙に違う気がする。
自分のイメージを形にするために選ぶ手段。
その的確さ。
かといって、なまくらでもなく、手抜きでもなく。
悩むべき所を悩む感覚。
いや。相変わらずある程度は妥協はしてる。
でも。形にするものの正確さ。
元のイメージの近さ。
それは、あるかもしれない。

イメージするものが単純になっただけ。

それは。
そうかもしれない。
容易いもので満足するようになったのかもしれない。
だったら。
ただでさえ無力と呼べるスペックだったのに
余計にスペック落ちただけだな。
うん。最悪だ。
いらない子過ぎる。