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個々のロジックが存在する世界


他人の世界とは、やはり遠い所のようで。
構成が違う。見える世界が違う。思うことが違う。
知らない。なにも。
だから、問いかける、という行為すら破壊行動に繋がる。
そう思って。黙り込む。
いつものこと。

でも、たまに気が緩んで。
ぽろり、と問いかけてしまうことがある。
そうなってしまったら、自分を責め立てる。
カツン、と。それまでに行っていた処理を止めてでも。
責める。
おい。なんのためにそんなことをする。
押し付けて楽しいか。楽しいのはお前だけだ。
自己中め。恨まれて死ね。と。
今日もまた。そうだった。

講義が始まる1時間前から、研究室で
講義に使用されるスライドの内容をノートに写してた。
そんなとき、部屋にいた他人に無駄に話しかけた。
人の邪魔をした。
しばらくして、一通り用事が終わったのか、
その人が部屋を出て行った。
部屋には自分一人になった。
直後。
字を書いていた手が止まる。字が書けなくなる。
相変わらずだなぁと思う半面。
痙攣付きだった昔と比べればマシな方だ。

目を瞑って。説教喰らう。
ごめんなさい、と。謝る。
次は黙るから、と。出来もしないのに宣言する。
今はノートを書かせて下さい、と。お願いする。
そうやって、手を離してもらって。
またスライドの文字を写していく作業の続きをする。
こと細かに説教をしてくれる自分というものは、
非常に大事だと常々思う。
無意識を意識させてくれる。
自分が行ったことを、意識させてくれる。


で。せっかく説教をしてもらったというのに。
また違う誰かに問いかける。
問われた流れで問いかけてしまった。
だめだ、やめろ、と。分かっているのに。
楽しそうに答えてくれる相手を見て。
気を許してしまう。
問いかけへの回答に問いかけを重ねてしまう。

「これは?」
「それはこういうものだよ。こうするとね・・・」
「へぇ。じゃあこうしたらどうなるの?」
「ん?そうだね。こうなるかな」
「う〜ん・・・こういうこと?」
「そうそう!」

他人が作ったロジック。
それを自分の中で一時的に模写して、
一度壊してしまう感覚。
バラバラに砕けたパーツを見せつけて。
「こんなの出てきたけど、これでいいの?」と問う。
砕けたそれを見せつけられて、喜ぶような人がいるのか。
いない、とは言えない。
でも、破壊には違いない。
それを忘れてはいけない。
問いは、創造には、なり得ない。

そもそも、他人の世界にあるパーツが、自分の世界にはない。
ありもので造り上げて、それをあたかも他人の世界に
あったものかのようにでっち上げる。
その時点で思い込みでしかない。
確認のために問いかけたとしても。
その根底にあるものは、変わらない。
どんなに互換性があるように見せかけても。
オレの世界は。
他の世界にはなれない。
他の世界を演じきれない。
この世界ですら。
自分の世界と言う仮想空間にすべてを持ち込んで
解釈することしかできない。
オレは、本当は、知らない。
なにも。

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