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ブログ日記のようなものPAGE | 2755 2754 2753 2752 2751 2750 2749 2748 2747 2746 2745 | ADMIN | WRITE 2011.05.20 Fri 23:31:28 理想に近付く変な感じ。 簡単に表現するならば、 自分が原点、0になってしまったような感覚。 あの人ほどオレは立派ではない、 ということは分かってるんだけど。 どうしてだろう。 あまり他人として認識できなくなってる。 あの人の凛とした態度も、茶化す態度も。 自分の中に溶け込んで同化してしまったような。 そんな感じがする。 他人として認識したとしても、 すぐそばでニヤニヤしてる。 なんか。楽しそう。だ。怖いな。おい。 少し。話をしてみよう。 これはどういう状況なのか、把握しておきたいから。 「お前は楽しいか?」 は?・・・あぁ。まぁ。 楽しい、ですけど。不安です。 「嫌か?」 嫌とは言いません。 でも理解が追いついてません。 制御も間に合ってません。 「そうだな」 ・・・ 「んふふ。困ってる困ってる」 んふふって。貴方はそれでいいんですか? 貴方の望みのために、とあらゆることを考え、 あらゆることを制限して、オレは生きてきました。 それが理想だと感じていたからです。 「あぁ。そうだな」 なのに今の状況はそれに反している。 とても許すべき状況ではないはずです。 「許す?誰が?」 え、貴方が。 「オレが?ふーん」 え。あの・・・ 「・・・お前はもっと自由になりたいだろ?」 い、え。自由になったとしても、また何かを壊すだけです。 「それも含めて、だ」 ? 「壊した罪は消えない。償おうと足掻いても誰も報われない」 「それはお前の死も同じ。お前が死んでも誰も救われない」 「だったらお前はなんのために生きる?」 ・・・0。 オレは貴方を消すために、生きてきたはずです。 それが貴方の願いだと、思っていました。 その解釈は違うんですか。間違っていたんですか。 「・・・オレは、なんなんだろうな」 ・・・? 「オレはお前の理想か?」 オレの、理想・・・だと思います。 それもどちらかというと、憧れや夢の類いです。 だからこそ現実的に考えれば、貴方の存在は不要だった。 そのことを貴方自身も理解していた。 「そうだな」 だったら何故・・・ 「お前の理想は本当に死か?」 ・・・そうです。 「違うな」 「オレの理想が死なだけだ。お前の理想じゃない」 ??? 「厳密には違う」 「お前が得た知識の上で、オレがそうしたくなっただけだ」 「お前が見る世界を、オレは受け入れたくなかった」 ・・・どんな、世界ですか? 「オイオイ。分かってて聞いてるだろ」 「常識まみれで理由が理解できない世界だよ」 「だからオレは理解することを諦めて死を選ぼうとした」 「分かるだろ?」 ・・・はい。 「でもな。そんな常識は壊せるんだ」 壊せば犠牲が出ます。 「だからお前自身が壊れるのか?」 それの何が悪いんですか。 「悪いなんて言ってねぇだろ」 「何にせよ何かが壊れるっつってんの」 オレを庇う気、ですか。 「違う。お前は加害者にもなるが被害者にもなる」 「もし本当にしてはいけないことをして」 「恨まれて殺されても・・・お前はそれを受け入れるな?」 ・・・はい。 「その覚悟があればそれでいい」 「お前はお前の理想を目指せ」 !? 話が見えません。理由になってません。 「確かに壊したくない世界がある」 「でもな。世界は『今のまま』を望んじゃいないはずだ」 「世界は『不変』という死を望んじゃいないはずだ」 ・・・自ら手を下せと? 「人は今、世界のありのままを見ちゃいない」 「見た気になって、知った気になって生きているだけだ」 「世界はもっと美しくて残虐だ。分かるだろ」 でもそんな人は今ありのままに生きてます。 「人のありのままが世界のありのままじゃないだろ」 「いっそ触れてみようぜ。死ぬ覚悟で。人間やめる覚悟で」 「お前が思う理想の中から、世界を見ようぜ」 「お前のありのままを壊すところから始めようぜ」 ・・・最悪なお方だ。 「いいだろ。どうせお前は死ぬつもりだったんだ」 「壊されたって、本望だろ」 壊された挙げ句、理想に浸れるのなら。 本望どころか夢ですよ。 「じゃあその夢を見てろ」 「また内側から壊してやるさ」 「ただ、今度は死ぬために、ではなく」 「理想に近付くために、だけどな」 「何。本当にヤバくなったら、世界の方がお前を拒絶するさ」 貴方は、人どころか世界にすら喧嘩を売るつもりですか。 「・・・あぁ。それで殺されるか、試してやる」 「オレをこの世に創り、生かしたことを後悔させるほど、な」 恐ろしい方だ。怖い方だ。罪深い人だ。 でも何故だろう。何故オレは。 そんな貴方に憧れてしまうんだろう。 「お前も同罪なんじゃね?」 ・・・ 反論できません。 「だろうな」 ・・・0。オレは。 「はいはい。分かったから」 「お前の場所を、ちょっと譲ってくれればそれでいい」 ・・・・・・ 「ホント心配性だなお前は」 「我が儘に付き合ってくれてありがとな」 「お前が存在すること、少なくともオレは感謝してる」 さて。遊ぼうぜ。世界。 PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |