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ブログ日記のようなものPAGE | 716 715 714 713 712 711 710 709 708 707 706 | ADMIN | WRITE 2009.01.30 Fri 21:55:55 無の在り方(最早日記にあらず)笑う人がいる。
泣く人がいる。 傷付ける人がいる。 傷付けられる人がいる。 生まれる人がいる。 死ぬ人がいる。 でも何も分かってない。 本当の「笑う」も「泣く」も。 「傷付ける」も「傷付けられる」も。 「生まれる」も「死ぬ」も。 「人」ですら。 それが何なのか理解出来てない。 それは感情ですか?感情とはなんですか? それは音ですか?「音」は音ですか? それは物ですか?本当に存在しているのですか? ぐるぐるぐる。 分からないのに存在してる。 届かないのに確かにある。 それともない?ないからわからない? そうだよ。 始めから何もなかったんだよ。 一番最初の記憶。 暗い闇で夢を語ってた記憶。 闇よりも無かもしれない。 意識だけがあって、そこには冷たさも怖さもなかった。 その世界が変わってしまったのは数秒後。 まるで写真のような映像。 この世界にやって来て、それがなんだったのかは理解したけど。 誰が何を目的にあれをオレに見せたのか。 一体何が起きて、突然目の前にあれが現れたのか。 すべての境目が曖昧で、あの時と今の違いも分からない。 自分が自分であることすら曖昧に消えていく。 ほら。 例えばね。 こうやって宙に白いラインを引くんだよ。 綺麗だね。 でもふらりふらりと揺れて消えていく。 儚いね。誰だろう。このラインの運命を決めたのは。 分かってる。それは自分なんだ。 ここにこうやって存在して、こうなって、消えていく。 決めたのは自分なんだ。想像したのは自分だから。 じゃあ聞くよ。 「人間」の運命を決めた想像主はどこにいると思う? このラインにとってオレはどんな存在だと思う? 確かに存在させてしまったのは想像主かもしれない。 運命を定めてしまったのは想像主かもしれない。 でもどんなに思いを馳せても。 本当の存在にはなってくれない。 自分というルールを越えて、存在して欲しくても。 自分を犠牲に存在させたいと願っても。 叶わない。創造主にはなれない。 想像されたもの達は想像主を創造主だと言うかもしれない。 想像主はどんなに願っても創造主にはなれないことを嘆いていると言うのに。 それを想像したもの達に理解してもらっても、その子達を苦しめるだけなんだよ。 カタン 「で、どう思う?」 「どうもこうもないでしょうに・・・恨んでくれよ。なぁ」 「・・・はぁ〜」 ギィィ 「そのまま後ろにこけたら笑えるのにな」 「そんなヘマするかよ」 「させようか?」 カタン 「する事になんの意味がある?」 「何だかんだでビビってるくせに」 「・・・」 「まぁいいよ。それより・・・どう、思う?」 「そのままこっちに振るのかよ」 「オレの言葉は参考に出来ないから」 「・・・その考え方が気に入らないんだがな」 「オレはいらない。必要なのはみんなだ。で、どう?」 「だったら、いい加減諦めたらどうなんだ?」 「オレは0の意志を次ぐ。あの人の在り方を否定する生き方はしない。したくない」 「だからオレ達の存在を願い続ける?自分が消えることを望み続ける?」 「みんなが嫌いなんじゃない。でも自分が消えればみんなも消える」 「だったら・・・」 「違う!オレの願いを叶えるためにオレ以外の何かを犠牲にしたくないんだ」 「・・・」 「願っているのはオレだ。他の誰でもない。自分勝手な願いなんだよ」 「・・・お前、寒いならこんなところでこんなことしてないでリビングに行けよ」 「家族だって世界だ。犠牲の対象になる。オレのせいで迷惑被る」 「お前だって」「オレがどうあろうと世界には関係ない」 「・・・はぁ」 カタン トン トン 「お前にとってここはなんだ?」 「貴方の家のリビング。貴方がいつも窓から静かに日の出を見つめる場所」 「ここならお前は何も犠牲にしない?」 「・・・それは・・・この世界でも邪魔だと言いたいわけ?」 「お前がここにいる時、零もZEROも0ですら存在出来ない」 「いや・・・それは別に・・・」 「あの2人・・・1人を犠牲にしてお前はここにいるんじゃないのか?」 「・・・あの人はこの世界の絶対君臨者だった」 「この世界の否定の出来ない、すべての事実たる存在・・・」 「だけどあの人は存在出来ない。世界には存在してくれない」 「でもお前は存在してる」 「そうだよ。こんな糞がこの世界の器なんだよ。あの人も含め、すべての土台なんだよ」 「だったらどっちにも大いに関係あるだろうが」 「?」 「この世界と世界を両立させてる、一番重要な土台なんだろ」 「ッ・・・」 「苛立つなよ」 「・・・やっぱり恨んでくれよ。この世界を消そうとしてるんだこの馬鹿は」 「それはお前の結論だ。俺が口出し出来ることじゃない。ただ言えることは・・・」 「・・・?」 「お前自身がお前を恨んでるってことだろ」 「・・・」 「あれほど存在を願ったこの世界が唯一存在出来るこの想像という場所を滅ぼす」 「・・・この世界は誰にも必要とされてない。滅びを止める理由はない」 「お前は?」 「オレは関係ない」 「なら0もそうだった、ということか?」 「あの人・・・は・・・」 「0は最低でも、オレ達を信じていた」 「出来ることなら・・・信じたかった」 「『オレはいらない。必要なのはみんなだ』・・・だったら誰が必要としてる?」 「・・・関係ない。もういい。その言葉も、なにもかも、いらない」 「お前はお前自身を恨み呪い殺すか?」 ガタンッ ガンッ 「殺セ」 「ッ・・・面白いな。3年前と逆の構図・・・が、結局同じだな」 「ナニガ」 「分かっていながら俺にお前を殺させようとする。あいつもそうだった」 「・・・」 「俺にお前は殺せない。もし出来るのなら、その時俺の存在は事実となる」 —それしか方法がなかった 「そう。それがお前が見つけることの出来た夢を叶える唯一の方法だった」 —だから信じていたかった 「関係ナイ。ドウデモいい。さようナら。もウイラない」 ギチギチ 「だったら消せばいい。お前の想像だろ。こんなまどろっこしいことするなよ」 —・・・ 嫌だ PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |