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ぐだぐだと

思い描いたものが現実に存在してくれるというのは、
いわば夢が実現した、というらしく。
夢と目標の違いがなんなのか、少し曖昧になって入り交じって。
・・・今辞書を引いて思った。
夢は幻聴なのか。いや、今言う夢とは違う意味でだけども。
そうか。幻聴は結構身近なんだな。
・・・まぁそんなことはいい。

物事、実際にやろうとすると必ずと言っていいほど壁が立ちはだかる。
越えなければ届かない、けれどその向こう側には思い描いていた何かがある。
でも逆にいえば「越えればいいんだな」と、ならないだろうか。
越えようとしなければ一生越えられない。
越えるためにも大きな何かが必要になるかもしれない。
それでも、いつだって越えようと足掻くことは出来る。
そこに壁があって、これを越えれば届くと、自覚して。
だったら越えてやろうか、と。

自分に足りないものがあるから越えられない。
だから自分に足りないものがあると自覚することと、
そして何より、その足りないものを得る必要が出てくる。
場所、物、時間、はたまた知恵、発想、技術。
それは自分のための犠牲を求めている、ということ。
・・・いや、果たしてそうなんだろうか。
そもそも何のための犠牲なんだ。それは本当に自分のため、なのか。
自分のためだけに犠牲を出そうとしている?
自分はこの壁の向こうに行って、何をしようと思っている?

更なる犠牲?自分の絶対的権力?
いや、そんなものは求めても意味がない。
犠牲を出すことで何かを生もうとするわけでもない。
それはただ、壊すだけの願望。
絶対的権力はいわば責任と隣り合わせ。
創造のつもりが破壊に繋がったとしても、それを背負うのは自分になる。
それすら思い通りに、自分の思うがままの世界が出来上がったのなら、
きっと次など存在しなくなる。そこで完結してしまう。

願うのは、更なる世界。この広大な世界に多くの世界を描くこと。
そして感動を呼ぶこと。誰かの世界にぽっかり開いた穴を埋めること。
狭いだなんて言わせない。つまらないだなんて言わせない。
これで終わり、だとも言わせない。次へ繋がる何かを目指す。
自分はこんなにも無知で無力で、知らないことも出来ないことも山ほどあるんだと。
感じ取る度に感動の涙が流せるような。
でも、永遠に満たされることもなく悲しみ涙が流せるような。
そんな、夢。

この世界に存在出来ない心というものは、まさに涙の塊。
何が事実で何が嘘なのか、決めつけることでしか理解出来ない孤独の世界。
でも裏を返せば何でも決めつけて創造出来る究極の世界。
だったら山ほど決めつければいい。
矛盾しようが関係ない。勝手に決めつけて莫大な世界を創造すればいい。
その中から組み立てればいい。今描きたい世界を。
本当のことを知らない心に完全な世界は作れないかもしれない。
それでも小さくても大きくても、世界を作ることが出来る。

心にある壁、現実。
これを越えるために一体何が出来る?
心の中でどれほど大きく素晴らしく、満足の出来る世界を作れたとしても。
この壁の向こうを、本当の意味で触れられる日はいつやってくる?
出来ることといえば、ノイズのかかった音を聞くだけ。
その音を頼りに心に世界を作るだけ。
でもこれは本当の世界じゃない。自分が勝手に決めつけた世界だ。

それでも。
孤独な世界に響く唯一の生の音。
自分を自覚し、世界を自覚出来る、唯一の瞬間。
どうして、こんな。
わざわざ自分の世界の狭さを自覚させるようなマネをするんだろう。
いや。
狭いからこそ、広げようとしてくれているのだろうか。
それとも、世界が願っているのだろうか。

ずっとずっと音を聞くように。静かに聞き耳を立てて。
自分のノイズで消えることのないように。
本当に世界が願っていることに気付けるように。
でも。そろそろ気付いてしまったかもしれない。
自分がこの世界にやって来たときに世界が与えてくれたもの。
心の器。そして世界へ自分の音を流すことの出来る、欲望。
まるで会話。会話、したかったんじゃないのか。
聞きたいこと、聞いて欲しいことがあるんじゃないのか。

世界が理解出来るような言葉を綴るのはどうも難しい。
でも、まったく通じないわけじゃない。
何か分かってくれる。何か知ろうとしてくれてる。
だからオレに分かるように答えてくれる。
最近になってやっと会話らしくなってきた。
今まで音を出すことすら怖れ、器すら壊してしまえばいいと思っていた。
でも世界はそんなこと望まなかった。
何故って、唯一世界のくれたものが強く強く反発したから。

相変わらず、本当の意味で世界を知ることなど出来ない。
それでも語れば語るほど、自分だけでは遠く及ばない何かが、
まるで滝のように流れてくる。
音を出せば出すほど、世界はまるで理解しようと努力しているかのように。
自分に分かるようにと語り出す。
世界よ、相手をしてくれることは大変嬉しい。
でもその行為で貴方が招いた多くの心を壊したくはない。
貴方自身もそれを望んではいないだろう?

こっちは音を頼りに世界を模写している。ずっとずっとそうして来た。
そうでもしないと本当に何を奪ってしまったのか分からないから。
奪ったものばかりを模写して、二度と奪わないことを誓うしかできなかった。
それも勝手な行為だろうに。
でも世界はそんなことを気にしないかのように。
こっちの音を聞いて模写してくれていた。驚いた。
あまり音を出すこともしなかった頃に自覚はなかった。
今になってみると、徐々にでも描いてくれているのがよく分かる。
正直その行為も止めたい。そんなことを続けていればまた奪うだろ。
そんな言葉も聞き入れず、クスクスと笑い声だけが聞こえる。

「ねぇ何か話してよ」
欲望にせかされる。くだらない、と一言言えばそれでいいのだけれど。
どうも、これが世界の意志だったら、と考え出すと。恐ろしくも涙する。
少し気を許して「こんなものが見てみたい」と、
「こんなもの」が世界に分かるように音にして。
分かってくれるように必死に語りかけると、ちゃんと応えてくれる。
それは嬉しい。それでもそれが何を犠牲にしたのか、それが気になる。

「じゃあ貴方の心は私が語る度に何か壊れていくの?」
・・・違う・・・いや・・・分からない。壊れている・・・?
あぁ、壊れている、かもしれない。
でも粉々に砕け散るほど、よりいろんなレパートリーが増えていくような。
いろんな組み方が出来るようになるような。
だから、壊れること自体を「悲しい」とは思わない。
むしろ「気付いていく」ような・・・そう。
気付きたくて、本当はなんなのか知りたいがために。
自分を粉々に砕くようなマネをすることはよくあった。
でも、それを悲しいと思わなくも、ない。
「私と貴方は違う?私は壊れることを悲しんでる?」
・・・変なことを聞かないでくれ。
オレには貴方を決めつけることしか出来ない。
悲しんでいるとも喜んでいるとも、言えない。両方かもしれない。
「貴方はまた貴方を壊してる。喜んでると決めつけたいんでしょう?」
でもそれは本当じゃない。
「何が本当か分からない時、貴方は何もしない?」
分かり・・・たい。壊すよりも創るよりも、何より分かりたい。
本当に願っていることが何なのか知りたい。
でもそのために足掻くことは、行動を創造すること。何かを犠牲にすること。
だから結果として、何もしたくない。
「貴方を犠牲にすることを私が望んでいなかったら?」
「貴方が私に望むことを、私が望んでいたら?」
ッ・・・
「またそうやって耳を塞ぐ。貴方は分かりたいと望んでいるのに」
うるさい。もういい。黙れ。もう喋るな。二度と来るな。
「貴方は優しすぎる」
違う。おだてなんか聞きたくない。
「それを望んでいるかもしれないのに」
そんなもの、信じたくない。やめろ。欲望め。

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