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馬鹿の戯れ言

余裕があると余計なことをいろいろ考えてしまう。
それが自分の欲だと思うと腹立たしくなって、否定するのに必死になってた。
でも、探していたものがやっと見えたと思うと、そうも言えなくなってきた。
考えたくもなかったことを、真剣に考えるしかなくなってくる。

自分がやりたい様にやることがいいことだとは思わない。
古い古い記憶の中。目覚めて間もない頃。
無我夢中、何も考えず、欲しいままに。
チューリップの上を舞う、白くて小さな翼を両手で覆った。
まさか本当に捕まえることが出来るとは思ってなかった。
だから、すごく嬉しかった。自慢したいほどに。
でもその翼は次の瞬間、骨だけになってた。手の上でもがき苦しんでた。
もう飛べない。もう生きられない。誰のせいで?
助けられもしないのに。
その記憶に面と向き合おうとしたのは中2、3の時だった。
本気で自殺を考え出したのも、その頃だった。
だからこそ、今のオレは死んだも同然だと思ってる。
いつ死んだって、もし殺されたって、それを恨む理由はどこにもない。

弱肉強食。それが摂理。だから構わない。それは罪じゃない。
人間の欲望は否定してはいけない。
だから仕方ない。だからあたりまえ。
死にたい理由すら問われず、人を疑えば罵声を浴びせられる。
自分がいくら真剣であっても「あたりまえのことを聞くな」とねじ伏せられた。
理由も提示して貰えずに。
でもそれは、いつだって間違っていない親の言うことだった。
恐らく一般と比べれば父も母もえらい。
真実、オレが卒業見込みギリギリ貰えた高校で、父は1位の成績を取っている。
周りだって、普通に推薦やAOで大学に合格していく。
馬鹿なのは自分だ。納得出来ようが出来まいが、関係ない。
だから、間違っているのは自分だ。
その事実には勝てない。

だったらいなくなればいい。馬鹿はどこにも必要ない。
欲望のまま命を奪い、常識を疑い、挙げ句欲望と疑いで人を殺そうとする大馬鹿者。
どこに利益がある。何もない。それが事実。
「究極の馬鹿になって笑いでも取ればいいんじゃね?」
あぁ、それもありだよ。でもそれすら邪魔になりかねない。
だって馬鹿だし。きっと知らない間にまた何かを殺す。
美しい、綺麗、すごい、かっこいい、可愛い、きっとそのうちすべてを壊してしまう。
なら死んでしまえばいい。理不尽な肯定なんかいらない。
情けなら、情けをかけた本人が苦しむだけ。事実馬鹿なら救いようがない。

嫌なんだよ。何もかも。恨まれて消えてしまいたいんだよ。
殺してくれよ。いらないと言ってくれよ。
オレは別に翼を奪いたかったわけじゃないのに。
誰かにその罪で罰してもらいたいぐらいなのに。
欲望のまま何かを欲しそれを満たし、代償として何かを奪うことが常識だと言うのなら。
あの時命の代償に得た満足感だけで、あとはもう何もいらない。
今までして来た行為すべてを罪として、殺してくれればいい。
もう嫌なんだよ。

神は許さないだろうね。
欲望を与えた神は、むしろ欲望に従えと言うだろうね。
従わない馬鹿はこの世界で何も得られず死ぬだけ。
むしろ、無意味に欲望を押さえ込もうと、それだけに人生費やすんだろうね。
それは他への優しさなんだろうか。
何度も「優しい」と言われると、いい加減疑いたくなる。
だとしても、まったくいい意味に聞こえない。それのどこがいい?
実質、欲望の否定は神への反逆。
そして理性は欲望を抑えるものじゃない。あくまでコントロールするもの。
何かをするための原動力たる欲望を、この世界でいかに発揮すれば本当に実現出来るか考える知能。
欲望の完全否定は理性の役目じゃない。
そこまでいってしまったら、ただの怖れだ。単なるトラウマだ。

事実を否定する気は到底ない。そんなことは何の意味も成さない。
嘘を連ねても、それはただの空想や理想、夢にしかならない。
夢は現実じゃない。本当には存在出来ない。
夢が現実に繋がるきっかけとなっても、夢が現実になるんじゃない。
すでに存在する決まりにしたがって、夢が現実の枠に収まるだけ。
叶ったんじゃなく、人がそれに満足するだけ。
だったらそれは本当には存在してない。
夢がそのまま現実になることなんかない。
夢が本当に存在出来るのは自分の中だけ。足掻こうとするのは自分の欲望。
自分のために自分の欲望を揮って、世界の何かを奪って世界に実現させる。
だったら世界は現実だ。矛盾はそこに存在しない。
夢はそこに存在しない。嘘はそこに存在しない。

でも、嘘は現実を模写出来る。夢は現実を模写出来る。
ただ現実を知らないから、間違えて写してしまう。
吐き出した時には、その誤差に呑まれて自分が求めていないものが生まれ、同時に何かを奪う。
自分も他の何かも存在してる現実の中、無知な欲望は求めたものも得られず何かを奪う。
だけど誰も全知全能にはなれない。目指すことが出来ても、なれない。
知らないうちに、本当は奪いたくもなかったものまで奪っていく。
小さな命すら奪いたくないと願っても。
それを越えて世界を壊すことになっても。
自分たちに歪みが帰ってくることになっても。
知らないものは、知らないまま。

神は意地が悪い。
どう足掻いても生きることが奪うこと前提になってしまう。
だったら生きたくないと願う。それの何がおかしいんだろう。
それでも周りの欲望はオレを生かそうとする。
それに歯向かう時ですら、この馬鹿はきっと何かを奪う。
いい加減ブチギレそうだ。なんだこれ。
「そもそも欲望なんかなければいい」
「欲望まみれの世界から、欲望のない世界にすればいい」
おい、それはどこの悪党だ?
いいや、悪いと決めたのは、その人が欲望まみれだからだ。
欲望を疑った結果がそんな悪党を生んだ。
そうとでも考えなきゃ、そんな悪党どこにも存在しない。

どの道。腹が立ってるのは本心かもしれない。
これだけデカイ世界を創って、綺麗で醜い世界を創って。
それを丸ごと愛そうとしたって、常欲望で変化を求める。
おい、馬鹿はまだ変わる前の世界を知らないんだよ。
知ろうとしたってずっとずっと変わってさ。
変わる前の世界も愛そうとしてるのに。
それが壊れていく様を黙って見てろってか。
新しく生まれていく様を黙って見てろってか。
それとも両方手助けしろってか。
愛するべきなのは今ある世界じゃなく、その変化だってか。
その変化を見たって仕方ないんだよ。
変化そのものは何もない。あるのは理由。
夢が削れて、世界の決まり事に収まっていく瞬間。
そうじゃなくて、それによって壊された、生まれた世界を愛したいんだよ。
馬鹿の言うことなんか聞きゃあしないか。

無慈悲に時が進み、馬鹿がまた何かを奪っていく。
無知な馬鹿は欲望という力で何も生めずに何かを奪っていく。
自分の欲望も満たせぬまま、本当に創りたかった何かも得られずに。
また翼を奪ってく。

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