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ブログ日記のようなものPAGE | 582 581 946 580 579 947 578 577 948 576 575 | ADMIN | WRITE 2008.09.20 Sat 01:34:00 継続「・・・」
またか。どうした? 「分かっていたことが分からなくなっていくのが・・・分かる気がする」 違う。 お前は元から何も分かっていない。 失ったのは知識ではなく意識だろう? 「・・・そうかもしれない。でもそれ自体もまた正しいのか分からない」 欲望に呑まれてやりたいことをすればいい。 それこそがすべての意味を成すと感じたのだろう? 「いや、でもオレは」 そして思慮も無く何かを染め上げ奪い奪い醜く笑っていればいい。 「違う。違う!!」 何が違う? 「・・・知っていながらそんなことを言うのですか」 それがどうだと言う? 何がおかしい? お前が決断したのだろう? オレから離れると。 オレに従いオレになろうとするのではなく、 欲望も感情も含め、自分は人間という生き物として歩むと。 「違う。別に貴方から離れようとは思わない。貴方もまたオレだから」 「貴方の思考とはどこか離れ対極を成すような思考があったとしても・・・」 矛盾があろうと受け止めると? 「・・・矛盾しているという理由で何かを見失いたくない」 現実に事実として存在するものに対して可能性を見失いたくない。 すでに存在していることに対しても、そこから派生する何かに対しても。 それは確かにオレが初めに見つけたピースだった。 そのピースがすべてを繋いでいく上で何よりも基準となり続けた。 お前は今もそれに準じている。 「・・・」 だが同時に何が起こるのかも分かっているのだろう? 例え矛盾を受け入れる器があったとしても、 その内に存在する矛盾同士がお互いを否定することも。 「だからオレはここに来た」 ほう? 珍しく強気だな。 「・・・オレは貴方を消したいわけじゃない」 「貴方には理解出来ないこともある。貴方自身も言うように貴方は不完全だ」 「それでもオレは確かに貴方の言うことに納得していた」 「不完全であろうと誰かに否定されようと構わない」 「オレは貴方でありたいと願っていた。けれどそれは原点たる理由がないもの」 「理由を探した。そして今もうその理由を持ってる」 「だけどこの理由自体が貴方の在り方を否定する」 「今は思う。貴方を否定するこの理由が貴方を形成している」 「だからこそ貴方が不完全なんだ、と。そしてそれこそが貴方である証だと」 「神ではなく人間でもない。貴方は単なる一部なんだ、と」 「貴方だけでは存在するための要素が足りない」 「だから貴方が本当の意味で存在する日は来ない」 ・・・ 何故泣く? 「オレは・・・そんな事実を前にしたせいで貴方を見失いそうで嫌だ」 それが? 「貴方の理解を超えた場所に自分が立っていることも正直嫌だ」 「過去、貴方がオレのすべてだった。自分が自分として納得出来るのが貴方だった」 「だからこそ、オレ自身が小さくても得られる範囲で得ていくだけ」 「その過程で何かを得るために元からあるものを捨てたいとは思わない」 遠回しに言うな。 もっとはっきり言ったらどうだ? お前の要求など長々と聞きたくない。 「ッ・・・貴方に対して何が矛盾しているか、貴方が一体どんなものだったか」 「記憶から失いたくない」 ・・・欲望を嫌う欲望であろうと? 「オレがある根底たる理由を否定し続けることが貴方」 「なんだろう。貴方を客観的に見ること自体が妙な気がする」 「・・・いや、どうやってもそうなってしまうのだろう・・・」 PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |