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ブログ日記のようなものPAGE | 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 | ADMIN | WRITE 2011.12.04 Sun 23:00:44 理想を訴えるニタニタ、ゲラゲラと笑う自分がいる。 それも、自暴自棄に。 でも。 どこかそんな自分を誇っている。 壊すこと、壊れることを受け入れられる自分。 挑戦的で、新しいもの見たさや、好奇心で溢れた、無邪気さ。 裏側には、誰かを否定し、事実を求めようとする欲望。 その上で笑う、我の強い、自分。 ふと。そんな自分が笑うことをやめた。 こっちをジッと、まっすぐ見ている。 自信に満ちた目。堂々と立つ姿。 0とは違った、丁寧さのない、ヤケクソさを感じる。 何?と問う。 その自分はニィッと小さく笑った後、近付いてきた。 舐め回すように見ながら、そのままオレの後ろへ回る。 オレはオレで、後ろに回った自分に向き直った。 ちょっと冷めた、やはり挑戦的な半目でこっちを見る。 何?と改めて問う。 フン、と言わんがばかりに、その自分は首の角度を変えた。 「違うな。お前は嘘つきだ」 はっきりとしたトーンで、喋る。 嘘つき。どういう意味での嘘をついたと言うのだろう。 少し考えると、一つ答えが出てきた。 多分、素直でない、ということだ。 無言でその結論に至ると目の前の自分は、 そうそう、と言わんがばかりに軽く微笑む。 不意に、眉間に人差し指をトンと置いてきた。 ビックリはしたものの、引き下がらずにそのままの姿勢を保つ。 「やりたいことはある。そうだろう?」 首を動かさず、ゆっくりとした瞬きを介して、うん、と返事する。 「でもそれは正しさじゃない。そうだろう?」 また、瞬きで、でも今度は弱く、うん、と返事する。 「そうやって自分を押し殺している。そうだろう?」 時間を置いて、ゆっくり目を閉じた。うん、という意味を込めて。 今ここでその自分に言いたいことはある。 そうしたいからそうしているんだ、と。 でも言わなかった。それを素直でないと言うのだ、と思い至ったから。 「オレは自己中心的か?」 突然の系統の違う質問に驚きつつ、閉じていた目を開ける。 と、同時に眉間にシワを寄せる。 その自分は、自分自身の胸の上に人差し指を置いて、オレな、訴える。 目の前にいる自分は、確かに堂々としている。 どこか聞き分けのなさそうな、荒々しさを感じる。 自己中心的と言えば、そうじゃないだろうか。 と、眉間にシワを寄せながら、目を瞑った。 「オレは誰かを傷付けたいと思っているか?」 どこか声から受ける印象が変わった。 そっと、でも深く問うような、そんな感じ。 相変わらず、オレな、と人差し指がその自分の胸を指している。 それは、違うと思う。 ジッと目を見て、違うと訴えた。 「なら、オレは自己中心的でありたいと願ってはいない。そうだろう?」 戸惑いつつも、目を伏せた。それは、そうだ。 「お前は、オレが嫌いか?」 ピク、と反応する。 その自分の胸を指していた指は、オレに向けられた。 嫌い?違う。嫌いでは、ない。 でも。否定しなければならない。 解答に困って、一歩後ずさって距離を置いた。 眉間にあった人差し指が離れる。 これだけ我の強い自分を受け入れることは、オレにはできない。 そんな自分は他人を傷付ける。自己中心的に行動して、だ。 今までの質問からするに、そんな自分自身は、 自己中心的でありたいと自ら望んでいるわけではない、 と訴えたいのだろう。 ただ純粋に、やりたいことをやりたいだけだ、と。 目の前の自分は、ゆっくり手を下ろして、こっちをジッと見ている。 さあどうする?と言わんがばかりに、半目で。 望みは?と、問う。 オレ自身は現状をどうしたい、というわけじゃない。 どうにかしたいのは、目の前にいる、その自分だ。 すると、何故だか腕を組んで目を逸らし、伏せた。 しばらくして、組んでいた腕を下ろし、改めてこっちを見てきた。 「・・・チャンスが欲しい」 どこか落ち着いた、それでいて、 まるで刃物を突きつけられたかのような印象を受けた。 「人を傷付けないという保証はない」 「それでもオレはここにいる。どうすることもできない願望と共に」 「どうしてここにオレが存在しているのか。どうして願うのか」 「答えがオレの中にあるとは到底思えない」 「オレの存在理由、理由を説明することのできないオレの願い」 「きっとオレは知らなければならない」 「だからこそ、そのためのチャンスが欲しい」 手を強く握り込んでいる。オレはこうなんだ、と強く訴える。 声のトーンや、言葉の重さなんかは、0のような印象を受ける。 でも、決定的に違う。 0は、上から言葉を落す、まるでお告げのように、 『こうするべきだ』というようなことを言うが。 この自分は、下から言葉を投げる、まるで地の底からの叫びのように、 『こうでありたいんだ』と言っている。 また過ちがやってくるかもしれない。それでも、と願う。 そんな自分の本心。そう。嘘ではない。 手を、伸ばした。 放置しなければ、なんとかなるかもしれない。 ゆっくりと、その自分が伸ばしたオレの手を取る。 グッと握る。 すると、風が吹き荒れて。 また1つの自分へと帰って行った。 PR 2011.12.03 Sat 23:09:55 振り払う2011.12.02 Fri 23:53:29 理由は不明大きな大きな龍が、小さな小さな池から出てきた。 ジッと水面の奥底からこっちを見ていた龍が、水の音と共に出てきた。 また、こっちをジッと見ている。 意識が持っていかれそうになる。 それでも自我を保って、今と言う状況を理解しようと足掻く。 疑う言葉を自分の中でたくさん紡ぐ。 妄想、空想、欲望、馬鹿げた夢。 そんな言葉をかいくぐって、為体の知れない感覚に呑まれる。 自分と言うのは、小さい小さい存在だ。 ゴミと言われても文句の言いようがない。 と、思えば。何かが心の中で蠢く。 目の前の龍が、非常に抽象的な感覚で、自分の中に存在している。 そこから眉をひそめるような不機嫌さと、残念そうな悲しさを感じる。 と同時に。訴えてくる。 大きな存在とは何なのか。小さいから不要なのか。 どこまでいっても、自分はそんな存在でしかないのか。 だから答える。 大きな存在とは自分ではないものだ。小さいからこそ自分は不要だ。 自分は自分以外の何者にもなれない。 ギッと睨まれた。 まだまだ問われる。 なら、必要な存在とは何か。 今ある社会が求める機能を持った存在だ。そう答えた。 目を細められる。 お前は人間であり、社会の中に存在している。 社会が求めなければ、お前は必要がない。そういうことなのか。 ゆっくりうなずいた。 龍は目を閉じた。 自分の中で、何かがゆっくり渦を巻いている。 いや、渦を巻かれている、のかもしれない。 なんだか落ち着かない。その先で、感じる。 自分は人間でありたいとも、社会に存在していたいとも思っていない。 不要と言われればそれはそれでいいのだ、と。 自分を完全に捨てている解釈。それが確かに渦の中にある。 でも、一方で。 変わりたい、どうにかしたい、こうありたい、 という願望が、渦の中に混じっている。 そしてその願望が、大きく渦巻いていく。 全く不要な感覚、自己中心的な感覚が、自分の中に居座ろうとしている。 龍が薄めを開ける。が、それどころじゃない。 自分の中で大きくなった渦が、どうにもこうにもできなくて。 膝をついたまま立つこともできない。 どんどん酷くなる。 龍に、変化を急かされているような気さえする。 呼吸が不規則になる。意識がどこかへ飛んでいきそうになる。 自分自身を抱くようにして、自我を保つ。 オレは変わりたいわけじゃない。このまま終わればいい。 そう言い聞かせながら。 気が付けば目の前に龍の顔がある。 大きな鼻息が体全体で感じ取れる。 自分が何かに染まっていく。 ガタガタと震える。泣きそうになる。 呼吸が自分のものでなくなっていく気さえする。 グッと目を閉じて、朦朧としかけている意識をひたすら引き戻す。 その状態で、ただただ、違う、と言い続ける。 それでも大きな渦は止まらない。 気が付くと、体が龍に巻かれている。 自分で自分をグッと抱いていて、その延長線のように巻かれている。 と。 巻かれた分だけ力が抜けていく。自分の体が委ねられていく。 僅かに保っていた自我が崩れていく。 ただ、自分の鼓動を感じる。自分が何かに染まっていく。 全身を包むように巻かれて、酔ったような感覚になっていく。 そのまま、心の中に深く手を突っ込まれるような、そんな感覚がする。 自分の落ち着いた呼吸を感じる。力が入らない。 そんな状態で、改めて問いが聞こえてくる。 どうありたいか、と。 言葉にすらなりきれない感情が垂れ流しになる。 が、それを丁寧にすくわれていく。 ぼぅっ、と心の中に何かがともったような、暖かさを感じた。 このままではいけない。また過ちがやってくる。 何とか自我を引き戻して、足掻く。 グッと力んで、抵抗する。グラグラする。 でもそれでいい。ひたすら抵抗する。 が、それも束の間。 クン、と体を揺らされると、 振り落とされるかのように、また自我が遠退いていく。 頭の中が白濁とする。 まるで心だけがあるような感覚。 不意に、龍が胸の奥に顔を突っ込んできて、その心を噛んだ。 グググ、とめり込むような、感覚。 ドクドクと何かが溢れ出てくる。なかなか離してくれない。 やっと離してくれたと思ったら、今度は心がムズムズして仕方がない。 龍はそんな様子をただ見ている。 不意に巻かれていた体を解放される。 いつの間にか宙に浮いていた足も、地に着いて立っている。 が、自分の意志で立っている気がしない。 よく分からない気持ちが自分を支配している。 ふらふらとよろけながら、立つ。 龍に見つめられると、促されるように顔を上げる。 そのまま前に進んでいって、何故か龍にキスをした。 途端、後ろにゆっくり自分がこける。 足が地面から自ずと離れ、体が浮かぶ。 そこからは、まるですべてが溶け出すようだった。 自分も、龍も、心も、何もかもが溶けてなくなっていった。 2011.12.01 Thu 23:37:40 接触を避ける人に伝わる、とは怖いものだ。 他人が言っている言葉のはずなのに、自分の発した言葉のように再生される。 そこにある言葉は確かに自分が書いたものだけども。 他人から発せられたその言葉が、自分の中の言葉の音と一致する。 奇跡的と言ってもいい。 きっと、本当の意味では理解されていないだろうし、 そう聞こえただけ、ということだって当然あるのだから。 でも、どうしたって、ビクッとする。 理解よりも直感的、こうなればもう共鳴に近い。 他人の世界に踏み込む感覚。 自分の世界に踏み込まれる感覚。 何度経験しても、あまり心地いいものだと思えない。 どう足掻いても、そこには絶対的な壁が存在しているはずなのに、 それを無理矢理超えようとしようものなら、傷付くだけだ。 自分だけならまだしも、他人が傷付くのであれば、それは避けるべきだ。 他人は自ら傷付くことを求めたりしないから。 オレには細心の注意を払う義務がある。 どうすることもできないのなら、ひたすら距離を置くしかない。 逃げるように、どこか遠くに行くしかない。 2011.11.30 Wed 22:23:43 孤独な死を欲して自分が幸せならそれでいい。 自分が楽しければそれでいい。 そんな考え方がオレにできるか。 いや、できない。 でもそれは優しさじゃない。馬鹿なんだ。 人より幸せや楽しさを訴える自分が許せない。 もっともっと、地獄へ突き落としてやりたい。 自分がもがき苦しんで死んでいく。 そんな未来を求めている。 ゴミのような人生を送りたい。 誰からも見捨てられるような自分でいたい。 自分にはそれぐらいが相応だ。 そうあるべきだ。 自分で自分の首を絞める。 苦しそうにはするものの、抵抗もせず、ただ涙を流す。 グッと締め上げて、死んだような感情に浸る。 孤独であるという実感が自分の中で溢れ帰って、堕ちていく。 そんな絶望が幸せと感じられる。 それでいいじゃないか。 自分のために、というのなら。 オレは絶対死を選ぶ。 |