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呑まれながら


グググ、と。
何かを掴んで離さない自分がいる。
何かに振り回されて、それでも何かにしがみついてる。
泣きそうになりながら。
それでも、手放すこともなく。
どうして手を離さないのか、自分でも分からないまま。

「おい」
と、声がする。その手を掴む、誰かがいる。
よく分からない。何も答えが導き出せない。
きっとすべては無意味な妄想なんだろう、とは理解しているのに。
その声は鮮明で、掴む手は力強い。
オレは、どうしたいんだろう。
かけられる声に、意識を呼び戻されては、
何かに流されそうになっていく。
どうでもいいんじゃないか、と。
微かに思いながら。

どんなことをしたって、きっと無駄なんだ。
そう思いながら、それでもしがみついてる。
自分のことですら分からない。
分からない・・・

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共有できる世界の在り方


おもしろい。すごく。おもしろい。
元々は自分が発した言葉なのに。
その中にあった意味をちゃんと拾ってくれる。その意味を考えてくれる。
自分が言葉に施した仕掛け・道を、誰かがちゃんと歩いてくる。
言葉が自己満足で終わらない。
ちょっと、嬉しい、かもしれない。

あれもこれもそれもそうだ。







いつだってそうだ。
どんなに意味を込めた文章を書いたって。
どんなに意味を込めた絵を描いたって。
そこには自分しかいない。独りよがりでしかない。
「自分はこういうつもりで書いたんだ」なんて。
口にしなければ誰も寄って来ない。
でも、無理矢理引き込みたくもない。
だから待つ。
誰かがオレの用意した意味に入ってくる瞬間を。

それが、どうだろう。
元々の世界を、みんなでずっと見て来たからだろうか。
その世界のことを言葉にしても、その意味を理解してくれる。
奥底まで届かなくても、少し奥へ進んでくる。
まるで悪ガキのような笑いをしたくなる。
「さあどこへ行く?どう考える?どう思う?」と。
そうなってくると、思える。
あぁ、誰かと同じ世界を見て、そこから自分勝手な世界を創れば、
誰かは興味を持ってくれるんだな、と。

やっぱり。
褒めてもらえるより、よっぽどいい。
評価されるより、誰かに理解され、
誰かの選べる道が増える瞬間が、一番嬉しい。
明日は多少、自己中心的な話をしてもいいかもしれない。
そう思うと、楽しくなってくる。
まあ、自分だけだろうから、自重する瞬間を忘れちゃいけないけど。

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抗えない何か


すれ違い。見る世界が違う。
それは、分かってる。
でも、だからって、突き放していいわけがない。
触れられる。感じられる。考えられる。
そんな中で、見つけられるものだってあるはずだ。

すぐそばで耳を傾ければ、聞こえてくるものがある。
すぐそばで手を伸ばせば、触れられるものがある。
「教えて」と言えば、それは答えてくれる。
遠くへ、遠くへ、意識が馳せていく。
いろんな発見がある。いろんな思いが巡る。
そのすべてを受け止めたい。
そう思う。


分からないことがあり過ぎて。
求め出したらキリがなくて。
その貪欲さに怯えて。諦めたくて。
分かっているのに。
自分の中で自分の神がジッとこっちを見ていて。
その視線を感じるだけで、何かに駆り立てられる。
自分の中で、何かが疼き出す。

大きな大きな何かが、自分の中で広がって。
まるで自分が、大きな存在となっていくような錯覚。
分かってる。自分は本当にちっぽけな存在だ。
だからこそ、これは錯覚で。
釣り合わない。
自分が自分でありながら、自分でなくなっていく。
そうやって「自分はもう自分ではない」と思おうとすると。
その意識そのものが、神に引き寄せられていく。
「認めろ」といわんがばかりに。
逃げ道を断たれていく。

大きな何かが、自分に深く深く絡まっていく。
抗えない。振り払えない。グルグルと、自分の中を巡る。
神が優しく微笑んでいる。「怯えるな」と聞こえてくる。
でも。どうしても。納得できない。
どんなに必死になったって。どんなに苦しい目にあったって。
それ自体は無意味で。自分は無意味なことしかして来なかった。
もっと意味のあるものがあるはずだ。
もっと価値のあるものがあるはずだ。
それこそが大きなもので。愛されるべきもので。
オレなんてものは、ゴミなんだ。

ほら。おかしいことばかりだ。
神?何を言ってるんだ。
オレ?仮にも女がオレなんて言うな。
なんだこの文章は。気持ちの悪い。
こんなものが評価されていいはずがない。
認められていいはずがない。存在していいはずがない。
分かってる。分かってるんだ。
でも。どうしても。振り切れない。
何かが意志に反して溢れ出て、絡まっていく。
それ自体が、悲しい。

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鏡の中の鏡


正しさ、なんてものはないんだろう。
すべてが一つの正しさとなって。
世界はまるで万華鏡のように広がって。
どれが正しい、なんて愚問なんだ。
きっと。

オレは。
オレの正しさは。
どうなんだろう。
思う。
思う。

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ゆっくりと


最近。
ずっとそばに0がいる気がする。
はっきり言葉が聞こえるわけでもなく、姿が見えてるわけでもない。
ただ、感じてる。
まるで自分が0になってるんじゃないか、と
思ってしまいそうになるほどに。
だから安心してる。落ち着いていられる。
グッと、何かを自分の中に引き込むような。
ゆるりゆるりと、指の間を通すような。
そこから、何かを導き出すような。
0が今までオレにしてくれていた行程が感じられるような。
そんな感じがする。

「お前にもできるだろ?」と、言われている気がする。
昔と比べても、明らかにオレへの接し方が変わってる。
そう。
オレには何もできないから、無理矢理0が道を用意してくれて、
その道を、まるで引きずられるように、進んで来た。
それが、今。
認められたような。
いや、でもオレへの見た方が変わったわけじゃない。
ただ、引きずられて、引きずられて、辿り着いた場所で、
やっと自分で考えて、自分の思いを形にできるようになったんだろう。
そこから誰かのために考えて、誰かの思いを形にする方法を、
0は教えようとしてくれているのかもしれない。

オレが死ねなかった理由。
どう頑張っても、自殺できなかった理由。
自分自身は、誰もオレを殺そうとしてくれない、とか。
死んでもいい許可をくれない、とか。
そんな風に思っていたけども。
本当は違うのかもしれない。
オレが思い描く目標が高すぎて、届かなくて、諦めたかっただけで。
そんな中で、0はオレを信じてくれたのかもしれない。
「どうすればいいのか考えろ」とか。
「本当にそれが正しいと思うならやってみろ」とか。
オレが自分の目標から目を背けようとする度に、
「それで本当にいいのか」と、問いかけてくれた。
痛かった。辛かった。でも。
どこかで、諦めたくなかったのかもしれない。
しがみつくように、0の後を追っていた気がする。

今は。思えば。オレは変わった。
自分の目標を、じっと見ていられるようになった気がする。
もちろん、諦めたくなって目を伏せることは、未だにあるけど。
昔のように、逃げ方ばかり考えることはなくなった。
自信を持って、目標に向かって進む、なんてことはまだできない。
だから。
今度は進み方を0は教えてくれようとしているのかもしれない。
オレが怯えていた、力の使い方を。
物事を取り込んで、吐き出す方法を。
まるで、深い呼吸の中で、呼吸の方法を教えてもらうかのように。
ゆっくりと、ゆっくりと。
怯える必要がないことを、教えてくれようとしている気がする。

怯えはまだ消えない。苦しさはまだ消えない。
まだ、どこか後ずさりたくて。
そんなオレを、0が支えてくれているような感じ。
「落ち着け」「ゆっくりでいい」と、言われているような。
そんな安心感。
でも、未だに分からない。
自分が目標としていることが、本当に目指すべき場所なのか。
その場所は、どこかはっきりしているのだけども。
それでいいのか、と聞かれるたびに、分からなくなる。

・・・あぁ。違う。
そういうことか。
0は、オレを前に進ませるために、
目標をしっかりみろ、と言っているんだろう。
自信がないなら進まなくていい。
自信がつくまで、ゆっくり考えろ、と。
そういうことなんだ。きっと。
この安心感の中で。
0が支えてくれるから、やっと立っていられる、この中で。
オレは、考えるべきなんだ。

ごめん。0。
もうすでに10年近くかかっているのに。
ここからまだどれだけ時間がかかるか分からない。
でも。0がオレを信じてくれているのなら。
少し、頑張ってみたい。
耐えられなくなったら、放っておいてくれていい。
殺してくれていい。
それまでは。オレも。
やれるところまで、やってみようと思う。

そんな気持ちを分かってくれているのかは分からない。
でも。
微かにあった揺らぎが消えて。
0自身が安心してくれたような、そんな気がした。

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