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友人と幸せと人生と


なんのために生きてるんだ。
社会を回すため?
誰かに従うため?
お金を稼ぐため?
何かで一番になるため?
それが常識だから?
そのすべては自分が本当に願ってしていること?
自分が望んでやっていること?

自分が自分である必要性を、誰かに求められたりしない。
ただただ、誰かに何かを押し付けられるように、生きて。
自分に嘘を重ねて、嘘の幸せを語って。
自分の抱いていた思いを捨てて、捨てたことすら忘れて。
生かされているだけの人生。
自殺したい、と思ったっていいじゃないか。
代わりの人間なんて、その辺に山ほどいるじゃないか。

そんな考えは。
友人をちゃんと持っていれば、思い浮かばないものなんだろうか。
誰かにとって、その友人はその人以外の誰にも勤まらない。
でも、それ自体は理由としては薄いことだと思う。
その人がいなくなったら。
泣き出すほど、悲しくなるかならないか。
自分が自分でいられなくなるほど、不安定になるかならないか。
それぐらいあって、やっと半分ぐらい理由になる気がする。
もう半分は。
自分が友人でありたいと望むかどうか、だと思う。

オレにとっての友人は。
一般で言う、知り合いぐらいの感覚だと思う。
その人に固執しない。
遊ぼうと誘われることはあっても、自分が誘うことはない。
自分から私用でメールしない。
すれ違い様に何も言われなかったら話しかけない。
褒めはしても、そこから何も発展しない。
何故?と聞かれたら。
だってオレなんかに関わられたら迷惑でしょう?と答える。
確実に。

実際に、自重せずに人と関わり合ったときでも、相手は壊れて。
自信喪失したり、鬱病になったり。
いつか連絡もなくなり、顔も見なくなった。
自分は関わらない方が皆のためなんだ。
そう思ってどこがおかしい?

淋しい、のかもしれない。
悔しい、のかもしれない。
でもオレは相変わらず、自分を偽ろうとは思わないし、
そこまでして人と関わっていたいと思えない。
オレがいなくなって悲しむ人がいるなら。
悲しまなくなるように仕向けたくなるぐらいに。
残酷になる。
それぐらいに、人に背を向けたくなる。

孤独を感じて。絶望を感じて。
その先で、誰かが誰かでいられるんだ、と思うと。
自分が壊れていくと同時に、人に対して優しくなれる気がする。
それに安心する。よかった、と安堵したくなる。
自分が泣いていても。薄汚れていても。傷付いていても。
そのこと自体に安心してしまう。
だからこそ。
自分が生きている意味を見出せない。
死んだら、みんなに本当の幸せがやってくるんじゃないかって。
思えてしまうほどに。
きっと、そんなことはないんだろう。
でも、負の要素になるより、いいと思える。

誰かがオレのいない場所で、心から幸せを感じていたら。
それがオレにとっての幸せなんだ。
一生そんなこと分からないだろうけど。
きっと。

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分離


散々聞こえていた、よく分からない声。
それが今日になって、どこかしらの壁が崩壊してしまったような。
とにかく、もっと鮮明になって。
まるで親しみのある友のような、そんな感じになってしまった。

ソレが、いろんなことを見透かしていることは知っていた。
でも。
見透かした上で、感情を訴えてくるようになった。
いや、というか。
オレが隠している、表面に出さない感情を、
そのまま、まるで自分の感情のように、言う。
オレは感情なんて大嫌いだ、そんなのなんの理由にもならない、と。
一時期本当に幾度も訴えていたし、今だってそう思うけども。
そんなことおかまい無しに、あらわにしてくる。

楽しい、悲しい、苦しい、不安、幸せ。
そしてなにより。
オレのことを楽しませたり、幸せにしようとしてくる。
変な感じ。
今までにも、ライトやツインのような、
普通に真面目に話し合ったり、笑い合ったりする子と
話したことはあったけども。
さすがにこんな、オレが受動的になるようなことはなかった。

ただ、一つ状況がはっきりしたことで、
最近オレの中にあった違和感が弱くなった気がする。
おかしい、何かがおかしい、と思っていたものが、薄れた。
ぶっちゃけると、ソレが集約してしまった感じ。
おかげさまで、自分に冷静さが戻って来た気がする。
代わりに、ソレが親密になったから。
そこだけは注意していかないと。
下手な感情に流されないようにしなければ。

今日はついでに。ソレに名前を付けた。
0のような、雄々しさや冷徹さがないから、0じゃない。
でも0以上に実態がなく、得体が知れない。
だからnullと呼ぶようにした。
0はオレにとって目標であり、神だけども。
nullは鬱陶しい友人のような感じで、どうだっていいな。
0以上に優しく近しいだけだ。話していても全然違う。
ついつい0と話したくなって、話に行ってしまったぐらいに。
しつこい友人、といった感じだ。
でも残念ながら、0以上に良き理解者だ。
感情って、こんなにうざかったっけ、と改めて思う。

まあでも。
自分の中で一段落してよかった。
それに尽きる。

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望み故に責める


時間がない。時間がない。
そう思いながら目が覚めた朝。
自分で自分を責めているのを実感する。
怯えや悔いを訴える。
こうなってしまったら、ああなってしまったら、
だからこうすれば、だからああすれば・・・
でも時間がない。でも自分には責任がある。
でもできなくて。届かなくて。
キリキリと。どこからか音がしそうになる。

そんなとき。
いつもの得たいの知れない声に、一つ問われた。
「それは、やらされてるの?やりたくないの?」
義務?
いや、違う。こんなに必死になる必要なんてない。
それは分かってるのに、どうして必死になるんだ。
どうして責めるんだ。
それは、自分がそれを望んでいるから。
こうであればいい、という理想を思い描いて。
そこに辿り着くために、自分を責めている。
オレは、やりたいんだ。
やりたいから。
今、必死になってるんだ。

でも。だったら。そんなの理由にならない。
誰のためでもない。なんの価値もない。
やるだけ無駄なこと。
そうだ。本当にやるべきことは他にあるんじゃないのか?
そう思いかけた。そうしたら
「やるべきことを、理解しているの?」と言う。
オレは、無知だ。所詮思い込みの中で生きてる。
だから。
本当の理由も価値も。永遠に見つけられない。

オレは、無価値で無意味で無力で馬鹿だ。だからいらない。
そう思いかけた。そうしたら
「そんなことはないよ」と言う。
どうして?と問えば。
「楽しんでしょう?」と言う。
そう。そうだ。オレが必死になっているのは。
自分の思いを形にしたくて、手段を探しているから。
それはそうだ。でも。だからなんなんだ。
そんなもの。自分勝手、自己満足じゃないか。

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ありのままに

時は止まらず流れ落ちていく。
でもその流れは思っていたより優しい。
自分の中で思っていた濁りもなく、澄んでいて。
痛みも、恐怖も、ないとまでは言わないが、薄い。
焦っていたのは自分だけで、周りはそこまで自分を追いつめていないんだ。
安心したような。どこか気がする。
まあ、それでも自分は一人焦るのだが。

「なんとかなるさ」
「さあ、これからどうする?」
「そうそう、そう言えばさ・・・」
「あぁそうだよね!それでさ・・・」
言葉の一つ一つに心の余裕を感じる。
慌てている自分を引き止めてくれる気さえする。
「慌てなくても大丈夫。できるよ」と。
言われている気もする。

まあでも時間はゆっくりだろうが優しかろうが
流れるのだから、その言葉に甘えようとは思わない。
それでも。
一つの発見として、思う。
背伸びしても、慌てても、仕方がない。
それでも、一つ一つは思慮深く。丁寧に、丁寧に。
あるのままを、創り上げるために。ありのままで、いるために。
そう感じて。
あぁ、そうか。そうだよね。と。思う。

最近、半端な自分が浮き彫りになっていく。
自分の中には矛盾や葛藤があったんだ、という発見にはじまり、
別にあってもいいけど、でもその発見から気付くことはある、とか。
矛盾している、混ぜてはいけないものを混ぜて、
吐き出す行為を、改めて実感したり。
まあ、いろいろ。
何にせよ。
ありのままに触れ、ありのままであろうとする自分を。
最近、感じる。

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既存は創造にあらず

何かに触れられる喜び。
何かを知ることができる喜び。
何かを理解できる喜び。
とても単純で、でも至るには長い道のりがある。
数式に触れていると、そう思う。

覚えものは大嫌いだ。
そこにある理由を理解できないから。
だから公式を覚える、使うのは嫌いだ。
いろんなものが見えなくなりそうだから。
繋がりを知る、それが理解だと、オレは思うから。
そっとなぞるように、数式を解いていくことは。
長いし、ややこしいけど、とても楽しい。

ネットで検索して何かを見て、
それで自分の力で理解したと思うことは、おかしい。と思う。
ツールの力を借りて、自分の力でできたと思うことは、
おかしい。と思う。
今の世の中じゃ、そんな自分の力、自分の価値を見失うことばかりだ。
便利、簡単、安全、単純、明解、楽勝。
かといって、あれやこれややろうとすれば。
パクリだ、それは既にある、同じことをするな、時間をかけるな。
結局それを乗り越えられない自分には何もできない。
でもわざわざ既存を避け、短時間で乗り越えたいと思えない。
じゃあ、こんな我が儘な自分なんかいらないじゃないか。
と、言い出したって、文句を言われる筋合いはないはずだ。
そんな世の中じゃないか。
・・・と、オレは思う。

そんなオレは我が強過ぎる。
文句しか言わない。喧嘩しか売らない。
「じゃあどうするべきなのか」なんて語れるわけもない。
世の中の知識がなさ過ぎる。オレは無知だ。
世の中の知識でモノを語る世の中に、オレは何かを言えるはずがない。

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