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考えが浅い？
そうかもしれない。
でも。
なら何を考える？
なんのために考える？
自分のためか？
他人のためか？
世界のためか？
それすらも考えの先に見出すのか？
なら、今、考え出すことに意味はないのか？
始めの一歩に意味はないのか？
最後に意味を成すのか？
それを信じていいのか？
いや。
オレにはすでに意味を見出した答えがある。
例えそれが愚かだとしても。
揺らぐことに意味を見出せない。
罪なら罰を。
それだけ。
それだけ。

何故関わろうとするのか理解できない。
何故続けようとするのか分からない。
オレから何を得ようと言うのだろう。
何故前を見ながら自ら腐れ落ちようとするのだろう。
理解できない。

早く終われ。
終わってしまえ。
過ちを繰り返す前に。
終わってしまえ。
希望なんていらない。
いらない。

酷く、前向きな人だ。
だからこそ疑いたくなる。
何故それを信じられるのか。
それでいいと思えるのか。
後ろ向きな自分には理解できない。
疑問をぶつけても、返って来る言葉が理解できない。
きっと向こうから見れば、オレは悪い性格の典型例なんだろう。
でもオレから見れば、向こうは良い性格の典型例だとは思えない。
どこか考え方が曖昧で。形が全く分からない。
ただ、突かれても崩れない柔軟性を持った考え方ではあるのかもしれない。
コンクリートで作り固められ、強い衝撃で
すべてが崩れるような、そんな考え方ではない感じ。
掴み取ることができない曖昧なもの。
ある意味これが生き物なのかもしれない。
オレは。
生き物として存在できていないのかもしれない。

後悔ばかり。
反省するにも反省しきれず。
償うにも償いきれず。
できないからと言って許されるわけでもない。
一生付きまとう罪。
まるで呪い。
いや。
それは正しさだ。
オレにとっては間違いなく。
それこそが正しさだ。
だから。
これでいい。
このままでいい。

人の思う正しさと自分の思う正しさが
いかに異なるものか、痛感する。
同じ言葉なのに、解釈が違う。
重要なことが何なのか、価値観が違う。
やる気とやらされ気の差。
そのすべてを統括した上で存在する正しさ。
グレー色の正しさ。
それは果たして正しさなんだろうか。
分からない。

「やってみなければ分からない」
いや。やってみたところで分かるはずがない。
起こりえた現実を理解できるだけの能力が自分にあるのか。
それが正しいかどうか、最終的に評価を行うのは自分だ。
正しいと思い行動するのも、その行動が正しかったかどうか
評価し理解するのも、自分だ。
そんな自分は。
正しいと言えるか？
分からない。