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ごめんなさい。
ごめんなさい。
酷く傷付けたでしょう。
酷く苦しんだでしょう。
そんな傷も苦しみも。
必要のないものだったのに。
貴方はそんなもの求めていなかったのに。
私は貴方に押し付けてしまった。
私はどうやって詫びればいい？
きっと罪は消えないのでしょう。
永遠に続くのでしょう。
それでも私は償わなければならない。
だからこそ罪。
さあどうすればいい？
私が貴方の傷も苦しみも、すべて持ち帰ればいい？
なら、続けましょう。
傷が消えるまで。
苦しみがなくなるまで。
それが償い。

何一つ嘘はついてない。
思うことを、思うがままに、言っているだけ。
でもそれは必要なことじゃない。
だから本当は、なくていいもの。
ない方がよいもの。

目指さなければならない場所。
そこを見据えて、何事も選んで行かなきゃいけない。
それに納得してる。
だから曲げる必要はない。
これは間違っていない。
少なくとも、自分にとっては正解であり、最善だ。
今更考え直す意味はない。
足掻くことに意味はない。
どうやってそこに辿り着くかだけが問題だ。

人とは。
いろんな人がいるもんだ。
それこそ、自分が関わってはならないような。
立派な人が世の中にはたくさんいる。
オレなんかが手を伸ばすべきじゃない存在。
遠い遠い場所。

辿り着きたいと願っている存在は他にいる。
自分じゃない。
オレは場所を奪ってはならない。
いつだって誰かが辿り着けるように。
自分はそのためにできることを。
存在そのものが奪ってしまいかねないものを、奪わないために。
自分勝手かもしれない願いを。
それでも、願うために。叶えるために。
最善を尽すことを念頭に。
死ねないのなら尚更。
死に匹敵するほどに、苦悩していかなければならない。
そう思う。

「デザイナーになると思っていた」
なれるわけがないだろ。
オレが描いている絵は常に自己満足、趣味だ。
人の役に立つ、人に使われる道具としての絵を描けない。
いや、絵だけじゃない。
オレ自身が、道具になれきれない。
ダメなヤツだ。

現実を甘く見たくない、といえばそうかもしれない。
いや、若干違うかもしれない。
絶望したくないのかもしれない。
自分を認めるような社会、世界を、認めたくないのかもしれない。
オレが認められて、誰かが認められていない現実を、見たくないのかもしれない。
世界は広い。本当に。広い。
オレは。まだ。世界を知らない。
1％も。0.1％も。0.000001％も。知らない。
0％だと言っても嘘じゃないと思う。
だから。
世界はオレを認めるはずがないし、オレもオレを認めようとは思わない。

届くはずがない。
抱えきれるはずがない。
理解できるはずがない。
オレは、こんなにも小さい。
ゴミよりも、塵よりも、小さくて。
本当は。どこにもいない。
存在できていない。
オレはオレを理解することすら叶わない。
だから。
オレはオレが何かになれるなんて。
思わない。思ってない。
そんなもの、自分でどうこうできるような場所にはない。
だから何も求めない。
求めたって無駄だから。
この存在すら。
無駄だから。

どうしようもない。
無力さ。
あぁ。
悲しい。
そして。
それ自体は。
無意味であり。
それ自体も。
無力だ。
無限ループ。
抜け出せない。
繰り返しの中。
永久を。
漂うような。
嫌になる。