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自分をゴミだとか、カスだとか思っていると、
他人から褒められようが認められようが、イライラしてくる。
でもかといって、その人自身にイライラしているわけじゃない。
それ相応の何かが、自分にはないと思っているから。
じゃあ、自分にイライラしている？
というか、自分に呆れてる？
そんな感じ。

オレが人に対して、何かを望むことはない。
むしろ望みたくない。
なら、オレは何かを望みたい自分にイライラしてる？
じゃあ、その人を否定したい？
でもそれは無意味だ。
褒めてもらっているのに、それを否定してどうするのやら。
だったら。なんだろう。

あぁ。そう。そうだ。
自身がない。
認めてもらっても、それを保証できない。
オレはその期待を裏切る。
裏切りたくなかろうが、裏切る。
でも。何か、それも違う。
オレは、遠くを見過ぎてる？
指し示されている何かが、手の届かない場所だと思ってる？
そうかもしれない。
オレには。なにも。掴めない。
触れることもままならない。
ただ。
本当にそうなのかすら、分かってないだけかもしれない。

自分に価値があるのか。自分の存在に理由があるのか。
考えて答えを求めること自体には、満足なりなんなりしてる。
でも。
価値があったとして。理由があったとして。
オレはそれをどんな判断基準として、利用しようとしているんだろう。
得られた答えに従うんだろうか。それに納得ができるんだろうか。
分からない。ただ。
疑問の発生源も、その疑問に対する答えを知って何かをするのも、自分だ。
どこまでいっても、自己完結している。
つまり、この流れていくなら。
自分で最初から最後まで、決めるしかない。
どうするのかを決めるのは自分であって、
もし、どんな答えが出たとしても、それに流されるのではなく、
自分の判断で、何かを決め、何かをするんだろう。
それは、大前提になる。
なら、オレはどう足掻いても自分勝手な結論を出すだけ。
自分勝手に、誰かを、何かを、巻き込むだけ。

オレは、オレの生き方に納得してる。それに幸せを感じてる。
でも、それのせいで世界が歪むのなら、
それは許されるべきじゃないと思ってる。
だからこそ、自分の結論として、自分が消えればいいと思ってる。
それで、いい。
はず。
なのに。
どうしてオレは悩まなきゃいけない？
何を悩んでる？
なんでオレは泣く？
オレは何を期待してる？
自分のことすら分からない。
世界のことなんか分かるはずがない。

オレはオレの存在を認めない。認めるつもりはない。
でも、オレの心の奥にある何かは、何を訴えているのやら。
なんだろう。感覚的には・・・
存在を認めず、殺そうとしている自分に、
その何かが飛びついて泣いてるような、感じ。
やめて、というか。だめだよ、というか。違う、というか。
そんなことはして欲しくない、というか。
いや、決して抗うような感じじゃない。
オレの考えをすべてを理解していて、
自分に否定権がないことも理解していて、
その上で、どうしようもなくて、縋るような、感じ。

知ってる。それが発するどうしようもない感情を感じてる。
でも、縋るその何かに対して、自分が放つ言葉は謝罪しかなくて。
どうしようもない。
オレは、この何かが感じている何かを取り除いてやらなきゃいけないのか？
どうだろう。
分からない。

あぁ。そう。そうだ。
何日かに１度、web拍手で拍手してくれる人。
誰だか分からないし、ひょっとしたら検索用のボットかもしれないから、
そもそもそれが人なのか分からないけど。
なんだか、ごめんなさい。
どういう意味での拍手なのか、理解してない。
期待であっても感謝であっても、その何かを理解できていないので申し訳ない。
喜んでいいのかすら分からない。
ただ。こんな馬鹿に絡んでもらってるなら、本当に申し訳ない。
オレのせいで悲しんだり苦しんだり、心配してしまっているのなら、
本当に、本当に、申し訳ない。
言うならば。
存在して、ごめんなさい。
いつか。消えるから。ちゃんと。
消えるから。

オレは、誰のために日記を書く？
それは、自分のために、だと思う。
でも、だったらこんなところで公開する意味はない。
読まれることを望んでいるのか、と言われれば、そうでもない気がする。
かといって。
もし、すべてが自己完結してしまったら、どうなるだろう。
確かに、こうするべきだ、とか、あぁするべきだ、とか、
自分の中では結論が出てる。
問題は、それが正解かどうか、だ。
自分が正解だと信じ込めば、それは正解になってしまうのかもしれない。
それでいいんだろうか。わからない。

じゃあ、逆を考えてみよう。
オレは、誰かに何かを伝えたいだろうか？
いや、そんなものは迷惑だ。
自分の意見は自分の意見でしかなく、誰かに聞かせるようなものではない。
何かを決定付けるだけの力はない。
ただ、言葉がそこにあるだけで、何かしらの力を持ってしまって、
何かしらの方向へ引っ張ってしまうようなことがあり得る。
それでいいんだろうか。
これはむしろ、他人への責任を強いたくないんだろうか。
自分の言葉を見て判断する誰かへ、
その判断をさせること自体を、自分は嫌がってるんだろうか。
・・・そうかもしれない。

オレは。
どうしたいんだろう。
いや、結論は出てる。
それをどうして信じてやれないんだろう。
わからない。

誰かが誰かでいられたならそれでいい。
誰かの心の中にオレはいなくていい。
誰かの心に巣食ったオレはさっさと消えてしまえばいい。
それだけで、誰かは誰かでいられる。
オレが誰かの可能性を縛り付けたり、奪うことはなくなる。
嬉しいも悲しいも、便利も不便も、願いも悪夢も。
全部、全部、ありのままであって欲しい。
自分がいないままでも回る、そんな世界を望む。
そうやって回る世界が何も知らない自分を、
ここぞとばかり押しつぶしていくことを、望む。
オレの手ではどうしようもないものなんだと、
身に染みて理解できるほどに、グチャグチャにしてくれることを、望む。