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そこに存在している自分に腹が立つ。
笑っても、泣いても、怒っても、腹が立つ。
何をしていたって、そこに自分が存在していること自体に腹が立つ。
殺してやりたい。
いなくなってしまえ。
そんな気にしかなれない。

自分の存在理由はない。
原因はあれど、必要性もなければ、価値もない。
自己満足のためだけに生きて死んでいく。
世界という体に寄生して、
自分勝手に生きて、自分勝手に死んでいく。

好きとか嫌いとか、希望とか絶望とか、
夢とか悪夢とか、憧れとか下衆とか。
そんな風に捉える自分が嫌いだ。
何かを何かだと決めつける自分が嫌いだ。
だから。
自分のことを嫌いだと決めつける自分が嫌いで。
殺したくなる。

自分のありのままを受け入れられない自分がいることを知ってる。
その奥に怯えがあることを知ってる。
それは警告であり、願いであり、あぁ、とにかく何かだ。
知ってる。知ってるからこそ。
否定することも、捨てることも、考えられない。
そんな自分に殺して欲しくてたまらない。

『生きなければならない』なんて決まりは。
この世をよりぶち壊していくだけだ。

だらだらとした毎日。
繰り返される日常。
それはとても平和で。
文句の付け用がない。
それは絶対的正義で。
壊すことは許されない。
壊したくなる自分は、いなくなればいい。

いつか人の悲鳴を聞きたくなる。
いつか人の苦しみを逆撫でしたくなる。
いつか誰かをぶち壊して。
恨みのままに自分は殺される。
それが夢かもしれない。
叶うことの許されない夢かもしれない。
でもそれは『やろうと思えばできること』で。
この世に存在できないものごとじゃない、と思えて仕方がない。
だから実感したい。
だからそこにあって欲しい。
自分がそれを選んでいない、ということを自覚したくてたまらない。

あぁ。
危ない人だ。

楽しいかい？

あぁ。
楽しいよ。
とても。とても。

いつか。
分かるといいね。

そんな贅沢言うもんじゃないよ。
分からないものは分からないもの。

そうやってまた、諦めようとする。

諦めなかったら、どうなるの？
諦めて、何が悪いの？

もっと自由になっていいんだよ。

自由になったって、
やってくるのは苦しみとか悲しみとか、
憎しみだけだよ。
だから今が一番幸せなんだよ。

だらだらと流れていく。
何時間も。何日も。何ヶ月も。何年も。
それは捨てるだけのゴミのよう。
それもまた幸せ。
それもまた人生。

腐れ落ちてなくなる。
何も見えなくなって、何も聞こえなくなる。
何もなくなった世界。
そうなりたい。

ただ、残念なことに。
一度感じた感覚はすぐには消えず。
失うことを嘆く部分もある。
でも。
嘆く以上に。
大切なことがある。
そう思うから。
そうする。

時間が流れ落ちていく。
止まらない。水のように。
それを眺めるように。
あぁ。これ自体は、癒しかも。
でも、時間が流れるせいで苦労してる子もいるのは事実だよね。
止まれ止まれって、よく聞くし。

笑ってちゃいけないんだろうな。本当は。
でも笑いたくなるよな。
ダメだなぁ。
笑っちゃいけない。
もっともっと、苦しまないと。