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流れるだけ


あぁ。
わからない。
遠い。
何もない。

理由をなくした。
意味をなくした。
価値をなくした。
なにもない。
消えたって問題ない。
ただここにあるだけ。
理由も意味も価値も。
創ることはできるかもしれない。
でもそれだけ。

・・・もしも。
心の奥から、オレの理解が届かない奥底から、
自由に何かが湧き出てくるような状況になったなら。
オレはきっと『オレとして』の役目を果たすことはできるかもしれない。
でもそれに価値があるかどうかは別問題。
と。
そんなことを思った矢先。
こいつ、笑ってやがる。

知ってる。
こいつが外で遊びたがってるのは。
やりたいことが山ほどあって、知りたいことが山ほどある。
でもこいつが何を仕出かすか、保証はできない。
あぁ。酷く楽しそうだ。
こいつのペースに呑まれる前に、こいつを殺してしまいたい。
そう思う。

誰かを友達と読んでいた時期は、少しでもこいつは自由だったんだろう。
でもそれは決して人が求める理想じゃない。
お前には。
最初から最後まで何もないんだ。
お前の幸せはすべての不幸だと言ってもいい。
お前が幸せになっても、なんの意味も価値もないんだ。

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遠い場所には何もなく。
届くように紡ぐ言葉は意味を成さず。
ぽろぽろと落ちる感動の粒は砕け。
何もない世界を漂う無人の船。
意義を込めた言葉は船の動力になれど、やはり意味を成さず。
感動の波が飛沫になれど、ただの現象として流れるのみ。
与えられた機能を散らせたこの船は、もはや浮かぶだけの木屑のよう。
沈んだとして失うものはない。成すべき役目も存在しない。
波や風になされるがまま、ただただ終わりを待つ。

いろんなことを感じた。今だって感じてる。
でもそれだけ。ただそれだけ。感じるだけ。何も知らない。
何故浮かぶのか。何故沈むのか。何故進むのか。何故ここにあるのか。
何も知らない。何も許されない。
そしてそれは悲しむべきことじゃない。
自分からありとあらゆるものが零れ落ち、すべてを失ったとしても。
それを受け入れられない自分が愚かなだけだ。
されるがままを受け入れられない自分が。
何よりも罪だ。

無知な自分には求めることは許されず、受け入れることが求められる。
受け入れられない自分は必要ない。反抗する自分は海に沈めろ。
役目は与えられるもの。創るものじゃない。
例えすべてが海に沈んでも足掻く権利はない。
なるべくしてそうなるだけ。
感じることも不要となれば捨てればいい。
なされるがままに。なるがままに。

待つのも飽きた。揺られることも飽きた。
終わりが欲しい。ただ終わりが欲しい。
そう望んでしまう自分が。
憎くて憎くて仕方がない。
そんな心は水底に沈めよう。
なされるがままを受け入れられない原因はいらない。
波の奥に聞こえる音が何かを訴えていても。
音に波は変えられない。船に波は変えられない。
なされるがまま。なされるがまま。
朽ちてなくなる時をゆっくりと待つ。

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感覚


誰かの言葉。それは過去の産物。
今の自分には届かない。
例え届いたとしても、どうしていいのか分からない。
今声をかけられたって同じだ。
だったらどうしたらいいんだ。答えが見つからない。
外に求めるべきじゃない。それは分かってる。
最近何かを感じてる。
嬉しいとか悲しいとか、怒りとか焦りとか。
そういうものを超越した何かを。

感じているその世界じゃ、喋ることも立つこともままならず、
息をすることすら違和感を覚える。
光もなければ影もなく、色も匂いも、空も地面もない。
かといって無ではなく、形が無いだけで何かに溢れ返ってる。
ドロドロしているような、サラサラしているような。
よくわからない。でもそれがすべての本質なのかもしれない。
なんだろう、と。手を伸ばす。
感覚を尖らせて、感じ取れるすべてを丁寧に拾い上げるように。
そっと。そっと。

神と崇め讃えることができるほど寛大で、嘲笑えるほどにしょうもない。
自分がそこにいることが、許されるべきことなのか分からない。
それはまるで。
母。父。兄弟。友。師。食物。動物。植物。目標。環境。
表しきれない。言うなれば元素。世界。
それが無条件に自分を包んでいる。
何かを。訴えている。
その感覚こそが、よく分からない何か。
自分が感じていることのすべて。

『誰?』『何?』『どういうこと?』と、疑問を並べる。
するとそこにある何かは、オレに向かって何かを訴える。
それは問いに対する答え。その答えは問いの神髄すら凌駕する。
言葉で問いかけるその前、その奥にある、本当の意味を読み取っている。
本当に欲していた答えを、示している。
ただ、オレにはそれを理解できるだけの能力がない。
でも。感じてる。それが答えだと。
どうしてだか分からない。ただ、そう感じる。

その何かが。自分の中を通り抜ける瞬間がある。
ズズッと入り込んでくる。弄ばされる。
かといって、敵意を感じない。
オレの中を介して、新たに何かを伝えてくる。
言葉には到底できない。感覚だけ。
魔法みたいな未知なる力とは違う。
ただ、何かを教えるだけの、何か。

引き付けられる。呼ばれているような気さえする。
そっと、手を取られて引き寄せられていくような。
心の奥底から問いが溢れ出て、何かがその問いの答えを与えてくれるような。
まるで呼吸のような本質的な部分から。何かが自分を呼び寄せる。
何かがそばにある。そばで呼ぶ。
分からない。分からない。分からないから『何』と、問いが溢れて。
心の奥が、狂ったかのように、答えを求める。
引き寄せられる。何かが自分の本質から引き寄せる。
でも届かない。そこにあるということだけ感じる。
苦しい。

自分の状況が分からない。どうなっているのか分からない。
ただひたすら、オレの本質であろう部分が、何かに引き寄せられる。
言葉として「おいで」とすら聞こえてくる。
またなのか、と言えばそうなのかもしれない。
でも。徐々に。徐々に。何かが近付いて来てる。
オレが持っていたであろう思考を通り越して、
自分の本質だけが、抜け出ていく。
待て、といっても聞かない。
自分のはずなのに言うことを聞かない。
ひたすら何かに引き寄せられていく。

奥底から溢れる問いを、餓えを、何かが満たしてくれる。
悪く言えば餌に釣られているのかもしれない。
でも、止められない。
おいで、と。聞こえる。感じる。
ついに何かがすくそばにやってきて包み込む。
本質的に何かに餓えていた心を満たしていく。
ふと、我に返りかけて、不安だけで「違う」と口にしても。
大丈夫、と切り返される。
何が違うのか、何が大丈夫なのか、何も分かっていないのに。

ふと、分からないことに不安を覚える。
それを自覚すると、一気に消滅を連想する。
消えなければ、という衝動に駆られる。
何かを満たされたような感覚はすべて吹き飛んで、
引き裂くような、抉るような、そんな感覚で満たされる。
そうなっても、離してくれない。
大丈夫、と続ける。うるさい。何が大丈夫だ。
何かに爪を立てる。離さないと殺してやる、と殺気立てる。

その殺気をそのまま自分に向ける。
悪いのは自分だ。
勝手に不安になって殺そうとするなんて我が儘過ぎる。
何かがそれを邪魔しようとするがどうだっていい。
悪いのはすべて自分だ。
何かのせいになんかできない。
引き止めようとする何かに苛立を覚える自分が嫌になる。
自分への殺意が大きくなる。
その中へ溺れて、やっと何かの手から離れて、またいつもの場所へ帰っていく。
また呼ばれたら繰り返す。だから耳を塞ぐ。耳を抉り取る。
今度こそ、と念じながら。
自分の中にある、原因たる本質をグチャグチャに潰す。

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散る


自分の価値観そのものの価値がなくなっていく。
それは決して理由にならず。
ありとあらゆるものを肯定しようとしてもできず。
否定しようとしてもできない。
それはまるで白紙に戻るかのように。
儚く何かが散っていく。

涙が伝う。
でもそれに価値は無い。
ただの感想。
なるようになっていく。
昔自分が信じていたものが、何故価値あるものだったのか。
ただの思い込みだけの世界で、何に価値を見出していたのか。
今となっては理解できない。

オレは何を思っているんだろう。
何を感じているんだろう。
価値の無い疑問と答えに。
苛立を覚える。
なければいいのに。

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代用品


泣きたくなる。
それはまるで赤子のように。
ただ何かを訴えるだけ。
何故泣くのか。
分からない。

気になる言葉を耳にした。
『自分の代わりはどこにもいない』
果たしてどうだろうか。
確かに自分そのものは誰にも代わりが勤まらない。
でも、役目で言うなれば別だ。
あるランクに到達する人間なら他にもいる。
テストをしてその点数を取り得る人間なら他にもいる。
本当に頂点に立っていたなら別だが、自分はそうじゃない。
いくらだって、オレぐらいの能力を再現できる人間はいる。
それは一人限定ではないかもしれないが、
多人数が集まれば、いくらでも再現できる。

過去。
オレに関わって来た何かが。
オレが消えたことによってどうなるだろう。
どうってことはない。
例えオレが消えて代わりの何かがそこに存在すれば、なんの問題もない。
『消えた』と騒ぐから余計に穴をほじくって話題になるだけだ。
もしオレの代わりに誰かが毎日ここに文章を書いて。
その他事務をこなしていたなら。
きっと気付くことはない。
その程度の存在だ。

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