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死にたい死にたいと。
繰り返しつぶやいて。
自分をただただ殺そうと。
それだけを思い目指し。
走り続けてきたというのに。
得られたものは死ではなく。
感嘆の言葉ばかり。
嘆き疲れ、腰を落とす。
絶望の果てに、目を伏せる。
そんなオレに誰かが言う。
「お前はお前でいいんだ」と。
そんな言葉が欲しかったんじゃない。
認めて欲しいなんて誰が言った？
褒めて欲しいなんて誰が言った？
殺してくれと言ったんだ。
馬鹿にしてくれと言ったんだ。
お前なんか必要ない。
お前なんか消えてしまえばいい。
そういう言葉が欲しかった。
この世に自分がいることが許せない。
殺してくれよ。
頼むから。

心に残った残り火が。
チリチロと鬱陶しく残っていて。
それがつらい。
殺してくれよ。
地獄のように。
連なって。
連なって。
堕ちていく。
嫌だ。
もういい。
もういいだろ。

はあ。
終わった。
終わった。
全部。
もう。
いいだろ？
死なせてくれよ。
なぁ。

あぁ。
すこし。
安心した。
冷たい目線。
冷たい態度。
そう。
これが正しい。
これでいい。

得体の知れない自信や確信。
それに怯え続けて。
逃げて逃げて。
それでも追いかけてくる。
あぁ気持ち悪い。
どうしてこうなるんだろう。
オレはどうしてこうも。
単純で馬鹿なんだろう。
反吐が出る。
終わりが欲しい。
ただそれだけなのに。
認められたいわけじゃないのに。
どうしてだろう。
どうしてだろう。