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まるでなぞるように。
今までの自分を辿る。
オレは一体何をしていたのだろう。
改めて馬鹿げた道に虫唾が走る。
なんだこれ。
気持ち悪い。
あぁ。
嫌いだ。
改めて思う。
オレはオレのことが嫌いだ。
大嫌いだ。
だから。
死にたい。
死なせてくれ。
それだけ。
それだけなんだ。
オレの望みは。
それ以上でもそれ以下でもない。
もういいだろう？
なぁ。
なぁ。

疲れた。
もういい。
もうどうだっていい。
もういいよ。
もう。
もう…

もう終わる。
終わりが近づく。
オレは何をしたのだろう。
考えても考えても答えはでない。
気持ち悪い。
最後の最後まで。
気持ち悪い。

カタンと音を立てながら。
こけそうになりながら。
それでも走って。
こんなところまでやってきてしまった。
オレはどうしてこうも馬鹿なのか。
そういう気持ちばかり過ぎったというのに。
何故だろう。
気に入らない。
気に入るわけがない。
気持ち悪い。
でも。
誰かが微笑む。
それを見ると泣きそうになる。
違う、と。
オレがやっていることは。
そんな笑みを向けられるようなことじゃない。
終わりが欲しい。
ただそれだけだ。

誰かに何かは届くのだろうか。