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自分と言う存在を疑いたくなる。
一体何をしようと言うのだろう。
愚かだ。
どうしようもなく愚かだ。
なのに。
０は。
どうしてあんなにも強気なのだろう。
オレがこんなにグチャグチャなのに。
０は今まで以上に凛としていて。
散々傷つけ引きずりまわしていたオレに。
手を差し伸べ、引き上げようとしている。
今まで通り、否定して欲しい。
助けて欲しいだなんて思ってない。
なのに。
どうして。
つらい。
見捨てて欲しいのに。
どうして。

自分の考えを吐き出すと言うこと。
その行為とは一体なんなのか。
誰のためなのか。
理由とは何か。
オレは。
誰かの思いを背負っているだろうか。
思う、とはなんだったか。
オレは。
一体。
オレは。
オレは。
こんなにも。
愚かなのに。
誰か。
誰か。
オレを。
止めてくれよ。
オレは。
こんな。
あぁ。
怖い。

世界が変わっていく。
大きなうねり。
オレはどうしたらいいのだろう。
オレはどうしたいのだろう。
考えるべきこと。
やるべきこと。
オレは一体なんなのだろう。
答えなどない。
そんなことは分かってる。
でも。
それでも。
オレは。
何かを。
求めていて。
あぁ。
愚かしい。

頭をひねり。
考えに考え。
何をどうすればいいのか。
答えを求め。
ただひたすらに。
深みにはまっていく。
オレはただ。
いや。
何故。
望むのか。
どうして求めてしまうのか。
・・・そう。
オレは。
望んだ。
望んだんだ。
だから。
あぁ。
オレは。
どうして。
望むのか。
苦しい。

静寂の中。
か細く響く生活音。
変わらぬ光景。
穏やかに流れる時間。
なつかしい。
落ち着く。
オレは。
誰にも必要とされず。
誰も求めようとせず。
こうやって果てていけたらいいのに。
そう思いながら。
リビングの机に寄りかかる。
オレにとっての幸せとは。
これなのかもしれない。
そう思う。