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ブログ日記のようなものPAGE | 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 | ADMIN | WRITE 2007.02.03 Sat 21:54:00 感動っ!!2007.02.03 Sat 21:48:00 ダルいいぃ2007.02.03 Sat 21:44:00 聞こえない他人の立場になって考えてみろってよく言うじゃない。
やってみたら効果的なんだけど。 その場その場で他人の立場を考えられない。 とっさに何かを言う時は常に自分の事しか考えられない。 下手をしたら言葉で誰かに傷を付けるかもしれない。 じゃあどうする? 簡単。 自分が他人になればいい。 他人の立場になるなんて生ぬるいもんじゃない。 自分の中に他人を形成する。 自分の意志とは別に他人としての思考を巡らす。 そうしていると自分の考えとしてまとまりやすくもなる。 普通に実際あるままを考えている事柄に対して、感情を込めて否定するならこうだろうとか。 もしこうしたら、こういう反応がありそうだとか。 自分が理解出来る出来ないじゃなく、他人ならこうしそうだという予想を他人として作り上げる。 そして実際に誰かと話す時には、その人に合うであろう自分の作った他人を応用して応対する。 欠点は・・・何人かまとめて来られた時に無言になることぐらいで。 多重人格とかそんなのじゃない。 作り上げた他人をオレは『オリキャラ』と呼んだ。 自分の作った他人でない真の自分を『器』と呼んだ。 そうしているうちに自分の作った他人は常にオレの行動の制止係で、 オレもオレでなくなっていった。 オレもオレが何より嫌いで、他人も器を壊して抜け出したがった。 オレが他人になれたらどんなにいいだろう。 オレがオリキャラになれたらどんなにいいだろう。 ・・・昔使ってた携帯に未送信のメールがある。 内容はオレとオリキャラとの話し合い。 そこで自分が自分でなくなることを望んでいた。 そこでの結論は『可能性を信じろ』だった。 自分が他人になる可能性を信じろと。 そう言ってくれたのは当初『さん』付けで呼んでいたライトだった。 そしてそれが自分の何とか出せる結論だった。 殺しからも自殺からも逃げるための最後の結論だった。 けれどその『可能性』は果てしなく0に近く、意味も成さなかった。 根本である器そのものを変えることが出来ない。 事実を突きつけ、ライトも足を引いた。 同時に他のメンバーも足を引いていった。 でもまだみんな消えたわけじゃなかった。 たまにまた隣に座って話をして笑いあった。 極端に突然制止するものがいなくなったその頃、死神がいた。 死神は逆に殺しと自殺に拍車をかけた。 いつもなら家で泣いていたのに、段々と教室でも泣くようになった。 ある日学校で講演会があった。テーマは命。 人が生活している裏側でどれほど犠牲があるのか。 人はどれほど今幸せか。 自分が知らなかった部分を含めて納得して、その後・・・ 「だからこそ人はその命を保つために犠牲にしてしまった命に感謝し・・・」 「それを知った上で生き続けなければならないのです」 その矛盾した言葉に自我を失った。 講演が終わり、体育館から一斉に教室に帰る生徒。 人目なんか気にしてられないほど、泣いた。 友達が近くにいて「大丈夫?」なんて言われたけど、 ティッシュで涙を拭いて無言のままだった。 それ以前、本気で人を殺そうとか馬鹿は自殺しようと思った。 友達の首を絞めて絞めて。けれど本当の殺しにはならなかった。 虫に咬まれてかきむしった足の傷を数ヶ月えぐったし、 腕にもシャーペンや赤ペンでミミズ腫れを作ったけど、自殺にはいたらなかった。 死神のせいもあって自分の考えを実行に移すため素で話せるようになって、遂には 「殺してしまうかもしれないから、もうオレから離れてくれ」 「殺してくれ」 とまで言った。 当然他人に殺されることを望むヤツなんていないだろうし、 せめて離れてはくれるだろうと思っていた。 でもかえってきた返事はあっけなく、しかも笑わされた。 全く想像してなかっただけに、ショックを覚えた。 結局オレは他人にはなりきれなかったし、他人を知ることすら出来ていなかった。 むしろ自分の作った他人に頼り、本当の他人を知ることを 「犠牲にしてしまう」と言い訳して恐れていた。 自分の作った他人とは常に他人ではなく自分だった。 当たり前の事に気付いていながら認めたくなかった。 オレのしてきた行為は常に0をかけたり割るような行為でしかなかった。 オレを増やして細かく考察して勝手に納得して。 自分の中ではギリギリでも、それは決して限界じゃなかった。 0という本質が変わることを恐れていただけだった。 他人の話を直に聞いて0を1にするだけで変われたのに逃げていた。 自分にとって不利なことばかりを考えていることが普通だった。 オリキャラに頼る自分はキモいしウザいし最悪。 他人のためとか意味不明なことばかりほざくオレは大馬鹿者。 でも他人の話を聞けば、なんかそうでもないらしい。 みんながみんなそう思うワケじゃない。信じたくなかっただけだった。 だから他人を作ることをやめた。 自分で作った他人に頼ることをやめた。 再スタートのつもりで考えをすべてリセットした。 気分は今までと比べて断然楽。 他人がいないから。自分だけだから。 話を聞いてくれる他人がいなくなって、 話かけてくれる他人がいなくなって、 ・・・気持ち悪いほど静かすぎる。 声はもう聞こえない。 2007.02.02 Fri 19:28:00 悦? |