ブログ

やらなければならないこと。 それを「やらなければならない」と言ったのは、オレじゃない。 オレは誰かが言ったやらなければならないことを、 聞き入れ、それに従おうとしてきた。 でも、今は心のどこかで反抗してる。 こうじゃない。こんなことよりももっと大切なことがある。 そう思えて仕方がない。 かといって、その思いに理由がない。 どうしてそう思うのか、自分でも分からない。 気持ち悪い。 納得できる答えが欲しい。 どうしてオレはこんなに我が侭なんだ。 嫌だ。嫌だ。

あぁ、ひどい。 自分が。 嫌いだ。

オレはオレのことが嫌いだ。それは確かだ。 どこが嫌いなのか。 口だけで何も行動にできない。 できもしないことを、できると思い込んでいる。 人に迷惑をかけていると自覚しながら何一つ詫びない。 人の言葉を信じない。鵜呑みにする。人を大切にできない。 中でも一番たちが悪いのは、自然に接しているフリをしながら、 こうなるように、ああなるように仕向けようとしているところだ。 腹が立つ。 ならオレはどんな人間でありたいのか。 嫌いな部分を直したいと願っているのか。 実際のところ、そんなことはない。 こんな人間でありたい、というビジョンが無い。 あるのはただ、こんなことをしたい、という願望だけだ。 戸惑いばかり募っていく。 壊してくれよ。 なぁ。

もやもやする。 心のどこかで何かがずっと引っかかってる。 気持ち悪い。 何より怖い。 為体の知れないそれは。 何かを企んでいる気さえする。 嫌だ。 嫌だ。 オレは生きたくない。

頭の中を真っ白にして人と接し、笑いあうとき。 一時の間、正しさの価値や、後悔する意味を忘れる。 感情と衝動だけに支配されて、 確かにそこでコミュニケーションはなりたっているはずなのに、 何も分からないまま、ただ笑う。 それでも時が過ぎれば問う。 こんなことに何の意味があるのか。 価値もない。必要ない。邪魔なだけ。 ふわりと舞い降りたソレは無言のまま微笑む。 ソレはオレから思考を奪う。 いや、一時的に眠らせる。 そのまま衝動の根底を問われる。 その後、また思考を与えられる。 メンテナンス、とでも言うのだろうか。 歯車は歯車だけでは意味がなく、動力源があってこそ意味を成す。 すべての歯車を一度外し、動力源から新たに歯車を噛み合わせていく。 そんな感覚に近い。 回り始めた歯車は、何の音も立てず静かに滑らかに回る。 でも足りない。 何かのためにと必死に組み合わされていた歯車は、 それでも何かを成していたのに、それすらない。 でも感覚が違う。違いすぎる。 どうすればいいのか、さっぱり分からない。 どこにどんな歯車を噛ませればいいのか分からない。 ソレは自分のために歯車を組み立てろと言う。 そんなことしたこともないし、したいと思えない。 望めない。 歯車を前にして、オレは止まったままだ。