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最果てから見た星の海


ふわふわと、空を漂う。
まるで抱かれるかのように、空を舞う。
見てごらん、と催促されるように、空を舞う。
抵抗する気力も失って、見せられるものをただ眺めている。
何もかもが輝いて見える。
それぞれが、それぞれの形、意味を語って。
それぞれの世界を築き上げ、存在している。
見れば見るほど、惨めになってくる。
自分はいくつこの輝きを奪ったのだろうか。
自分がいかに愚かで、次元の違う世界に生きているのか。
汚い汚い自分にぞっとする。

目を背けて、見を縮めた。
もういい。世界が素晴らしいことは十分知ってる。殺してくれ。
そう訴える。
別に、あんな風に輝きたいわけじゃない。
素晴らしいと思われるような存在でありたいわけじゃない。
汚いなら汚いで、さっさと消えたいだけ。
こんな幸せを味わっても、何も返せない。
惨めで、つらい。逃げ出したい。

ふと。
「お前が犠牲にしたお前とは何?」と、問われる。
言うなれば、全部だ。オレは自分を大事にしたいと思ってない。
むしろ恨んで殺したいぐらいだ。
「それは何?」と、再度問われる。
ということは、オレが犠牲にしたもの、つまりオレのすべてを、
オレとは何かを答えろ、と言う意味だと思う。
それも、自分を恨み、殺そうとしていない、本来のオレを。

オレは。
何にだって言い訳をする。理由をつけようとする。
偶然の産物にすら、意味を求め、理由を求める。
というか、すべてに繋がりを求めようとしている。
ないがしろにできるものなんて存在しない、と思ってる。
ありとあらゆるものが、決して無関係ではない、と信じている。
何もかもが大切にすべきもので、知るべき対象で。
だから、何かに囚われて小さくなって竦んでいるものを放っておけない。
何かの定義や概念に囚われて、
本来の姿で存在できていないものを放っておけない。
そんな性格だから、手を伸ばし、触れて、壊した。
幾度と罪を犯した。そんな自分を恨んでいる。

「今度は自分を壊すのか?」
そうだ。その通りだ。そしてオレが壊れれば終わる。
壊す根源がなくなるのだから。
「お前こそ囚われているじゃないか」
それを悪いと思っているのはオレであって他人じゃない。
「お前もまた繋がりになれるというのに」
必要ない。人が求めているのはオレとの繋がりじゃない。
「本当に?」
・・・。

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平行線


「何をしたい?」
うるさいよ。
「どうありたい?」
構わないでくれよ。
「笑ってくれよ」
なんで?
「この繋がりを失いたくない」
意味が、分からない。

誰かが言った。
魂と理性は違う存在であり、
理性には分析、解析、予想が可能だが、目的を決定付けることはできない。
でも、魂には目的を決定することができる。
理性は言うだろう。
それは不可能だ。意味も価値も無い、と。
理性は魂に訴えなければならない。
それはお前が口出しするべきことじゃない、と。
魂が目的を決定することによって、道は創られる。
不可能は可能となる。意味も価値も結果として生まれる。
と。

妙に納得した。
そうかもしれない。
でも、それだけだ。

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他人のためにできること


「助けてくれ」と言われ、必死になっている自分がいた。
こうじゃないかな。ああじゃないかな。
こうすればいいんじゃないかな。こうだと思うんだけど。
汚い言葉を連ねて、何かを目指して、必死になっていた。

今、こうやって思い返すと、馬鹿だとしか思えない。
自分の意見を押し付けた罪悪感。
オレがやったことは、決して正しいものじゃない。
また罪を犯した。悲しい。そう思う。
オレは無責任だ。
何も知らないクセに嘘八百を並べて。何をしているんだ。
どうしてあんなに必死になってしまうんだ。
同じようなことを何度繰り返せばいい?

でも。
「ありがとう」と。そう言ってくれた。
自分なりに思いつく限りのできることはした。
努力はした。それは確かだ。
でもそれが本当によかったのか、オレには分からない。
自分を褒める気には、到底なれない。

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手を加えられる


カクン、と意識が揺れる。
ゾゾゾ、と何かが這い上がってくる。
何、何故、どうして、と問いが渦巻く。
問えば問うほど悪化していく。
でも問わずにはいられない。どうしても考えてしまう。
それが何なのか理解したくてたまらなくなる。
なら、その理由はなんなのか。
問いたい、という衝動はどこからやってくるのか。
分からない。

最早これは仕組みなのだ。
逃げることのできないロジックなのだ。
そう思ってしまえば簡単だ。
いわゆる本能とか、そういうもの。
でも、だとしてもおかしい。
オレの場合は特に、本能に従い問いかけ考えた結果、
自分を追いつめ自分を殺そうとしていることになる。
本能はそんな仕組みも有しているんだろうか。
本能は生命維持のための機能じゃないのか。
この問いかけはオレが自分自身を歪めた結果の愚行じゃないのか。
おかしい。おかしい。

哲学とは、知を愛することである、なんて聞いたことがあるけども。
オレがしている行為はこれに近いのだろうか。
だとしても、知ることを愛するとはなんなのか。
問いかけて問いかけて、その先の答えを求める目的とはなんなのか。
愛って何?愛するって何?どうなればそれは愛の定義に当てはまる?
分からないことが多過ぎる。
理解できないことが多すぎて、知にも愛にも到底届きやしない。
だから悔しい?何故?オレは悔しいのか?なんで悔しい?
何かがギリギリと音を立てる。

ズルズルと這い上がってくるそれは、相変わらずそこにあって。
問いにまみれ埋もれるオレの意識をはっきりと自覚させる。
問いかける意味自体を理解できなくて、問うことをやめようとすればするほど、
あぁ、そうだね。それは、どうかな。本当に?
なんて。合いの手を入れてくる。
結果、問いかけは濃くなって、そのまま深みにはまっていく。
きっとこれは、どこかへ誘導しているんだ。
少なくとも、オレの意志じゃない。

どこへ連れて行くつもりなのだろう。
深い深い思考の海にさらされる。
ぎゅっと抱かれて、愛してる、愛していいんだよ、
なんて聞こえてくる気さえする。
気持ち悪い。意味が分からない。
誰が、何を愛してる?誰が、何を愛する許可を出す?
考えれば考えるほど、ギリギリと音がする。
でも、その音の根源に何かが触れて音を沈めていく。
油切れで無理矢理回っていた歯車が、油を注がれて正常に回るような。
そんな感じ。
そして再び回り始めた歯車のせいで、深く深く思考が落ちていく。

メンテナンス?そんなことをされる意味が分からない。
どうしてオレは考える?目的を知らない。
何故急かす?何故構おうとする?分からない。気配だけが残っていく。
スムーズに回り過ぎた思考回路が、何の結果も出せずに無限ループにハマる。
そこに何かが注ぎ込まれていく。
存在、というべきなのだろうか。自分ではない何かが注がれていく。
自分が持つ自分への価値感が揺らぐ。
わらわらと、気配が自分の中から外へ舞い散る。
愛するって、なんだったかな。
と、ふと言葉がよぎる。それも、自分の言葉として。
変わりたいわけじゃないのに。どうしてこんなにも。
変化が押し付けられているんだろう。
納得できない。

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強制的な変化

こっちを見て微笑む顔が見える。
その誰かはオレの手を掴み、両手で握り、祈るように目を瞑る。
チリチリする。自分の中で何かが何かを訴える。
どういう意味なのか。オレをどうしたいのか。
考えれば考えるほど、何かの渦の中に埋もれていく。
まるで誘われるかのように。包み込まれて逃げることもままならない。
ふわりと優しく風が体を擦るように吹き抜ける。
うっすら、その誰かの目が開く。自分の中を風が吹き抜ける。
なんなんだよ。分からない。分からないよ。
急に涙が止まらなくなる。
と、涙を指で拭われた。

答えはない。だから創れる。

ふと、そう聞こえた気がした。
えっ、と思った瞬間、自分の中で疑問が濃くなった。
どういうこと?何が言いたい?どうして欲しいんだ?
首を横に振られる。違う、と。
すると、途端に何もかもが粉のようになって散り、意識だけになる。
まあ、元々妄想の中なのだから、形なんて大した問題じゃないのだけど。
そのまま、どこかに誘われるように巻き上げられた。


好きなものは何か。嫌いなものは何か。
楽しいこと、悲しいこと、感動すること、絶望すること。
問われるがままに答えていく。
これは、オレが逆に問われている、のだろうか。
そんな気がして、グッと言葉(イメージ?)を呑み込む。
でも。違う、教えて、と掻き回される。
戸惑う。でも断る理由がない。あるのは怯えばかり。
仕方なく、ありったけ思うことを伝える。
伝えれば伝えるほど、段々と怯えの根底に近付いていく。
だけどこうだから、こうだとしてもこうなんだ、と。
自分が思うことに言い訳をして、否定しようとする。
が。
その理由は貴方の中にはない。
と言い訳を払われる。
確かに、未来に起こるかもしれない想像の出来事や、
分かってもいない人や物を想像して言い訳にしている。
空っぽの理由を盾にしていることを、的確に指摘される。

でも仕方がないんだ。
分かっていなくても理由にしなければならない。
最悪の状況を招かないために、今の自分では届かないものも理由にして、
自分が自分である責任を全うしなければならない。
と。なんとか自分の中にある、使える理由を伝える。
すると、悲しいような、淋しいような感覚が霞んで広がる。
なら自分とは何なのか、果たすべき責任とはなんなのか、と。
重い問いがイメージとなってやってくる。
反論できない。
自分は自分を知らないし、オレが言う責任は
社会における責任であって、自分の中にはない理由だ。
無言というか、無が広がる。

なら、どんな自分でありたい?と、今度は軽い問いが降りて来た。
それでも、答えられない。こればかりは分からない。
虚無の理由を使うのは、それなりの理由がある。
自分の手が届かない場所を壊さないために、
どうするべきか考えた結果、そうなっただけ。
でも、それ自体は確かにオレの理想ではない。
自分が壊したという事実に基づいて発生した理由でしかない。
だったら。壊さない自分になればいい。そのためにオレは死ねばいい。
すでに確固たる理由として自分の中に居座っている
死ぬという解答を、しぶしぶ提示した。
どうせダメだとか、それに似たことを言われるんだ。

と思ったのに。
あぁ、そうだね。と静かに返答が降りて来た。
一気に自分が地に落ちていく気がした。安心もした。
認めてくれるのか。なんだ。よかった。と思った。
それで終わればよかったのに。
なら貴方は何を壊したの?何を壊すの?と新たに問いが降りてくる。
問われた瞬間、ザッと自分の中の記憶が再生される。
あれや、これや、それ。そのときの感情と共に、再生されていく。
黙ってその記憶に浸る。ざらざらとした感覚に呑まれる。

しばらく黙って記憶に浸っていると。
どうして壊してしまったの?と問われる。
すると、その壊したと感じた瞬間の少し前の感情がフラッシュバックする。
何かをどうにかしようと必死になっている。
感情としか言いようのないものを理由に、行動している。
そんな自分を思い返して、腹立たしいと思った。
馬鹿だ。なにやってるんだ。死ねばいいのに。
なんて言葉が鮮明にボロボロ出てくる。
すると、そんな否定の言葉を、撫でられた。
酷い言葉、というイメージが撫でられた感覚と共に落ちてくる。
その言葉が、まるで生きているかのように反論する。
酷い?どこが?コイツの方が酷いじゃないか。ゴミだゴミ。と。
ピン、と糸を張ったような気配がした。
キレた、のだろうか。いや、キッと睨まれたような感じもする。

とにかく敵意のように思えて、オレはその言葉を庇った。
悪いのはオレだ。酷いのはオレだ。
この言葉が、ゴミでカスなオレから、あらゆるものを守ってくれた。
確かに、この言葉そのものはなんの理由もない言葉かもしれない。
結果的に僅かでもオレにある可能性を失うことにはなるのかもしれない。
それでもいい。オレはこの言葉に感謝してる。だから否定しないでくれ。
と。ありったけ庇う。
庇ったとしても、感謝されるどころか、
その言葉に自分が蝕まれていくのが分かる。
自分が壊れていくのを感じる。でもそれでいい。
どす黒く染まる。もう帰れないと、はっきり自覚する。
ただ、オレ以外のすべてが壊れないのならそれでいい。
パラパラと、落ちていく。

そこには願いがあった。
と、落ちるオレを追いかけるように言葉が降りてくる。
確かに、あったかもしれない。
こうなって欲しい。こうあって欲しい。
でも、その願いのために行動した結果、壊した。
だからオレに願いは必要ない。
何故願った?
しつこく問いが降りてくる。でも、どうでもいい。
オレにとって願いはいらないものなのだから。
それでも、問いはしつこくまとわりついて離れない。
振り払おうとするのだけども、意味がない。

それに、願った理由なんて答えられない。
非常に感情的で、理由にできるような代物じゃない。
と、微かに思ってしまったのがいけなかったのか。
どんな感情?と次なる問いが降りてくる。
ううぅ、と、うめき声をあげたくなる。
明らかに自分の理解を越えている場所ヘの問いだから。
言葉にできない。どうしてそう感じたのか理由も分からない。
なのに。問いは明らかにその場所に向かって深く入り込んでくる。
手に負えない。
だから必死に入り込もうとするソレを止める。
ここから先はオレも知らない異次元だから理由にならない、と。
でも、問いは止まらない。
オレじゃ止められない。

深く入り込んだ何かが何かをしている。
何をしているのか分からない。
ただ、じんわりと何かがオレの方へにじみ出てくる。
どうしてこうなるのか。こうなってしまうのか。
悔しい。
また壊してしまうと思うと。
いや、壊すことを後悔できなくなるかもしれないと思うと。
本当に。悔しい。

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