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ブログ日記のようなものPAGE | 2561 2560 2559 2558 2557 2556 2555 2554 2553 2552 2551 | ADMIN | WRITE 2010.11.07 Sun 22:39:41 船遠い場所には何もなく。 届くように紡ぐ言葉は意味を成さず。 ぽろぽろと落ちる感動の粒は砕け。 何もない世界を漂う無人の船。 意義を込めた言葉は船の動力になれど、やはり意味を成さず。 感動の波が飛沫になれど、ただの現象として流れるのみ。 与えられた機能を散らせたこの船は、もはや浮かぶだけの木屑のよう。 沈んだとして失うものはない。成すべき役目も存在しない。 波や風になされるがまま、ただただ終わりを待つ。 いろんなことを感じた。今だって感じてる。 でもそれだけ。ただそれだけ。感じるだけ。何も知らない。 何故浮かぶのか。何故沈むのか。何故進むのか。何故ここにあるのか。 何も知らない。何も許されない。 そしてそれは悲しむべきことじゃない。 自分からありとあらゆるものが零れ落ち、すべてを失ったとしても。 それを受け入れられない自分が愚かなだけだ。 されるがままを受け入れられない自分が。 何よりも罪だ。 無知な自分には求めることは許されず、受け入れることが求められる。 受け入れられない自分は必要ない。反抗する自分は海に沈めろ。 役目は与えられるもの。創るものじゃない。 例えすべてが海に沈んでも足掻く権利はない。 なるべくしてそうなるだけ。 感じることも不要となれば捨てればいい。 なされるがままに。なるがままに。 待つのも飽きた。揺られることも飽きた。 終わりが欲しい。ただ終わりが欲しい。 そう望んでしまう自分が。 憎くて憎くて仕方がない。 そんな心は水底に沈めよう。 なされるがままを受け入れられない原因はいらない。 波の奥に聞こえる音が何かを訴えていても。 音に波は変えられない。船に波は変えられない。 なされるがまま。なされるがまま。 朽ちてなくなる時をゆっくりと待つ。 PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |