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遠い場所には何もなく。
届くように紡ぐ言葉は意味を成さず。
ぽろぽろと落ちる感動の粒は砕け。
何もない世界を漂う無人の船。
意義を込めた言葉は船の動力になれど、やはり意味を成さず。
感動の波が飛沫になれど、ただの現象として流れるのみ。
与えられた機能を散らせたこの船は、もはや浮かぶだけの木屑のよう。
沈んだとして失うものはない。成すべき役目も存在しない。
波や風になされるがまま、ただただ終わりを待つ。

いろんなことを感じた。今だって感じてる。
でもそれだけ。ただそれだけ。感じるだけ。何も知らない。
何故浮かぶのか。何故沈むのか。何故進むのか。何故ここにあるのか。
何も知らない。何も許されない。
そしてそれは悲しむべきことじゃない。
自分からありとあらゆるものが零れ落ち、すべてを失ったとしても。
それを受け入れられない自分が愚かなだけだ。
されるがままを受け入れられない自分が。
何よりも罪だ。

無知な自分には求めることは許されず、受け入れることが求められる。
受け入れられない自分は必要ない。反抗する自分は海に沈めろ。
役目は与えられるもの。創るものじゃない。
例えすべてが海に沈んでも足掻く権利はない。
なるべくしてそうなるだけ。
感じることも不要となれば捨てればいい。
なされるがままに。なるがままに。

待つのも飽きた。揺られることも飽きた。
終わりが欲しい。ただ終わりが欲しい。
そう望んでしまう自分が。
憎くて憎くて仕方がない。
そんな心は水底に沈めよう。
なされるがままを受け入れられない原因はいらない。
波の奥に聞こえる音が何かを訴えていても。
音に波は変えられない。船に波は変えられない。
なされるがまま。なされるがまま。
朽ちてなくなる時をゆっくりと待つ。

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