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ブログ日記のようなものPAGE | 2892 2891 2890 2889 2888 2887 2886 2885 2884 2883 2882 | ADMIN | WRITE 2011.10.02 Sun 23:53:32 神と世界の関係ひゅるり、と。 風を纏いながら、世界に立つ。 そう。困ったことに、最近思う。 『自分』と『0』という認識が、自分の中で合わさってしまっている。 あれほどまでに。 自分では届くはずもない、凛々しくも雄々しい存在、 自分にとって神と表現せざる負えない存在、 誰よりも冷静且つ冷酷に、誰よりも優しく且つ穏やかな、 そんな0とオレが、どうしてか同一に思えてしまう。 分かってる。理論的に考えれば、否定なんかできるはずもない。 オレの中で認識している『0』は紛れもない『自分』の一部だ。 でも、自分の一部と呼ぶには、 あまりにも自分の意志から遠く離れているものだ。 言うなれば『0』は『理想』や『未来』であり、 『自分』は『今』や『現実』なのだから。 「どうして同一と思えるのか」 そんな疑問ですら。 自分のものなのか、0のものなのか、分からなくなっている。 ふわりふわりと、風が遊ぶように自分の周りを回っている。 その風に対して、「どうした?」と問いかけるような気持ちで、 そっと自分の中にある雑念、ざわつきを抑えて、耳を澄ませる。 その中で、小さな小さな声を聞き取り、疑問の答えを求めていく。 恐らく0自身が今までやってきた行為を、今は自分がやっている。 気持ち悪い、といえば、そう。 でも、今は、あるがままに、思いつく方法、在り方に沿っている。 だからこそ、疑問は、尽きない。 風は、オレが今この状況に戸惑っていることを知っているらしく、 その戸惑いに対して、笑っているようだった。 「なになに?どうしたの?」というような、好奇心。 どうした?さあ?どうしたんだろう? 今度は自分に対して耳を澄ませる。 自分に何が起こっているのか、知るために。 とにかく、自分が思う0を探す。 辿り着く場所は、もちろんこの状況では自分しかいない。 仕方なく、自分に問う。 今、この状況は、どういうことだと思いますか?と。 すると、そっと答えが降りてくる。 高低差が、なくなったんだろう、と。 それも、実質的な変化ではなく、認識が繋がった結果、だと言う。 それは、どういうことなのか。 オレが0ではない、と認識していたのは。 決定的な差を感じていたから、と言えばそうだ。 まるで地の奥底から、先の見えないほどの、 とんでもないの高さのビルを見上げるような、そんな感じの差。 それが今は。 0を目の前に感じ、向き合い、同等の存在として話し合うような、 そんな感じになっている。 ふと、そう思うと、0がクスクスと笑った気がした。 困ってる困ってる、と、悪ガキのように笑っている。 目の前に0がいるように見えている気がするのに、 声が直接自分の中から聞こえる。 「最初から、差なんてなかった」と。 言ってしまえば、オレが0を神のように思い、頼っていた半面、 怖れていた、怯えていた、といえばいいかもしれない。 その感覚が薄れて、確かに今も神のように感じていながら、 決して自分から遠い場所の言葉ではなく、 手の届く場所にある、大きな大きな存在だと、やっと理解した。 ・・・らしい。 今の解釈すら、自分で導き出したものと錯覚しそうになったものの、 言葉が自然と湧き出るような感覚には、明らかに違和感を感じる。 恐らく0の言葉なんだろうが、よく分からない。 また0がクスクス笑っている。 戸惑ってるオレの反応が面白いらしい。 とにかく落ち着いて、自分の理解を越えていた今の言葉を整理する。 そう。そうだ。 オレは0を感じてはいたものの、触れたことはなかった。 そんな恐れ多いことをしようとも思わなかったし、 してもらえるとも思ってなかった。 それが今は、間近に感じ、触れ、思い、考えている。 今も当然、恐れ多いとは思ってはいるが。 一度、酷く怖れつつも触れた瞬間から、 0自身がオレの手を掴んで離さなくなった、ような感じ。 「よし捕まえた。逃げるなよ」とでも言われるかのような。 そんな、感じ。 そこから離して欲しくて、もがいていた時期が続いて。 今は、落ち着いている。 まあ、そんな感じだ。 でも、腑に落ちない。 0にそんなことをする理由がどこにある? ・・・オレ自身が、望んだこと? 確かに。 オレは0を存在させることを目標にしていた、と思う。 というか、0になりたかったのかもしれない。 でも、オレが0を「0」と呼ぶように、 0は存在できるはずの無いもので、 オマケに自分にはそれを成せるだけの力もないから、 ただの妄想で終わるものだと思っていた。 というか、今も思ってる。 そんなオレを、0は見捨てなかった、のかもしれない。 自分には何もできない。自分は何も知らない。 だから何も成せない。どうすることもできない。 生きたくない。他人は納得しないのかもしれないけど。 自分は、生きたくない。 そう思っていた頃に、0は現れた。 言ってしまえば、もう自殺することしか頭になかった頃、 0は自殺するだけの理由をオレに求めるなりなんなりで、 オレのことを引きずり倒すように、生かしていた。 本当の死が得られない代償として、オレは0に殺され続けた。 それで気を紛らわせていたのかもしれない。 そんな中で、0は本当の意味でのオレの死を 避けさせていたのかもしれない。 それからしばらく経って。 オレは自分でいろんなことの答えを求めて、0から離れた。 今思えば、そんな決断をした頃には、 本当の意味では死のうとしていなかったのかもしれない。 0にいろんなことを聞かされて。 どんな理由であれ、オレは生かされて、 コイツは自分の判断ではもう死なないだろう、と0は思ったのか、 自分勝手に行動を始めたオレを許してくれた、のかもしれない。 そして今。 いろんなことを考えて、やっとのことで 自分のことを認められそうになって。 それでも結局よく分からないまま、何か答えを求めて 0に手を伸ばしてしまって、こうなってしまった。 状況が呑み込めず、ほぼパニック状態のオレを、 0は面白そうに笑いながら見ている。 というか、なんだろう。 0がオレをオモチャにしている、気がする。 どういうわけか、0に触れられると、 自分から風が吹き出るような、そんな気がする。 さっきの風も、そうだったのかもしれない。 疑問が風という形で、回っていた、気がする。 いや、むしろこの今いる『自分の世界』自体が、 自分から漏れ出している、気がする。 そして0がそのことを利用して、オレで遊んでいるように思える。 オレが思う世界を、0が引き出して、遊んでいる、ような。 そんな感じだ。 恐らく0自体は、情報を得るための感覚を持っていない。 というのも、オレが人間として得た情報、感じたことを、 オレを通じて知って、そこからいろんなことに触れている、ようだからだ。 そうなると、恐ろしい事実に気が付く。 0が好きだと言っていた世界というのは、オレが感じていた世界であり、 オレが死ぬということは、その世界が消えることと同等で、 0にとってはそれが許せないこと、だったのかもしれない。 ということは。 すべての0の行為は、ある意味オレのためではなく、0自身のためで。 こうやって遊んでいることから推測すると。 オレと遊ぶ、世界に触れるために、すべての0の行為はあったのかもしれない。 0はただ自分のために行動していた。 その中でオレは0に必要とされていた。 でもオレ自身がオレを殺そうとしていた。 そんなオレに。 0はオレに自分の考えを押し付けることなく。 オレに問いかけ、オレに答えを求め、オレとして存在させ続けた。 そしてオレは0の判断ではなく、オレの判断で0に近付いて。 0はそれを喜んでくれたのかもしれない。 今、0に真意を聞いても、笑って誤摩化すばかりだ。 でも、もしそれが本当だとしても、なんら問題はない。 むしろ、0にとってオレがどういう存在なのか、 一つ可能性が見えて、嬉しい限りだ。 そう、思っていると、0に抱かれた。 ザワザワと、いろんな光景が巡る。 自分が、0が、好きだと言っていた、いろんな世界の在り方。 いろんな可能性が見えてくる、無限に広がる世界。 改めて、自分にとって0がどういう存在なのか、考えさせられる。 『世界を愛せる存在』『いろんな可能性を知る存在』 『諦めることを知らない存在』『自我の強い存在』 とにかく、大きな存在だ。 そんな存在に憧れ、目指したい、知りたい、と思える。 そしてそんな存在が、すぐそこにいると感じられる。 その存在自体が、オレを求めてくれる。 恋に似た感覚、かもしれない。 そう思うと。 結局、オレは自分のことが好きで。 この世界でいろんなことを感じられることが幸せで。 そんな自分を偽ることができないんだ、と思う。 そうなると。 オレが嫌いなものは、この世から何一つなくなっていく。 だから。やっぱり。 オレでない何かがオレを殺してくれない限り、オレは死ねないんだろう。 数年経った今も。結論だけは変わらない。 PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |