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理不尽な生


ビクっとした。
そろそろweb拍手を撤去しようか、と思った矢先。
拍手が1つ。
ここ数ヶ月なかった拍手。
これには意味があるのだろうか。
オレは、何かしただろうか。
ふと昨日の日記を読み返した。

・・・ふむ。
オレの無力さについて書いていた。
そう。そうだ。
オレに「誰かが生きることを望む」なんて大層なことはできない。
それはある意味、縛りだ。
「そのためだけに生きろ」と言い換えることだってできてしまう。
現にオレ自身がそうだ。
オレは誰かに「生きろ」と言われて生きてる。
それが苦しくて仕方がない。

でも。何かを創り出す立場として、思う。
どう存在させるべきか。
偶然の産物にはしたくない。
ただ、思いをつめこんで、絵にする。プログラムにする。
これでいいのだろうか。不安でたまらない。
本当は、オレは何も創らない方がいいのかもしれない。

「生きたい」ってなんだろう。
生きることを求める、ってなんだろう。
何故、オレは泣いているのだろう。
いや。そもそも。
オレ自身が、悲しいとされる対象なのか。
成り行きで産まれ、成り行きで生き、成り行きで死ぬ。
オレ自身が、オレに対して「悲しい」と思うのだろうか。
・・・分からない。
ただ、少なくとも、他には関係のないことだ。
オレの感情や望みなんてものは、他にとって無関係な出来事なのだから。

せめて、誰かがオレの死を願い、祈ってくれればいいのに。
そう思うからこそ。
オレは誰かの死を願い、祈るのかもしれない。
無理矢理生かされるより、死んだ方がマシなんだって。
そんな言葉を、成り行きで生まれてしまった何かに
投げかけるのかもしれない。

本当の絶望が欲しい。
拍手に「死ね」と書いてもらえるだけで、
オレの気持ちがどんなにスッキリすることだろう。
あぁ。
そう思うのなら、オレは死を望む誰かに向かって、
「死ね」という力を欲するべきなのかもしれない。
いつか自分に跳ね返ってくると信じて。
無力なりの足掻きを、するべきなのかもしれない。

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