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ブログ日記のようなものPAGE | 2903 2902 2901 2900 2899 2898 2897 2896 2895 2894 2893 | ADMIN | WRITE 2011.10.13 Thu 23:08:23 生きることへの輝きを思う・・・あぁ。 小さな箱庭から漏れる。広がっていく。 止めどなく、零れるように。 自分という波紋が広がって。 誰かという鏡に映り込む。 たくさんの人によって万華鏡を成していく。 うん。綺麗だよ。 愛してる。 でも、そこに映るべきだったのは、本当にオレだっただろうか? 怖くて怖くてたまらない。 オレは。確かに。愛した。 今という時間を生きている魚。不気味に潜む魚。 花を構成する花びら一枚一枚。 儚く沈む葉、陽気に弾む葉。 緩やかな水の流れ。弄ぶ渦の流れ。 雲は行き交う。時折走る閃光、雷。 月と太陽は浮かんでは沈んでいく。 そこに刻まれる、足跡という名の、波紋。 でも、すべては所詮プログラムだ。 『生』を知らない、プログラムだ。 だから。 『生』を表現するために。 アニメーションを担当するプログラマとして。 オレにできることを尽くした、と思う。 でも。 この世界の素案を出したのは別の人だ。 オレの自分勝手な解釈によって産まれた物が多々ある。 その世界の重要部分の大半を任されたオレは、 本当に他人から求められたをできただろうか? いわば、これは仕事だ。 個人的思想を持ち込むべきではなかった。 指示されて動くだけの、道具として動くべきだったのに。 オレは、企画という水面に、派手に波紋を立ててしまった。 誰が波紋を重ねて余韻を残せと言った? 誰が魚のアニメーションを、速さが曲がる角度で変化させろと言った? 誰が水に浮かぶ花や草を、ゆっくり波形を描きながら流せと言った? 自分勝手な行為を、どれだけ重ねただろう? どうして誰もそれを責めてくれないのだろう? 人が楽しそうに笑う。嬉しそうに眺める。 思い出して語る。多くの人が語る。 それこそ、自分が立てた波紋を、語る。 そういう状況なんだ、と実感してしまう度、泣きそうになる。 「それは『正しさ』じゃない。オレが犯した『間違い』なんだ」と。 何より、その『間違い』には大きな裏がある。 『自然』という概念を『生』として持っていない制作者。 『生』を邪見に扱う人々の姿。自分がやっていることに実感もなく喜ぶ姿。 きっと貴方は知らないんだ。『生』に触れられる幸せと感謝を。 幼い頃、オレが奪って酷く悲しんだ『生』が、目の前で弄ばれていく。 そしてどう足掻いても、『本当の生』には成り代われない。 そこにある『嫌み』を。 知らないんだ。 オレはきっと、社会に求められるべき人材じゃない。 自分の行為が僅かでも人の幸せを招いた、という事実があっても。 どこか悲しいばかりのオレは。 人間としておかしいのだから。 PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |