カレンダー最新コメント最新記事(03/29)
(11/09)
(06/29)
(02/10)
(09/19) 最新トラックバックプロフィールブログ内検索最古記事アクセス解析忍者アナライズ |
ブログ日記のようなものPAGE | 2993 2992 2991 2990 2989 2988 2987 2986 2985 2984 2983 | ADMIN | WRITE 2012.01.13 Fri 23:59:04 ただ泣く盛大に泣いた。 泣いてないて泣きまくった。 懐かしい場所だった。 今では家が建ち並ぶ畑、田んぼ。 草むらや、やぶの中の虫。 溝に潜む虫、小魚、オタマジャクシ、貝。 歩かれ続け剥き出しになった黒い土、埋もれた石。 あの頃の感覚に浸りながら、ゆっくり歩く。 何も考えていなかった。 自分のことばかり考えていた、とは思う。 それでも。 受け入れられていた気がしていた。 人の土地、ということで追い出され、 それ以来そこには踏み入れていないのの。 呼ばれた気がして、記憶に浸る。 記憶の中ですら、最早立ち入りたくなかった場所。 自分には立ち入る権利はなく。 楽しい、幸せだと感じているのは自分だけ。 だからダメだ、と。 でも。 悲しかったんだろう?悔しかったんだろう?と。 そう聞こえた気がして。泣いた。 幼心に、二度と来るなと言われたことが悲しかった。 でも人が有する権利に叶うことはない。子どもなら尚更。 かといって、どうこうするつもりもなく、ただ従った。 あの頃、泣きそびれた分が今更やってきたんだろうか。 泣かないとやってられない、なんて思いたくはない。 でも泣いてしまうのなら、ぐちゃぐちゃになるまで泣いてしまった方が。 他に影響を与えなくてすむかもしれない。 昔みたいに動けなくなるようなことにはならないかもしれない。 だったら今のうちに泣いておこう。 そう思う。 PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |