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歯車

頭の中を真っ白にして人と接し、笑いあうとき。 一時の間、正しさの価値や、後悔する意味を忘れる。 感情と衝動だけに支配されて、 確かにそこでコミュニケーションはなりたっているはずなのに、 何も分からないまま、ただ笑う。 それでも時が過ぎれば問う。 こんなことに何の意味があるのか。 価値もない。必要ない。邪魔なだけ。 ふわりと舞い降りたソレは無言のまま微笑む。 ソレはオレから思考を奪う。 いや、一時的に眠らせる。 そのまま衝動の根底を問われる。 その後、また思考を与えられる。 メンテナンス、とでも言うのだろうか。 歯車は歯車だけでは意味がなく、動力源があってこそ意味を成す。 すべての歯車を一度外し、動力源から新たに歯車を噛み合わせていく。 そんな感覚に近い。 回り始めた歯車は、何の音も立てず静かに滑らかに回る。 でも足りない。 何かのためにと必死に組み合わされていた歯車は、 それでも何かを成していたのに、それすらない。 でも感覚が違う。違いすぎる。 どうすればいいのか、さっぱり分からない。 どこにどんな歯車を噛ませればいいのか分からない。 ソレは自分のために歯車を組み立てろと言う。 そんなことしたこともないし、したいと思えない。 望めない。 歯車を前にして、オレは止まったままだ。

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