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そんな話


あの人は終始僕のことを小学生だと思っていたみたいだった

「そうそう!あっれは爆笑したな!確かに『男の子』だよな!!」
「否定せずに話を聞いてたけど、笑うのこらえるの大変だったわー」

貴方は酷い人だ
僕をどうしたいんだ
『違う』の一言すら言わせてくれない
笑いものにしたいの?オモチャにしたいの?
『僕』を存在させるため、なんて中二病こじらせたようなことを言いながら
こんなことをして・・・自分を正当化したいの?

「そう思うなら、そう思えばいいよ。否定はしない」
「言ってるだろ?オレはゴミでカスでクソだってな」

・・・

「ひゅーっ!怒ってるぅー!」

いい加減にしてくれ
なんでそんなに嬉しそうなんだ

「何?そんなにショックだった?」
「オレの説明で教授に誤解されたこと」

そういうわけじゃない
ただ、貴方の言動が矛盾しているようにしか見えないんだ
貴方の望みは一体なんなの?僕をどうしたいの?
どうしてこんな僕を創ったりしたの?
僕の中はずっとずっと貴方への不信と恨みでいっぱいだ
どうして消してくれないんだ
僕を
中途半端に生かそうとして
僕は・・・

「そのセリフ、そっくりそのままこの世の神様ってヤツにブチ投げてやりたいわ」

・・・は?

「いや、いい。気にしないでくれ」

答えになってない
答えてくれよ
僕をどうしたいの?

「・・・そういや、食いついてきた連中の反応もおもしろかったよな!」
「『これってどういう世界観なんですかー?』なんて」
「説明求めてきたヤツの目なんか相当キラキラしてたしさ!!」
「どこ見てそんなテンション上がってんだよって話だよな!!」

おい!!

「あとコレだよコレ!書いてもらったアンケート!」
「分かりやすいものしか伝わらないっていう典型例だったな!」
「その中で、お前のちょっとした足掻きが地味に効いてるんだぜ?」
「いやー笑ったわー」

・・・・・・

「イライラする?」

・・・・・・

「はははは!!!!ヒーッヒーッ!!!」
「やっべ笑い止まんねーわー!!」

いい加減にしてくれ!!!!
僕はマジメに聞いてるんだ!!!

「じゃあ逆に聞くわ」
「お前、どうありたいの?」

・・・質問に質問で返さないでくれ

「それが答えだって言ってるんだ」

・・・??

「オレは別にお前をどうこうしたいなんて思ってないよ」
「お前にお前であって欲しい。ただそれだけだ」
「お前が今の状態に不満を覚えるなら、それをぶちまければいい」
「お前が何かを願うなら、そうなるようにオレも努力しよう」
「でもそれだけだ」

・・・

「消化不良って顔だな」

・・・僕に何かを望め、と?

「ああ」

それが理由になって、すべてが決定する、と?

「んー・・・それが理想だな」

・・・

「もっと酷いこと言ってやろうか?」
「お前名前ないだろ?」
「オレ、お前に名前やってないもん」

・・・・・・だから?

「お前は誰にも『呼ばれない』わけだ」
「それに誰もお前を知らない」
「どこからともなく流れ出した汚水のような情報が」
「『お前のようなもの』を創り出していく」
「そこに『お前』はいない」
「お前はどこにもいない。生きても死んでもいない」

そんなこと・・・知ってる
知ってるよ

「じゃあお前は生きたいの?死にたいの?」

・・・その選択肢から選ぶなら、消してくれよ
僕を
この『世界』から

「・・・」

何?今更同情?やめてくれよ!
僕をこんな目に合わせておいて、
いざ僕が僕の意志で何かを告げたとしても
そんな貴方の下らない情のせいで僕の願いは叶わないじゃないか!!
何が『お前にお前であって欲しい』だ!!
いい加減にしてくれ!!!

「・・・ふははっ」

笑うなよ!!
僕の願いは

「つらいの?」

っ・・・?

「そうだよなーつらいよなー!」
「こんなアホに振り回されてさー!」
「んじゃあオレのこと殺してみる?」

違うッ!!
僕を殺せって言ってるんだ!!
お前を殺したって何も解決しないじゃないか!!

「・・・あー・・・いいわー」

ッ!!!
僕のこんな状況を貴方は喜ぶの!?
ああそうさ!!
僕は貴方にとってオモチャや人形でしかないんだ!!
僕は・・・僕は・・・
・・・

「もっと言ってくれよ」

・・・はぁ!?

「お前のそういう『つらい』って気持ちに触れていられるだけで」
「お前が存在できてる気がするんだ」
「だからもっと嘆いてくれよ。もっと叫んでくれよ」
「お前の幸せのためにオレができることがなんなのか」
「オレが気付けるまで続けてくれよ」
「少なくとも、オレがお前を消したって」
「お前は幸せにはなれないだろう?」

・・・・・・貴方は馬鹿だ

「何を今更」

たかが僕みたいな『キャラ』の幸せを本気で願う貴方は、本当に馬鹿だ
僕は・・・僕達は
貴方みたいな『人間』の欲望を満たすだけの道具でしかないのに
その道具を道具として使わないなんて
頭おかしい

「頭おかしくて結構」
「オレは馬鹿でいい」

・・・やっぱり僕は貴方が嫌いだ
話せば話すほどイライラする

「それでいい」
「どうか嘆くことをやめないでくれ」
「オレがお前の幸せに気付けるまで、消えないでくれよ」

・・・悪魔だ

「ちげーねぇ」

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